日産「マーチ」は今後どうなる? キューブなど日産車が続々と廃止される理由
コンパクトカーだけじゃない! セダンの「ティアナ」も生産終了?
キューブのほかにも、生産を終えるのが「ティアナ」です。販売店では以下のようにコメントしています。
「ティアナは2019年10月頃から、順次、注文できるグレードやメーカーオプションの種類を減らします。価格の安いグレード(XE)、ガラスルーフなどから、カットすることになりそうです。
おそらく2019年内に国内販売を終えるので、11月の注文が最後になるでしょう。フルモデルチェンジとか、マイナーチェンジを施す予定は聞いていません。
ティアナは車内の広い上質なセダンで、『セフィーロ』の時代から購入しているお客さまもおられます。改良を行ってエマージェンシーブレーキ(緊急自動ブレーキ)も採用したので、今後も売り続けて欲しいです」
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日本国内で販売される現在の日産車は、以前に比べると車種数を大幅に減らしました。しかもマーチのように2010年以前に発売されたクルマが多く、前述のように2008年に登場したキューブは、2019年内に生産を終えます。
ティアナは1か月の登録台数が200台以下に落ち込んでいましたが、日本で発売されたのは2014年です。設計が比較的新しいので、テコ入れを図る価値のあるクルマでしょう。マーチと同様、廃止するのは惜しいです。
いまの日産で堅調に売れるのは、ノートやセレナ、エクストレイル、デイズ、デイズルークスの5車種のみです。メーカー別の販売ランキング順位も、トヨタ、ホンダ、スズキ、ダイハツに次ぐ5位まで下がりました。
日産ファンにとって、車種の削減と販売の低下は、寂しい現実です。日産の関係者からは「2020年以降は、国内で販売する車種ラインナップを再構築します」という話も聞かれます。
実際、欧州では新型「マイクラ(日本名:マーチ)もフルモデルチェンジしています。ついに欧州の新型マーチを日本に導入して復活もあるのか、今後の日産に期待したいと思います。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。
え~!昨日はディーラーから聞いた話としてマーチが生産終了すると書いてましたよねっ!
それが今日になったら、生産終了が近付いていますとの噂がありますと書き換えられてる!
昨日書いた内容は間違いだったって事ですか?
なんだかすごく無責任なんですけどっ!
消費者を損させないのが信条なんじゃないんですか?
いい加減な情報をさも決まりみたいに書いて消費者を惑わせるのは損させてるんじゃないんですか?
間違ってたんならごめんなさいって言うべきだと思いますけどっ!