ホンダ伝統の「タイプS」10年ぶり復活へ! アキュラが次期セダンの「タイプSコンセプト」を発表
ホンダのプレミアムブランド「アキュラ」は、伝統のスポーティグレード「タイプS」の新型モデルを示唆するコンセプトカーを発表しました。10年ぶりの復活となるタイプSは、どんなモデルとして登場したのでしょうか。
アキュラとして10年ぶりのタイプS復活
ホンダが北米で展開するプレミアムブランド「アキュラ」は、同ブランドのスポーティモデルに与えられる称号「タイプS」の新型車を示唆するコンセプトカー「タイプSコンセプト」を、モントレー(カルフォルニア州)でおこなわれる「モントレー・カー・ウィーク」で発表しました。
2019年8月15日(現地時間)のレセプションでワールドプレミアされるこのクルマは、アキュラとして10年ぶりとなるタイプS復活だといいます。いったい、どんなクルマなのでしょうか。
今回発表されたタイプSコンセプトは、同ブランドのスーパースポーツカーである2代目「NSX」のデビューから始まった、アキュラのブランドアイコン「プレシジョン・クラフテッド・パフォーマンス」への復帰を実現するための段階を表しているといいます。
アキュラブランドで最後にタイプSが設定された第3世代の「TL」以来、約10年間の休止期間を経て発表されたタイプSコンセプトは、今後登場する第2世代の「TLX」のタイプSモデルに大きな影響を与えると、アキュラは説明しています。
アキュラのブランドオフィサーを務めるジョン池田氏は、次のように説明しています。
「アキュラを『パフォーマンス重視のラグジュアリーブランド』としての本来のルーツへ戻すという目的においては、タイプSの復活が役立ちます。
NSXの復活から、北米のスポーツカーレースでの勝利、そして『RDX』をはじめとする新世代モデル登場に至るまで、アキュラは独自性のある本物のブランド価値を基盤として、1台ずつブランドを活性化していきます」
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タイプSコンセプトの外観は、プレシジョン・クラフテッド・パフォーマンスの本質を表現することを目的に、アキュラのデザインチームによって作られました。
2016年のデトロイトモーターショーで発表されたアキュラの次世代デザインを示唆するコンセプトモデル「アキュラプレシジョンコンセプト」の方針に基づいてデザインされていて、Aピラーから前方に伸びる広いフードを備えた幅の広いトラックと、低いスタンスが特徴です。
足回りには、4輪すべてに4ピストンキャリパーを備えた高性能なブレンボ製ブレーキが装備され、十分な制動力とスポーティな外観を両立しています。
ボディカラーにはタイプSコンセプト用に作られた「ダブルアペックスブルーパール」が用いられていますが、これは、タイプSの伝統ともいえる青色を採用することで、歴代モデルに敬意を表すものだといいます。
アキュラは、今後2年間でタイプSモデルを2車種登場させる予定です。
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