人気コンパクトカー買うならどれ? ヴィッツ、フィット、マツダ2の燃費や使い勝手を比較
トヨタ「ヴィッツ」、ホンダ「フィット」、マツダ「マツダ2」は、コンパクトカージャンルのなかで人気が高いクルマです。今回はこの3車種のなかで、購入するならどのクルマがおすすめなのか、価格やパワートレイン、使い勝手などから比較紹介します。
人気のコンパクトカー3車種、今売れているのはどれ?
国内の新車市場では、依然としてコンパクトカーの人気は高く、2019年上半期(1月から6月)の新車販売台数ランキング(軽・輸入車除く)を見てみると、日産「ノート」が6万8543台で首位に立ち、続く2位にはトヨタ「アクア」が6万349台と追いかけています。
そんななか、元祖コンパクトカーモデルといえるトヨタ「ヴィッツ」(10位・4万5279台)、ホンダ「フィット」(11位・4万5089台)の販売も順調です。また、少し差は開きますが26位に2万507台を記録しているマツダ「デミオ」は、2019年7月に一部改良を施すとともに、車名を「マツダ2」に変更しています。
今回は、フィット、ヴィッツ、マツダ2の3台を比較していきます。
フィットは、ハイブリッド車とガソリン車の2種類を設定。ハイブリッド車は「SPORT HYBRID i-DCDハイブリッドシステム」を採用し、37.2km/L(JC08モード、以下同様)を達成しました。
ガソリン車は、標準モデルに搭載されている1.3リッターエンジンと、上級モデルに搭載されている1.5リッターエンジンを用意。1.3リッター仕様では24.6km/L、1.5リッター仕様は22.2km/Lとなっています。
ヴィッツもフィットと同様に、ハイブリッド車とガソリン車の2種類を設定。ハイブリッド車は「Toyota Hybrid System II」を採用し、34.4km/Lを達成。ガソリン車はハイブリッド車の技術が注がれた、アイドリングストップ機能付の1.3リッターエンジンを搭載し、25.0km/Lです。
マツダ2は、ほかの2車種とは違いガソリン車とディーゼル車の2種類を設定。ガソリン車は、高効率直噴エンジンである1.5リッターエンジンを搭載し、WLTCモードで19.8km/Lを実現しています。(
ディーゼル車では、燃費と環境性能を向上させ、静粛性にも優れた1.5リッターのディーゼルエンジンを採用し、25.2km/Lです。
3車種で共通しているガソリン車ではヴィッツの25.km/Lが、フィットとヴィッツで共通しているハイブリッド車ではフィットの37.2km/Lが、それぞれ優れています。
また、ヴィッツはGRシリーズ(全3モデル)というスポーティモデルを設定し、フィットはデザインの上質さに磨きをかけたフィットモデューロスタイル、マツダ2はモータースポーツベース車として15MBというグレードを展開するなど、各モデルで個性を表現する仕様を用意しているのも特徴です。
マツダ2は装備が過剰で価格が高くなったもんな…
実用性ではフィット一押し。