自動車税を期限内に納めないとどうなる? 滞納者を待ち受ける過酷な現実とは
財産やクルマの差し押さえも! 本当はこわい自動車税滞納
自動車税の延滞金の計算方法は少し複雑ですが、こちらも5月末を納付期限とする全国の都道府県で同じ計算式となっています。
まず、2019年12月31日までの延滞金の計算では、納付期限の翌日からひと月を経過する日までの期間については年2.6%、その後の期間については年8.9%の割合で計算します。
延滞金の金額が1000円未満であるときはその全額を切り捨て、延滞金の金額が1000円以上でかつ100円未満の端数金額があるときは、その端数金額を切り捨てます。
延滞金のベースとなるのは自動車税の額です。簡単にいうと、自動車税が高ければ高いほど、1000円以上の延滞金が早く付き、低額であるほど遅く付くことになります。
例えば、自家用乗用車の最高自動車税額は12万7000円(排気量6リッター超で自動車税11万1000円に15%の重課となった場合の税額。端数切捨て)で、この場合1000円以上の延滞金がつくのは7月24日からとなりますが、排気量1.5リッターから2リッターのクルマの自動車税(重課無し)3万9500円では、10月5日からとなります。
自動車税を納めないままほったらかしにしておくと、督促状の言葉も徐々に厳しくなって、最後は「差押最終通告」が送付され、給料やクルマ本体の差し押さえが始まります。
また、自動車税を納めていないと車検を受けることができません。もちろん、その間、自宅や携帯電話などに電話もかかり始めますし、東京都のように携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を使って、納税の催促を始める自治体も出てきています。
これは自動車税に限らず、固定資産税などの滞納者に対して、納付期限を知らせたり、折り返しの電話を求めたりする内容となります。仕事で電話に出られない人にも確実にメッセージが残せるため効果が期待されています。
なお、自動車税は分割での納付も可能なので、一度に納めることができない場合は自治体の自動車税管理事務所などに相談することをおすすめします。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
使用者課税と所有者課税が共存している時点で落第、先ずは用途において誰が納めるべきかを見直すのが先だろ
納税を果たしていない使用者の車に車検を受けさせないなら逆に不正改造などで使用禁止になった車も陸運局と情報を共有して課税を延期するとか措置を取れって話だろ、とにかく警察が車庫証を発行した本拠の位置に属する車の使用者が課税を免れる乗り出し方を改めるべきだろ
何でも事情も汲まずに延滞と喚くのは話の筋が違う!代替え売買や永久抹消に税制が柔軟な体制で備えないから延滞問題が後を絶たないだけの話だろ