近未来なセンターメーターは減っている? 視認性向上目指した車のメーター事情とは
センターメーターのメリットあっても、廃止している車種も多い理由とは?
しかし、最近ではフルモデルチェンジなどのタイミングで、従来のハンドル奥に配置を戻しているものもあります。日産のSUV「エクストレイル」は、初代モデルはセンターメーターを採用していましたが、2代目、3代目(現行モデル)では、従来のメーター配置に戻しています。
初代のエクストレイルについて、日産は「初代モデルは、インストルメントパネル中央にセンターメーターを配し、視認性も良く、車両情報を乗員全員で共有できる仕様になっています。しかし、2代目以降ではドライバーの高い視認性を優先するために、大型でシンプルなメーターに変更していました」と説明しています。
また、ダイハツの軽自動車「タント」は、2003年に登場した初代モデルから2代目(2007年)、3代目(2013年)までセンターメーターを採用していました。
しかし、2019年7月に4代目へとフルモデルチェンジした際には、ダッシュボードの中央部に配置されていたメーターがドライバー寄りに延長された横長のデザインに変更されています。
新型タントのメーター配置について、ダイハツは次のように説明しています。
「メーター位置やステアリングなどのレイアウトを見直すことで、視線移動量を少なくし運転疲労が少なく安全、安心に運転できるドライビングポジションを実現しています」
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センターメーターについては、自動車メーカーやモデルごとに採用基準が異なりますが、どちらもドライバーの視認性や安全性に考慮されたうえで採用されているようです。
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