なぜ交通違反が免除? 無法地帯な外交官ナンバー車の実情とは

都市部を走行していると、青色の「外交官ナンバー」を付けたクルマを見かけることがあります。しかしいま、その外交官ナンバーを付けたクルマによる駐車違反が社会問題となっています。なぜ彼らは違反を繰り返すのでしょうか?

道路交通法が免除!?外交官ナンバーは無敵のナンバーなのか

 都市部を走行していると、青色の「外交官ナンバー」を付けたクルマを見かけることがあります。

 外交官ナンバーとは、日本に駐在している大使館員や領事館員などが使用する車両を付いていますが、最近では駐車違反や道路交通法違反が社会問題となっているようです。なぜ、外交官関係者らの車両が違反行為を行っているのでしょうか。

外交官ナンバーのイメージ

 通常、駐車違反をした場合、クルマの所有者は反則金や放置違反金を納めなければいけません。

 違反金を納めなければ次回の車検を受けられないほか、裁判にかけられたり、預貯金などを差し押さえられたりしますが、外交官ナンバーが付けられたクルマは、自動車税の納付義務が免除されたり、日本の道路交通法の規制を受けないという特徴があります。

 この特権を利用し、放置違反金の支払いを無視し続け、時効を迎える「踏み倒し」が問題となっています。

 東京都内において踏み倒しを迎えた外国の外交官ナンバーの台数は、2017年度だけでおよそ3千件に昇り、1台あたり1万5千円の違反金と仮定すると、4千500万円が踏み倒されたことになります。

 外交官は「ウィーン条約(外交関係条約)」に基づいて、日本の法律が適応対象外となります。身体の不可侵(身柄の拘束・逮捕されない)、裁判権の免除(司法によって訴追されない)が国際的に保障されているのです。外交官ナンバーが付けられたクルマには車検制度も適用されないので、反則金を支払わなくても乗り続けることができてしまうのです。

 外交官ナンバーのクルマが駐車違反をしていた場合、警察や交通監視員は取り締まりを行います。しかし、ウィーン条約がある以上は強制的な行動はできませんので、実情は口頭での注意のみとなってしまうようです。

 外交官ナンバーとひとことでいっても、種類は細かく分けると4つが存在し、それぞれ最初の一文字が機関を示しています。

「外」の文字が○で囲まれたものは、特命全権大使の専用車につけられるナンバー、「外」が付いたものは大使館員の公用車につけられるナンバー、「領」が付いたものは領事館員の公用車につけられるナンバー、「代」が付いたものは通商代表部の公用車につけられるナンバーとなっています。

意外と普通のクルマが多い!?外交官ナンバーの画像(5枚)

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コメント

2件のコメント

  1. 「車のニュース」見ませんので、配信至急中止してください

    • あなたの都合なんて知りません。
      自分で設定してみたら如何ですか?