人気ミニバン徹底解説! トヨタ「シエンタ」ホンダ「フリード」の細かすぎる違いとは

人気コンパクトミニバンのシエンタとフリードは、デザインこそ大きな違いはあるものの、価格帯やグレード展開、ボディサイズや燃費などあらゆる部分が似通っているクルマです。ともなれば両車は一体どこが違うのかと疑問に思ってしまう方も多いでしょう。今回は、そんな両車の違いについて解説していきます。

人気のコンパクトミニバン シエンタとフリードはどこが違う?

 トヨタの「シエンタ」とホンダの「フリード」は、共にコンパクトなボディに3列シートを備えたミニバンです。5ナンバーサイズの全長と全幅にハイトのある全高が与えられ、1.5リッターのガソリンエンジンとハイブリッドエンジンがラインナップされており、駆動方式に2WDと4WDがある点も一緒です(4WDはガソリンモデルのみ)。
 
 メーカーとデザインは違えど、ボディサイズ、乗車定員、エンジンラインナップ、安全装備までシエンタとフリードはほぼ一緒です。ここまで似通ったクルマが2台あると、どこに違いがあってどのように選んだら良いのか迷ってしまう方も多いはずです。そこで今回は、両車の違いについて解説していきます。

トヨタ シエンタとホンダ フリード

 トヨタのシエンタ、そしてホンダのフリード。その両車ともに安全装備が充実しています。シエンタは衝突回避支援パッケージの「トヨタ セーフティ センス」を一部グレードに設定し、フリードにも安全運転支援システムの「ホンダセンシング」をタイプ別に設定しています。最近は運転支援システムを全車標準装備するクルマも増えてきましたが、この両車ともに一部グレードに標準装備となっています。

 まずはボディサイズの違いから見ていきましょう。シエンタのボディサイズは全長4235mm×全幅1695mm×全高1675mm。フリードのボディサイズは全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mmとなっています。両車のボディサイズを比較してみると、シエンタの方が30mm全長が短く、35mm全高が低くなっており、全幅は全く一緒の数値です。シエンタの方が若干コンパクトではありますが、それぞれ30mm程度の違いなので、サイズ感はほとんど同じです。

 それでは、インテリアの違いはどうでしょうか。シエンタのダッシュボードは立体的な造形の運転席中央にメーターが配置されており、外観と同じく個性的な作りになっています。対するフリードのダッシュボードにも運転席の中央にメーターが配置されていますが、シエンタよりも奥まった位置に配置されています。全体的に水平基調でいかにもホンダらしいデザインです。

 次に2列目のシートです。シエンタ、フリード共に2列目シートには6人乗りと7人乗り仕様が設定されています。シエンタの6人乗り仕様の2列目シートは、6人乗りでありながらベンチシートに似た形状になっていて、キャプテンシートのようになっていないため3列目へのウォークスルーができません。

 フリードの6人乗り仕様の2列目は、シートがきちんとセパレートされているうえにアームレストを備えているので、座り心地に“特等席”感があって快適に座ることができ、3列目へのウォークスルーも可能です。シートのスライド量も大きいので、小柄な方であれば足を組むこともできます。

 シエンタの7人乗り仕様の2列目は一般的なベンチタイプのシートです。そのため、6人乗り仕様のシートにあったドリンクホルダーや小物入れがなくなります。しかし、ドアポケットに小物入れを装備しているので、飲み物の置き場に困ることはないでしょう。

 フリードの7人乗り仕様の2列目は、シエンタの7人乗り仕様には無かったアームレストがセンターに付いています。そのため、2列目に2人乗車するときでも落ち着きを感じられます。スライドドアにはドリンクホルダーも付いているので快適に移動することが可能です。

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