重視するのは「機能性?それとも見た目?」 トヨタ86カスタムへの道【LEDランプ編】

エクステリアの仕上げはTOM’Sエンブレム

 エアロやマフラー、ホイールやテールランプなど、ありとあらゆる外装パーツをTOM’S製で仕上げたら、エクステリアの最後の仕上げに付けたくなるのがエンブレム。

 こだわり抜いて選んだカスタムパーツだからこそ、そのメーカーのブランドである事をアピールしたいと思うはず。外装パーツをフルTOM’Sでコンプリートした私の愛車にも、もちろんTOM’Sエンブレムを装着します。

TOM’Sコンプリート思想に基づくTOM’Sエンブレム

「こちらはトムスの完成したコンプリートカーである証というか、トムスのパーツでカスタムしている事を示すエンブレムとなっています。トムスのマインドを持っている証として、使ってほしいパーツです」と桑原氏。

 このエンブレムを装着した事で、私の86も晴れてTOM’Sマインドを持ったコンプリートカーとなりました。今回、ライト類にもTOM’Sの製品を選んだ1番の理由。それは、『国連欧州経済委員会規則(ECE規則)適合品表示マーク』(通称Eマーク)による認証済みのパーツである事。

 このマークが取得できる商品は、厳しい国際基準に合格しているので安全性が高く、気になる車検にも対応しているのです。そんなEマークについて、桑原氏は次のように付け加えます。

「Eマークは国際基準のマークで、現在世界基準として認められている基準です。ライト類をはじめとするクルマの部品にはEマークが定められていて、トムスの商品もLEDランプをはじめとしたラインナップにはEマークを取得して車検対応の商品として販売しています。

 Eマークは本来の車検の基準とは異なるのですが、ヨーロッパ基準で、車両に限らずいろんな産業製品の安全性とか保安性を統一しようという国際基準の1つです。実はEマークの基準の方が保安基準より厳しいので、大まかにいうとそれが付いていれば車検もOKといってもいいという認識です」

LED化で完成したエクステリア

 流れるテールランプとLEDのライセンスバルブ、そしてTOM’Sエンブレム装着された私の「86」。テールランプに動きが出た事で見た目がカッコよくなったのはもちろんですが、何より驚いたのはその明るさでした。

 田舎町に住んでいる私の家の駐車場は、街灯がほとんどなくて真っ暗。駐車スペースの枠線も薄くなっているので、夜中に帰宅をすると暗いバックモニターをなんとなく見ながら感覚で駐車しているのが実情でした。

 しかし、ライセンスランプをLED化した事で、暗闇の中でもバックモニターに映る画像がクリアになり、視界も良好。夜中でも、バックで駐車する事が怖くなくなりました。これは、全く想像もしていなかった嬉しい効果です。

 シンプルで信頼度の高い純正パーツもいいけれど、カスタムが進むにつれて存在感が増していく1つ1つのパーツの思いがけない効果に、さらに愛着が湧いていく。

 カスタムに夢中になる人は、その感覚が忘れられず、自分の理想に向けたコンプリートを目指すのかもしれません。

【了】

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