初代「プリウス」を上回る好燃費も実現! 非ハイブリッド車ランキングTOP5
ベーシックなコンパクトカーも健闘
●4位 マツダ「デミオ」4万8182台 前年比97.7%
1996年にデビューしたコンパクトカーであるマツダ「デミオ」は、現在、2014年にモデルチェンジされた4代目となっています。
大幅なマイナーチェンジを繰り返し、現在は「SKYACTIV-D 1.5」と名付けられた、最高出力105馬力、JC08モード燃費30km/L(2WD・MT車)の低燃費を誇るクリーンディーゼルエンジンと、110馬力を発揮する「SKYACTIV-G 1.5」ガソリンエンジンの2種類を用意しています。
ボディサイズは全長4060mm、全幅1695mm、全高1525mmで、最小回転半径4.7mと、文字通りコンパクトで視界の良さと相まって、市街地での取り回しはまったく問題ありません。
価格は、ベーシックなガソリンエンジンの「15C」が139万3200円(2WD車)と159万8400円(4WD車)。
クリーンディーゼルエンジンのベーシックグレード「XD」は181万4400円(2WD車・6EC-AT/6MTともに)と201万9600円(4WD車・6EC-AT)。
レザーシートを備えたトップグレードの「XD Touring L Package」では207万3600円(2WD車・6EC-AT/6MTともに)と227万8800円(4WD車・6EC-AT)となっています。
●5位 トヨタ「パッソ」4万7871台 前年比88.3%
トヨタのエントリーモデル「パッソ」はダイハツ「ブーン」の兄弟車として2006年に発売されました。
現行モデルは2016年に登場した3代目で、2018年のマイナーチェンジではベーシックグレードの「X」を除いて、トヨタの衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載し、「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」に適合しています。
エンジンは最高出力69馬力の1リッター直列3気筒で、全長3680mm、全幅1665mm、全高1,25mm、車重910kg(2WD車)のコンパクトで軽量なボディをキビキビ走らせられます。
最小回転半径4.6mと軽自動車に匹敵する数値なので、狭い駐車場でも不安になることはありません。
軽量コンパクトなボディは燃費にも好ましく、JC08モードで28km/L(2WD車)と24.4km/L(4WD車)で、同じエンジンを搭載する他のモデルと比べても圧倒的な低燃費です。
ちなみに、初代「プリウス」が10・15モードで28km/L(初期モデル)でしたから、「パッソ」は初代「プリウス」の燃費を凌駕しているということです。
価格はベーシックな「X」が117万7200円(2WD車)、お洒落な外観で女性に人気の「MODA」シリーズ最上級グレード「MODA “G package”」が169万5600円(2WD車)と186万8400円(4WD車)ですので、燃費と価格を考えると、ハイブリッド車をラインナップする必然性は見いだせません。
【了】