かつてのファミリーカーも今は希少車に!? 200万円台の国産セダン5選

200万円台のフラッグシップセダンとベーシックセダン

●マツダ「アテンザ」

美しいフォルムをまとうマツダのフラッグシップセダン「アテンザ」

 マツダ「アテンザ」は、実質の「カペラ」シリーズの後継として、「Zoom-Zoom」というブランドフレーズとともに2002年に初代が誕生しました。2008年に発売された2代目では、ドライバーがウインカーを使用する時に接近してくる車両があると警告を行う「リアビークルモニタリングシステム」を日本車として初めてオプション設定しています。

 2012年に登場した3代目は、イメージを一新する新デザインテーマの「魂動(こどう)」と、新世代技術の「SKYACTIV TECHNOLOGY」を採用したフラッグシップモデルとなりました。

 現行モデルは全長4865mm、全幅1840mm、全高1450mmとフラッグシップに相応しい大きさに。流麗なボディラインに魅了されて購入したオーナーも多かったのではないでしょうか。

 そんな新型アテンザも、ベーシックグレードの「20S」(2WD・6EC-AT)なら282万9600円です。ピストン形状を変更し、中低速トルク向上と実用燃費の向上を図った、最高出力156馬力/最大トルク20.3kg-mを発揮する「SKYACTIV-G 2.0」エンジンのピックアップは軽快ですし、マツダ独自の姿勢制御技術「G-ベクタリング コントロール」や配光を自動でコントロールする「アダプティブLEDヘッドライト」、衝突事故軽減ブレーキや全車速追従機能付クルーズ・コントロールも標準装備されていますので、美しいフォルムと安心を手に入れたい方にオススメです。

●ホンダ「シビックセダン」

一度はラインナップから消えたものの復活を遂げた「シビックセダン」

 ホンダ「シビック」は1972年に初代が販売されました。現行モデルは2017年から日本で販売され、10代目になります。

 初代のコンパクトなFF2ボックススタイルとは大きく変わり、現行モデルの「シビックセダン」では全長4650mm、全幅1800mm、全高1415mmと、だいぶ大柄な印象に。エンジンは173馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒DOHCターボエンジンで、22.4kg-mの高トルクにより約1300kgの車体を軽々と走らせてくれます。

 ホンダ独自の先進安全装備「ホンダセンシング」を標準装備しているにも関わらず、価格は265万320円と。軽快な走りを楽しめるクルマなのにJC08モード燃費19.4km/Lという点も、購入後のランニングコストを考えると大きな魅力です。

「シビック」というと「タイプR」が大きな話題となり、いまやセダン、ハッチバックは影に隠れた印象もありますが、ある意味新世代のベーシックセダンとして希少な存在かもしれません。

●スバル「インプレッサG4」

安全性に磨きをかけたスバルのベーシックセダン「インプレッサG4」

 スバル「インプレッサG4」は、1992年に発売された「インプレッサ」シリーズの後継モデルとなります。「インプレッサ」といえば三菱の「ランサーエボリューション」とともに世界中のラリーシーンで活躍したイメージを強く持っている方も多いとは思います。

 2011年にデビューした4代目からハッチバックは「インプレッサスポーツ」、4ドアセダンは「インプレッサG4」とネーミングされ、走りの気持ちよさと環境性能の向上をメインテーマとして開発されました。

 現行モデルは2016年にデビューした5代目となり、操舵応答性と操舵安定性を向上させながら衝突安全性も向上させた、スバルの新世代プラットフォームを採用。

 搭載エンジンは最高出力154馬力/最大トルク20.0kg-mを発揮する2リッター水平対向と、最高出力115馬力/最大トルク15.1kg-mの1.6リッター水平対向で、どちらも組み合わされるトランスミッションは「リニアトロニック」と呼ばれるCVTになり、駆動方式はFFとAWDが選択可能です。

 国産車で初採用となる「歩行者保護エアバッグ」を全車に標準装備し、運転支援システム「EyeSight」と合わせ、安全性能では国内トップクラスとなっています。

 先進的な安全運転支援装備を満載した「インプレッサG4」ですが、最上位のスポーティモデルである「2.0i-S EyeSight」でも、FFなら車両本体価格239万7600円。AWDを選んでも261万3600円です。さらに、スタンダードモデルの「1.6i-L EyeSight」のFFなら194万4000円と200万円を切る価格で販売されています。

【了】

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