トヨタ新型「“クラウン顔”セダン」まもなく登場! 3ボックスの「伝統セダン」が激変! クラウンより安い「アバロン」中国で発表へ
2022年にアメリカで製造・販売を終えたトヨタの大型セダン「アバロン」ですが、ビッグマイナーチェンジが発表間近です。いったいどのようなクルマに仕上がっているのでしょうか。
クラウン顔セダンまもなく登場
2022年にアメリカで製造・販売を終えたトヨタの大型セダン「アバロン」ですが、中国では外観の大幅な刷新をともなうビッグマイナーチェンジが発表間近です。いったいどのようなクルマに仕上がっているのでしょうか。
「アバロン」は北米市場向けの最上位セダンとして1994年に誕生しました。海外向けカムリ(日本ではセプターとして販売)をベースにボディを延長、1MZ-VE型3.0リッター V型6気筒エンジンを合わせて広々とした室内とパワフルな走行性能を誇りました。日本市場では1995年に販売を開始、1999年には2代目アバロンを「プロナード」として投入しましたが、トヨタのラインナップでは競合車種が多く、思うように販売は伸びませんでした。

最新モデルである5代目は2018年に登場し、この世代から初めて中国市場にも投入されました。アメリカでは「クラウンクロスオーバー」に置き換えられる形で2023年に終売した一方、中国市場では依然として販売が続いており、2022年と2024年にはエクステリアの細かな刷新や、装備の向上を盛り込んだマイナーチェンジを実施しています。
今では中国専売車種となったアバロンですが、2026年7月には中国政府への届出情報から、3度目となるマイナーチェンジモデルの様子が明らかとなりました。今回のアップデートではボディはそのままに、エクステリアを丸ごと刷新、2023年登場の「クラウンセダン」のような見た目になったのが最大の特徴です。
従来のアバロンは大きく広がった二段構えのフロントグリルが特徴的でしたが、新モデルではクラウンセダンと同じ八角形の縦グリルを下部に備えています。ヘッドライトユニットもシャープな意匠のものへと刷新された一方、クラウンセダンでは中央部分も光る横一直線のデイライトであるのに対し、アバロンでは左右のみが点灯します。
リアはクラウンセダンと異なり、アバロンの特徴であったダックテール風のトランクリッドが残されています。テールライトは二段構えのデザインに、そしてナンバープレートの位置はリアバンパーに移設されるなど、フロント同様の大幅な刷新が施されました。クラウンセダンは昨今の流行を取り入れたファストバック風ボディとなっている一方、アバロンはより一般的なセダン形状であるスリーボックスのボディを保っており、保守的な印象も感じさせます。
外観だけでなく、インテリアもほぼ全てが刷新されています。ダッシュボードはよりフラットになり、物理ボタンレスな15.6インチのセンターディスプレイが中央に鎮座します。従来のインストルメントパネルも8.8インチのシンプルなディスプレイ1枚へと置き換えられ、昨今のEVで見られるような簡素な構成となります。
中国向けのビッグマイナーチェンジで内装も刷新するのは2025年に日産が発売した「ティアナ」でも見られた傾向です。「アルティマ」のビッグマイナーチェンジとして登場したティアナもコックピット周りがフラットでシンプルなものへと変わるなど、中国の消費者が求める流行を取り入れています。
内外装はアップデートされたものの、パワートレインは従来とおおむね同じであると中国政府への届出情報から判明しています。情報からはM20A-FKS型2.0リッター直列4気筒エンジン搭載の純ガソリンモデル、そしてA25A-FXS型2.5リッター直列4気筒エンジン搭載のHEVモデルが確認されていますが、旧モデルにあった2.0リッターHEVモデルが同じく用意されるかは不明です。
新型アバロンはこれまで同様に第一汽車との合弁会社「一汽トヨタ」が製造・販売を担当します。一汽トヨタではクラウンセダンも輸入車として取り扱っていますが、中国では輸入車に対する関税が高く、中国での販売価格は29.90~34.90万元(邦貨換算:約708.7~827.3万円)となります。
そのため、クラウンセダンは余程の「クラウン愛好家」でないと選ばれないモデルとなっており、「同じ見た目だけどより手の届きやすい車種」として新型アバロンが今回投入されたと考えられます。新型アバロンの価格はまだ明らかとなっていませんが、現行モデルと同様の18~26万元前後(約430~620万円)になると見られます。各パワートレインやグレードの正式な販売価格は11月5日の発売と同時に発表されることでしょう。




























































