35年ぶり復活!? 新「“2ドア”スポーツカー」公開! “1万回転”回る「V8エンジン」×6速MT搭載! 初代アウディ・クワトロを再解釈した「オーディシャスIV」英国モデルとは
英国のオーディシャス・オートモーティブは2026年10月30日、往年の名車アウディ「クワトロ」を現代的に再解釈したスポーツカー「オーディシャス IV」の詳細を明らかにしました。どのような特徴があるのでしょうか。
レトロな外観に高性能V8エンジンを搭載!
英国のオーディシャス・オートモーティブ(Audacious Automotive)は2026年10月30日(現地時間)、新たなスポーツカー「オーディシャス IV(Audacious IV)」の詳細を明らかにしました。
往年のアウディ「クワトロ」を思わせるレトロなデザインと、最高1万回転を目指す高回転型V8エンジンなどを組み合わせた、個性的なモデルとなっています。

クワトロは、アウディが1980年に発表した高性能スポーツクーペです。
当時としては画期的なフルタイム4WDシステムを搭載し、世界ラリー選手権(WRC)でも活躍。優れた走行性能と特徴的なデザインによって、今なお多くのファンから支持される名車として知られています。
その後、クワトロは改良を重ねながら販売され、1991年5月に生産を終了しました。
今回登場したオーディシャス IVは、そんな初代クワトロが生産を終えてから35年となる2026年に、その姿や走りの魅力を現代の技術で再解釈したモデルです。
ただし、アウディが公式に復活させたわけではなく、英国の独立系メーカーが開発する特別なスポーツカーとなります。
最大の特徴となるのが、1980年代の高性能車を思わせる直線的なボディデザインです。低く構えたフロントノーズに角形のヘッドライト、直線的なボディラインを採用。大きく張り出した前後のフェンダーや迫力あるリアスポイラーも備え、往年のラリーカーを思わせる力強いスタイルに仕上げています。
一方で、車体の構造やメカニズムには、2000年代に登場したアウディの高性能モデル「RS4(B7型)」を採用しています。
RS4は、4.2リッターV型8気筒自然吸気エンジンと6速MT、フルタイム4WDシステム「クワトロ」を組み合わせたスポーツモデルです。
オーディシャス IVでは、そのRS4が持つ車体構造やサスペンション、ブレーキ、ステアリング、駆動系などの基本設計を活用しながら、初代クワトロを思わせるボディを組み合わせています。
ボディは、初代クワトロのルーフやガラスなどを活用し、スチールとアルミニウムで製作する仕様と、新たにカーボンファイバー製のボディを製作する仕様の2種類を設定しています。
特にカーボンファイバー仕様では、初代クワトロの車体を用意する必要がなく、軽量化も追求されています。
インテリアも、エクステリアと同様にレトロな雰囲気を重視しています。
直線を基調としたダッシュボードやアナログ感のあるメーター、クラシカルなスイッチ類などを採用し、現代のクルマに多い大型ディスプレイ中心の室内とは異なるデザインに仕上げています。
公開された車両では、ブラウン系の内装色やチェック柄のシート生地なども用いられ、往年のスポーツカーを思わせる独特の雰囲気を演出しています。
また、ボディカラーや内装素材、足回りのセッティングなどは購入者の希望に応じて変更でき、一台ごとに異なる仕様を製作することも可能です。
そんなオーディシャス IVですが、特に注目したいのがパワートレインです。
エンジンには、RS4をベースとする4.2リッターV型8気筒エンジンを採用。スーパーチャージャーを追加した「ステージ1」仕様では最高出力600馬力を発生します。
さらに、エンジン内部の部品や冷却系、燃料供給系などを強化した「ステージ2」仕様では、最高出力750馬力を実現しています。
加えて、最高回転数1万rpmを目指して開発される特別な高回転型エンジン仕様も用意されています。
この1万回転仕様には、自然吸気エンジンとスーパーチャージャー付きエンジンの2種類が設定され、合計4種類のエンジン仕様から選択できる計画です。
なお、1万回転仕様の最高出力については、現時点では明らかにされていません。
トランスミッションはいずれの仕様も6速MTを組み合わせ、駆動方式にはトルセン式のフルタイム4WDシステムを採用します。
また、メーカーは0-60mph(約96km/h)加速3.4秒未満、最高速度200mph(約322km/h)という高い性能を掲げています。
現代の高性能スポーツカーではATや電動化が進んでいますが、オーディシャス IVは大排気量V8エンジンと6速MT、機械式4WDを組み合わせ、ドライバーが直接クルマを操る楽しさを追求したモデルといえます。
※ ※ ※
オーディシャス IVの生産台数は、世界限定50台を予定しています。
価格は35万ポンド(約7380万円 ※2026年11月上旬時点での為替レート換算)からとなっており、ベース車両の調達費用や個別仕様の追加費用、税金、登録費用などは別途必要です。
英国エディンバラ近郊の拠点で製作され、最初の顧客向け車両は2027年後半の納車が見込まれています。


































