リッター27.8km走る! トヨタの「小型スポーツセダン」に注目! 全長4.4mの「カローラ」級ボディ&専用エアロ採用 「ヤリスATIV GRスポーツ」タイ仕様とは?
トヨタがタイで販売する「ヤリスATIV」には、スポーティな「GRスポーツ」が設定されています。日本未発売の4ドアセダンですが、どのような特徴があるのでしょうか。
トヨタの小型セダン「ヤリスATIV GRスポーツ」とは!
トヨタがタイで展開するコンパクトセダン「ヤリスATIV(エイティブ)」。日本では販売されていないモデルですが、現地では高い人気を集めており、スポーティな「GRスポーツ」もラインナップされています。
日本のヤリスとは異なる4ドアセダンに、GRスポーツが設定されているのは興味深いところです。どのような特徴があるのでしょうか。
ヤリスATIVは、2017年にタイで初代モデルがデビュー。2022年には現行型となる2代目が登場し、東南アジアの一部地域では「ヴィオス」の名称でも販売されています。
日本仕様のヤリスとは車両の基本設計が異なり、ダイハツが開発を担当したDNGAプラットフォームを採用し、トヨタとダイハツが進めてきた新興国向け小型車開発の一環として誕生したモデルです。
ダイハツが開発を担い、トヨタブランドで販売されていますが、ダイハツブランドの姉妹車は設定されていません。

ヤリスATIVのラインナップは、1.2リッターガソリン車に加え、2025年8月に登場した1.5リッターハイブリッド車(HEV)も用意されています。そのHEVモデルに設定されているスポーティ仕様が「HEV GRスポーツ」です。
GRスポーツのボディサイズは全長4440mm×全幅1740mm×全高1480mm、ホイールベースは2620mmです。
「ヤリス」という車名ですが、ボディサイズは日本仕様のヤリスよりもひと回り大きく、むしろ「カローラセダン」に近い大きさです。
日本のカローラセダン(全長4495mm×全幅1745mm)と比較すると、全長は55mm短く、全幅もわずか5mmの差にとどまります。セダンらしい伸びやかなスタイルも特徴です。
GRスポーツの外観は、GRロゴをあしらった専用フロントグリルやフロントスポイラー、サイドスカート、リアスポイラーなどを採用。大きな開口部を持つフロントグリルと、車体下部のエアロパーツによって、標準仕様よりも精悍な印象に仕上げられています。
さらに、足元には専用デザインの17インチアルミホイールを装着。ブラックルーフやブラックのドアミラーも用意され、スポーティな外観を引き立てています。
内装はブラックを基調とし、GRロゴ入りのシートやステアリングホイールを採用。シートには合成皮革を使用し、落ち着いた雰囲気のなかにスポーティな要素を取り入れました。
快適装備も充実しており、10.1インチのタッチスクリーンディスプレイや、Apple CarPlayとAndroid Autoへのワイヤレス接続に対応。Pioneer製の6スピーカーや、後席用のエアコン吹き出し口なども備わります。
パワートレインは、1.5リッター直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムで、システム最高出力は111PSを発揮します。
燃費性能も特徴のひとつで、タイの公表値ではGRスポーツが27.8km/L、通常のHEV Premiumが29.4km/Lを実現しています。なお、これらは現地の試験基準による数値で、日本のWLTCモード燃費とは異なります。
また、GRスポーツでは専用チューニングを施したサスペンションと電動パワーステアリングを採用。単に外観をスポーティに仕上げるだけでなく、足回りや操舵系にも手が加えられているのが特徴です。
安全装備についても、衝突被害軽減ブレーキを含む「Toyota Safety Sense」を採用。全車速対応のアダプティブクルーズコントロールや車線維持支援機能に加え、パノラミックビューモニターなども備えています。
タイでのヤリスATIV HEV GRスポーツの価格は77万9000バーツ(約364万円)です(2026年10月下旬時点のレート、以下同)。
通常のハイブリッド仕様「HEV Premium」は72万9000バーツ(約341万円)で、GR スポーツは5万バーツ(約23万円)高い設定となっています。
なお、1.2リッターガソリン車は56万9000バーツ(約266万円)からです。
※ ※ ※
ヤリスATIV GRスポーツは、実用的なコンパクトセダンをベースに、専用の内外装や足回りを組み合わせたモデルです。
日本向けのヤリスにはない4ドアセダンというボディ形状に加え、専用チューニングによってスポーティな走りも追求した、タイ市場ならではのラインナップだといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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