BMW Motorrad新型「本格アドベンチャー」が売れすぎて「受注停止」に! まるで「カブ」な斬新“クラッチレス”採用の「F 450 GS」納期遅れの可能性も
ビー・エム・ダブリューは、2026年10月28日にBMW Motorradのミドル・クラス・アドベンチャー・モデル「F 450 GS(エフ・ヨンヒャクゴジュウ・ジーエス)」の新規注文の受付を、一時的に停止すると発表しました。当初計画していた台数を大きく上回る注文が寄せられたことが理由です。
大人気の新型ミドルクラスアドベンチャー受注停止
ビー・エム・ダブリューは、2026年10月28日にBMW Motorradのミドル・クラス・アドベンチャー・モデル「F 450 GS(エフ・ヨンヒャクゴジュウ・ジーエス)」の新規注文の受付を、一時的に停止すると発表しました。当初計画していた台数を大きく上回る注文が寄せられたことが理由です。
同社はユーザーへ少しでも早く車両を届けるため、生産体制の強化を進めています。しかし世界的に受注台数が生産能力を超えている状況にあり、新規注文の受付をいったん止める判断に至りました。
さらに、すでに注文を済ませて納車を待っているユーザーについても、当初の予定より納車時期が遅れる可能性があるとしています。

F 450 GSは、拡大を続けるミドル・クラス市場に狙いを定めた戦略的な一台で、GSファミリーの次なる一歩として開発されました。
軽快なハンドリングや優れた運動性能、最新技術を求める幅広いライダーを想定しており、日常の移動からツーリング、スポーティな走り、さらにオフロード走行まで、多彩なシーンをこなす高い汎用性を備えています。ダウン・サイジング志向が強まるなか、このクラスにおける理想的なバランスを提供するモデルといえます。
パワートレインの中心となるのは、完全新設計の並列2気筒エンジンです。最高出力は35kW(48hp)/8750rpm、最大トルクは43Nm/6750rpmを発生します。135度のクランクピン・オフセットとバランス・シャフトを採用したことで、振動を抑えながらも心地よい鼓動感を味わえるフィーリングに仕上げられています。燃費性能は約26.3km/Lと優秀で、14Lの燃料タンクと組み合わせることにより、約350km以上の航続距離を確保しています。
とりわけ注目を集めているのが、新開発の「Easy Ride Clutch(ERC)」です。ホンダ「スーパーカブ」などで用いられている遠心クラッチを進化させたこのシステムは、発進や変速、低速走行、オフロード走行といった場面でクラッチ操作を必要としません。操作性と快適性が大きく向上するうえ、Shift Assistant Proと組み合わせれば、クラッチレバーに触れることなくシームレスなシフトチェンジも可能になります。
車体には、軽量ながら高い剛性を備えた新設計のスチール・チューブラー・フレームを採用しました。サスペンションはフロントにKYB製の倒立フォークを装着し、リアには高いねじり剛性を確保したアルミ製スイング・アームとKYB製モノショックを組み合わせています。
電子制御も充実しています。「Rain」「Road」「Enduro」の3つのライディング・モードを標準で備えるほか、ABS Pro、DTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)、MSR(エンジン・ドラッグ・コントロール)も標準搭載とし、さまざまな走行状況で高い安全性と制動力を発揮します。
ライダーまわりの装備としては、大型の6.5インチTFTディスプレイを備えたコネクティビティ機能を搭載しました。DTCや制動力などの詳細な情報を表示できるだけでなく、走行中の通話や音楽再生、ナビゲーションも利用できます。コクピット周辺にはUSB-C電源も用意されています。フロントマスクを特徴づけているのは、アイコニックなX型のデイライトを持つLEDヘッドライトです。
ラインアップは個性の異なる3つのバリエーションで構成されています。
ツーリング向けに装備を充実させた「エクスクルーシブ」は、カラーが「コスミック・ブラック」で、価格(消費税込、以下同)は96万1000円です。ギアシフト・アシスタント・プロ、ライディング・モード・プロ、ハンド・プロテクター、樹脂製のエンジン・アンダーガード、クリア・ウィンドウ・シールドを装備しています。
「スポーツ」は「レーシング・レッド」をまとい、スポーツ・サスペンションを備えたモデルで、価格は98万4000円です。ギアシフト・アシスタント・プロ、ライディング・モード・プロ、ハンド・プロテクター、スポーツ・サスペンション、樹脂製のエンジン・アンダーガード、クリア・ウィンドウ・シールドを搭載しています。
最上級モデルの「GSトロフィー」は「レーシング・ブルー・メタリック」を採用し、新開発のEasy Ride Clutch(ERC)を標準装備して103万3000円で販売されます。装備はギアシフト・アシスタント・プロ、ライディング・モード・プロ、ハンド・プロテクター、スポーツ・サスペンション、エンジン・アンダーガード、イージーライドクラッチ、アルミニウム製のエンジン・アンダーガード、ラリー・スモーク・ウィンドウ・シールドです。なお、全モデルに3年保証が付きます。
扱いやすい排気量に新開発のクラッチ・システムや充実した電子制御を盛り込み、100万円前後の価格帯に収めたF 450 GSは、ダウン・サイジングを求めるライダーの期待に応えるモデルとして、市場から強い支持を得ていることがうかがえます。
今後の納期や注文受付の再開に関する最新情報は、購入を検討中のユーザーとすでに注文済みのユーザーの双方に向けて、正規ディーラーを通じて順次案内される予定です。
BMW Motorradは安定した供給体制を早期に確立し、一日も早く車両を届けられるよう、引き続き最大限の努力を続けていくとしています。
Writer: くるまのニュース編集部
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