停車時に「シートが自動で下がる」!? トライアンフ新型「タイガー1200」発表! 前後レーダー搭載&158馬力の超豪華アドベンチャー登場
トライアンフ モーターサイクルズジャパンは、2026年10月27日に次世代のフラッグシップアドベンチャーとなる新型「TIGER 1200(タイガー1200)」シリーズを発表しました。
全面進化した大型アドベンチャーモデル
トライアンフ モーターサイクルズジャパンは、2026年10月27日に次世代のフラッグシップアドベンチャーとなる新型「TIGER 1200(タイガー1200)」シリーズを発表しました。
国内では「GT Pro」、「Rally Pro」、「GT Explorer」の3モデルを展開し、発売は2027年1月を予定しています。
今回のモデルチェンジは、単に速さを求めることだけが狙いではありません。走行性能、デジタルとのつながり、周囲を把握する力、そして停車時の安心感を一つの車体にまとめ上げたことが特徴です。
排気量1200ccの「T-Plane」三気筒エンジンは最高出力158PS/9250rpmを発生し、従来モデルから8PS向上しました。新設計のシリンダーヘッドと新ピストン、軽量化した吸排気バルブを採用し、より精密な燃料噴射とフリーフロー化した排気系を組み合わせています。燃焼効率とガスフローを改善した結果、低回転域から豊かなトルクを引き出せるようになりました。

1速から3速までのギア比に加え、プライマリーとファイナルのドライブ比も見直しています。バイクがエンストせずに極めてゆっくりと進むことができる最低速度は6km/h低減しており、渋滞やUターンでも精密なコントロールが可能です。このほか、クランクシャフト、バランサーシャフト、カムプロフィール、6速ギアボックス、シャフトドライブにも改良を施しました。
注目したいのが、トライアンフとボッシュ社が共同開発した前後レーダーです。先進ライダー支援システム(ARAS)を一つのネットワークとして統合し、前方車両との距離から後方の接近車両までを継続的に捉えて、ライダーの認知、予測、操作を支えます。
前方に向けては、アダプティブクルーズコントロール、ダイナミッククルーズコントロール、オーバーテイクアシスト、カーブスピードコントロールを搭載。グループライドアシスト、ライディングディスタンスアシスト、前方衝突警告、緊急ブレーキアシストも備えています。
後方にはブラインドスポットアシストとリアディスタンスワーニングを搭載しています。ただし、これらはライダーに代わって走るための機能ではなく、状況の把握と判断を支援するためのものです。
足まわりでは、トライアンフとして初めてSHOWA製「EERA HEIGHTFLEXセミアクティブサスペンション」を採用しました。停車が近づくと、油圧制御でリアサスペンションの圧力を下げ、シート高を30mm自動的に低減します。発進後は数秒以内に本来の高さへ戻ります。
GT ProとRally Proでは、作動時の停車時シート高が790mmとなり、従来モデルにローシートを装着した状態よりも40mm低い設定です。自動セルフレベリング機能とセンタースタンドアシストも備えています。ダンピングはFirm、Medium、Softの3段階から選べ、6軸IMU(慣性計測装置)を含むセンサー情報をもとに減衰力を連続的に調整します。
3モデルすべてに19インチのフロントと17インチのリアホイールを採用し、前後200mmのサスペンショントラベルを確保しました。
GTはキャストアルミホイールを装着し、スポーティなオンロード特性を備えています。
Rallyはサイドレーススポークホイールにより、オフロードでの対応力を高めました。ブレーキにはブレンボ製Stylemaキャリパーを採用し、最新世代のトライアンフシフトアシストも搭載しています。
装備面も充実しています。新しいボッシュ製7インチHDタッチスクリーンはIP6K9Kの防塵・防水性能を備え、走行中はスイッチキューブによる操作や音声操作が可能です。燃料タンク上部には、冷却ファンを備えた防水のスマートフォン収納部を設け、最大3A/15WのUSB(Type C)充電にも対応しました。
アダプティブLEDプロジェクターヘッドライトは、車体の傾斜角15度と30度で追加LEDを順次点灯します。シートはフォーム厚を10mm増やし、ヒーテッドシートと3段階のグリップヒーターを全モデルに標準装備しました。
燃料タンク容量はProが20リッター、Explorerが30リッターです。GT Explorerにはタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)も装備されています。
また、Rally Proにはオフロード向けのライディングモードと追加のプロテクションが装備されています。
同社チーフ・プロダクト・オフィサーのスティーブ・サージェント氏は、新型モデルを「TIGER 1200にとって真の転換点」と位置づけており、直感的でライディングを邪魔しないテクノロジーを目指したと説明しています。
価格(消費税込、以下同)は、GT Proがサファイアブラックで279万5000円、アルミニウムシルバー/パシフィックブルーで282万5000円です。
Rally Proはアッシュグレーが289万5000円、マットカーキグリーンが294万円となります。
GT Explorerはグラナイトが289万5000円、アルミニウムシルバー/パシフィックブルーが292万5000円です。いずれも2027年1月の発売を予定しています。
走りと先進装備、そして停車時の扱いやすさまでを一台に凝縮した新型TIGER 1200は、長距離を走るアドベンチャーの新たな基準を示す存在といえそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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