日産「ケンメリ」そっくり“軽自動車”! 伝説の「GT-R」バッジ搭載で“公道走行”もOK! 玄人も唸る「ホンモノ志向」の“斬新モデル”がスゴイ!「幻のちびメリ」の正体とは!
カスタムカーの祭典「東京オートサロン2027」が2027年1月に開催されます。毎回さまざまなカスタムカーが登場する同イベントについて、過去に登場した印象深い一台を振り返って紹介します。
伝説の「GT-R」バッジ搭載!
約2か月後に迫った2027年1月には、幕張メッセを舞台にカスタムカーの祭典「東京オートサロン」が開催されます。
同イベントには毎回さまざまなカスタムカーが登場しますが、中でも大きな注目を集めているのが、日本自動車大学校(NATS)が出展する遊び心満載のモデルたちです。
2024年の同ショーでお披露目された「幻のちびメリ」も、そんなNATSらしさがあふれる渾身の一台でした。
一体どんなモデルだったのか、ここであらためて振り返ります。

ベース車両となっているのは、スズキが1983年2月に発売したピックアップトラック型の2シーター軽自動車「マイティボーイ」です。
ボディサイズは、代表的なグレードで全長3195mm×全幅1395mm×全高1320mm。
2代目「セルボ」のリアルーフを切り取って大胆にオープンデッキ化した独特のエクステリアが特徴的でしたが、当時は「スタイリッシュな軽ピックアップ」という概念があまり定着せず、1988年に生産を終了。
しかし現在では、その珍しいコンセプトと希少性も相まって、コアな人気を誇るレア車となっています。
そんなマイティボーイに掛け合わせたモチーフが、日産の「スカイラインハードトップ 2000GT-Rレーシングコンセプト」です。
同車は、怒涛の49連勝を含む52勝を挙げた「スカイラインハードトップ 2000GT-R」の後継レースカーとして1972年の東京モーターショーに出展されました。
先代の記録を塗り替える活躍が期待されたものの、オイルショック等の影響で日産ワークス活動が休止となり、一度も実戦デビューを果たせなかったことから「幻のケンメリ」と呼ばれています。
そして「幻のちびメリ」は、奇抜なレアカーであるマイティボーイを、今なお根強い人気を誇る伝説のコンセプトモデル風に仕立てることで大きな話題を呼びました。
フォルムこそマイティボーイですが、ケンメリの純正部品を基にしたNATSオリジナルのカスタムパーツを装着し、ケンメリならではの力強くレーシーなエクステリアを再現。
深みのあるメタリックダークグリーンとゴールドのカラーリングをはじめ、リアサイドの「Skyline」ロゴ、「73」のゼッケン、タイヤの黄色い「DUNLOP」ロゴに至るまで徹底的にこだわって作り込まれています。
インテリアも、バンザイレーシングB.R.EオリジナルコンペハンドルやTRUSTシリウスメーターを備え、レースモデルらしいスパルタンな雰囲気に仕上げられました。
エンジンはマイティボーイ純正の550cc・F5A型(最高出力28ps)をそのまま搭載していますが、足元にはTRUSTストリートダンパーを採用するなど、小気味よい走りが楽しめるカスタムが施されています。
そんな「幻のちびメリ」は、これほど本格的なカスタムが施されていながら、公道走行が可能であることも大きな魅力でした。
もしカスタムカーとして市販化されていたなら、絶大な人気を集めていたかもしれませんね。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。



































