トヨタ「ランクル300」より“ちょっと大きい” 新型「“3列7人乗り”大型SUV」世界初公開! 全長5m超えの堂々ボディ&“豪華内装”! マッサージ機能もあるBYD「ATTO 8」仏国で披露
BYDは2026年10月12日、フランスで開催された「パリモーターショー2026」で、同社のSUVラインナップの頂点に立つ新型「ATTO 8」を世界初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
全長5m超えの3列7人乗りSUV!
中国のBYDは2026年10月12日(現地時間)、フランスで開催された「パリモーターショー2026」で、新型フラッグシップSUV「ATTO 8(アット エイト)」を世界初公開しました。
BYDは、ATTO 8によって3列7人乗りの室内空間や内装の質感、先進技術に新たな基準を打ち立てるとともに、急速充電技術「FLASH Charging(フラッシュチャージング)」をラインナップに導入するとしています。
ATTO 8は、BYDのSUVラインナップで頂点に位置づけられるモデルです。ボディサイズは全長5040mm×全幅1996mm×全高1760mmで、フルサイズSUVのクラスに属し、7人の乗員と荷物をゆったり収められるといいます。
ちなみに日本で人気の大型SUV、トヨタ「ランドクルーザー300」は全長4950〜4985mm×全幅1980〜1990mm×全高1925〜1935mmです。ATTO 8は、全長と全幅がそれぞれの最大値を55mm、6mm上回る一方、全高は165〜175mm低くなっています。
エクステリアは、BYDのデザイン言語を最新の形に進化させたものです。フロントには極細の一体型デイタイムランニングライトとマトリクスLEDヘッドライトを配置し、ロアバンパーの鋭い角でワイド感を強調。ダーク仕上げのCピラーとクロームで飾ったDピラーで、車体を長く見せるデザインとしています。
リアでは、「インフィニティノット」と呼ぶテールランプが光るBYDロゴを挟みます。ルーフスポイラーやリアクォーターパネルのエッジは空力性能を高め、航続距離の最大化に貢献するといいます。

パワートレインはBEV(バッテリー式電気自動車)の2タイプで、後輪駆動の「Design RWD(デザイン RWD)」と、4輪駆動の「Excellence AWD(エクセレンス AWD)」が用意されます。
デザイン RWDはリアに1基のモーターを搭載し、最高出力462馬力・最大トルク365Nmを発生します。0-100km/h加速は8秒で、115kWhのバッテリーによる国際調和排出ガス・燃費試験法(WLTP)の複合モードの航続距離は653kmです。
一方、エクセレンス AWDはフロントにもモーターを追加し、システム最高出力775馬力・最大トルク775Nmを発生します。0-100km/h加速は4.6秒で、バッテリー容量はデザイン RWDと同じながら、航続距離は602kmです。
ATTO 8は、欧州のBYD車として初めて第2世代の「Blade Battery(ブレードバッテリー)」を搭載しました。FLASH Chargingを使えば、バッテリーは10%から70%までを5分、10%から97%までを9分で充電でき、マイナス30℃の環境でも20%から97%までを12分で充電できるといいます。
さらにBYDは、2027年末までに欧州で3000か所のFLASH Chargingのステーションを設置する計画です。10%から97%までの充電時間は、ライバルSUVが10%から80%まで充電する時間のおよそ3分の1だとしています。
インテリアには、面積2.39平方メートルのパノラマガラスルーフを採用。両仕様とも、10.25インチのデジタルメーター、26インチのワイドなヘッドアップディスプレイ、Googleの機能を組み込んだ15.6インチのタッチスクリーンを備えます。
前席と2列目の左右席には、ヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能を装備。3列目の2座にも調整式ヘッドレストを備え、3ゾーンエアコンを標準装備し、全席が本革仕立てです。
オーディオは、デザイン RWDが10スピーカーのサウンドシステム、エクセレンス AWDが21スピーカーの「DiSound」です。また、マイナス6℃まで冷却し、50℃まで加温できる冷温庫も備えます。
荷室容量は3列使用時でも270リットルあり、2列目と3列目を倒せば1960リットルまで拡大。さらに一泊分のバッグが入る136リットルのフロントトランクも用意します。
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なお、会場ではピックアップトラック「SHARK DMO(シャーク ディーエムオー)」が欧州市場向けに初披露されたほか、5人乗り仕様の「DOLPHIN SURF(ドルフィン サーフ)」も披露されました。
ATTO 8は、2027年第1四半期に欧州各国の販売店で発売される予定です。今回の発表では、価格は明らかにされていません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。




















