新車183万円で「5人」乗れる! ダイハツ「“新”スライドドアワゴン」発売! 「数万円値上げ」で懸念も? “子育て世代”に人気殺到の「トール」改良モデルが販売店でも話題に
ダイハツ「トール」の一部改良モデルについて、販売店に最新情報を聞いてみました。
「トール」の一部改良モデルの納期は3〜4か月が目安
2026年8月31日、ダイハツは小型乗用車「トール」の一部改良を発表し、同日より販売を開始しました。
ディーラーにはどのような反響や問い合わせがあるのでしょうか。

トールは、2016年11月に登場した、ダイハツが企画・開発を手がけるコンパクトハイトワゴンです。
ダイハツ製の軽自動車が培ってきた小回りの良さと使い勝手の良さに関するノウハウを、乗用車のコンパクトハイトワゴンというカテゴリーに落とし込んだモデルといえます。
狭い道でも扱いやすいサイズ感、ファミリーユースにも十分な室内空間、両側スライドドアによる高い実用性を手頃な価格で満たしている点こそが、デビューから10年近くにわたり支持され続けてきた理由でしょう。
トヨタには当初、「ルーミー」「タンク」の2モデルとしてOEM供給されていましたが、2020年のマイナーチェンジとトヨタの販売網再編にあわせ、ルーミーへと一本化されました。
そのほかスバルにも「ジャスティ」としてOEM展開されているなど、多彩な派生モデルを持つことも特徴です。
ダイハツにおいては、同社の軽自動車を何度も乗り継いできたユーザーにとって、トールはその選択肢の受け皿となる存在で、軽自動車からのステップアップニーズに対応しています。
パワートレインは1リッター3気筒自然吸気(NA)エンジンと同ターボエンジンが用意されており、カタログ燃費は18.4km/L(WLTCモード燃費:2WD・NA車)と十分な性能を発揮しています。
ボディサイズは、全長3700〜3705mm×全幅1670mm×全高1735mm、ホイールベースは2490mmです。軽自動車よりも少々大きい程度の5ナンバーサイズに収まりながら、コンパクトハイトワゴン&電動スライドドアを備えるなど、使い勝手の良さも魅力のひとつとなっています。
今回実施された一部改良では、主にボディカラーの変更や安全装備・機能面のアップデートなどが図られました。
ボディカラーには、新色「イエローイッシュブラッククリスタルマイカ」「グレイッシュオリーブメタリック」「ブラックマイカメタリック×グレイッシュオリーブメタリック(2トーン)」が採用されています。
また「シャイニングホワイトパール」「クールバイオレットクリスタルシャイン」「ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(2トーン)」も新たに設定されました。
安全面では、予防安全機能「スマートアシスト」に、対横断自転車検知機能や「交差点右折時の対向車線の車両」「右左折時の対向方向から来る横断歩行者」の検知機能が追加されています。あわせてリアコーナーセンサーを2個追加し、予防安全性を高めました。
またACC(アダプティブクルーズコントロール)の先行車検知距離および精度が改善されたことで、従来よりも滑らかな挙動を実現しています。
加えて、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)とSRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)が標準装備化され、万が一の衝突時における安全性もさらに高められました。
このほか装備面では、ヘッドランプ点灯延長機能が新たに追加されたほか、ベーシックな「X」グレードにも運転席シートリフターや運転席アームレスト、「自発光式2眼メーター(タコメーター付き)」「TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」が新採用され、装備の充実が図られています。
車両本体価格は、183万400円から234万6300円です(いずれも消費税込み)。
一部改良を実施したトールに寄せられたユーザーからの反響について、9月下旬にダイハツのディーラーに問い合わせてみました。
「今回の一部改良は装備面のアップデートが主な変更なので、お客様からのお問い合わせも少なめですが、たまたまご商談のタイミングと重なったお客様のなかには『値上がりしたのか知りたい』とのご質問をいただきます。
グレードにもよりますが、3〜5万円ほどの値上がりとなっております。
トールは人気があるため、ご納期は来年の1月以降が目安となっております」
他のダイハツディーラーにも問い合わせてみました。
「子育て世代の方に人気が高いモデルなので、値上げとご納期には敏感なお客様が多いです。
今回、安全面でのアップデートが行われているのと同時に、数万円の値上げとなっているため、いかに相殺以上の意味があるかをお伝えしていく必要があると感じております。
ご納期については、早くて年明けを予定しております。目安として3〜4か月となっております」
200万円前後の価格で、5ナンバーサイズ、コンパクトハイトワゴン&電動スライドドアという、子育て世代はもちろん、多くのユーザーにとって使い勝手のよいモデルといえるトール。人気が出るのは当然といえるでしょう。
それだけに、数か月の納期を見越した動きが必要となりそうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。




























