1414万円から! レクサス「最高級セダン」はどんな人が買う? 「セルシオ」から乗り継ぐ人も! 全車ハイブリッドになった「LS」販売店に聞いた
レクサスは2026年9月10日、フラッグシップセダン「LS」の一部改良モデルを発表し、同日より全国のレクサス店で販売を開始しました。現行型の登場から間もなく10年目を迎える今回の改良は、走りの質を徹底的に磨き上げた内容です。販売の最前線ではどのように受け止められているのでしょうか。
熟成の10年目を迎えたレクサス旗艦セダン「LS」に販売店の反響は
レクサスは2026年9月10日、フラッグシップセダン「LS」の一部改良モデルを発表し、同日より全国のレクサス店で販売を開始しました。販売現場ではどのような声が集まっているのでしょうか。
LSは1989年、レクサスブランドの創設とともに米国で誕生し、フラッグシップとしてブランドの礎を築いてきました。日本では3代目まで、トヨタ「セルシオ」として販売されていたモデルです。
現行型は2017年10月に登場した通算5代目で、6ライトウインドウの流麗なクーペ風フォルムと「TNGA GA-L」プラットフォームを採用しています。ボディサイズは全長5235mm×全幅1900mm×全高1450~1460mmです。
LSというクルマについて、レクサスセールスコンサルタントはこう語ります。
「LSオーナー様には、セルシオ時代から乗り継いでくださっている方も少なくありません。それだけに、LSという名前に特別な思いを持たれている方が多いと感じます」

今回の改良の柱は、レクサスが「Lexus Driving Signature」と呼ぶ走りの味をさらに深めることです。
従来のフロントエンドとリヤエンドに加えて新たにセンタートンネルを補強し、ボディの体幹を強化しました。
リアサスペンションブレースとラゲッジブレースには、熱硬化樹脂を塗布して焼き付けるレスポンス向上減衰構造「REDS」を採用し、高周波振動を抑えて操縦安定性と乗り心地を高めています。
この改良についてセールスコンサルタントは、「カタログの数字には表れにくい改良ですが、LSのお客様はその違いを敏感に感じ取られる方が多いです。路面からの細かな振動が減ったことは、試乗をしていただき、多数の方に体感していただいています」と話します。
あわせて、可変減衰サスペンション「AVS」と電動パワーステアリング「EPS」のチューニングも行われました。
より自然でコントロールしやすい操舵フィーリングと、ロールやピッチの揺れが少ないフラットな車両姿勢を追求し、ドライバーの意図に忠実な応答を実現したといいます。
これに対してセールスコンサルタントは、「ご自身で運転される方からは、大きなボディを意のままに扱えるかどうかをよく聞かれます。LSはドライバーズカーとしての需要も大きく、AVSとEPSの進化は大きなポイントです」と話してくれました。
装備面では、パノラマルーフが全車にメーカーオプション設定されました。前方にメッシュディフレクターを採用し、ルーフ開放時の風切り音を抑えながら、後席まで開放感のある空間を実現しています。
LSのインテリアには、切子細工や西陣織、箔といった日本の伝統工芸から着想を得たデザインが取り入れられ、職人の手作業による加飾も用いられています。
今回、最上級グレード「EXECUTIVE」では、オーナメントパネルに切子調カットガラスを選べる内装色が拡充されました。
「切子調のパネルは、ショールームでご覧になったお客様が思わず手を止められる部分です。お好みの内装色と組み合わせられる幅が広がったことで、より自分らしい一台をお選びいただけるようになりました」とセールスコンサルタントは話します。
今回の改良で、3.5リッターV6ツインターボの「LS500」はラインナップから外れ、全車がマルチステージハイブリッドの「LS500h」となりました。
駆動方式はFRを基本に4WDも用意され、グレードは「LS500h“F SPORT”」「LS500h“version L”」「LS500h“EXECUTIVE”」の3タイプで、価格(消費税込)は1414万円から1805万円です。
全車が予防安全パッケージ「レクサス セーフティ システム+」と高度運転支援技術「レクサス チームメイト」も搭載しています。
この変化についてセールスコンサルタントは、次のように話します。
「LSはもともとハイブリッドの方がよく売れていたクルマです。静かで滑らかな走りは、LSの性格にとてもよく合っています。
走りを楽しみたい方にはF SPORT、バランスを求める方にはversion L、後席の快適さを重視する方にはEXECUTIVEと、お客様の使い方に合わせてご提案していきたいと考えています」
ボディ骨格から足まわり、操舵感に至るまで、走りの本質に深く踏み込んだ今回の一部改良。
販売の現場からも、熟成を極めたLSの“質”をお客様に体感してほしいという思いが伝わってきます。
レクサスの原点である静粛性と乗り心地を磨き続けるLSは、今こそ試乗して確かめたいフラッグシップモデルといえるでしょう。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。

















































