ホンダ新型「小さなSUV」まもなく登場! “クーペ風”スタイル&「ひろ~い車内」は継承か! 「次世代ハイブリッド」と進化した「先進運転支援」搭載でどう変わる? ホンダを支える大黒柱「次期ヴェゼル」の進化に大注目!
ホンダは、2028年以降に次世代ハイブリッドやADASを搭載する新型「ヴェゼル」を投入すると予告しました。ホンダの主力SUVであるヴェゼルはどう進化するのか。その姿を考えます。
大ヒットSUVの次期型はどう進化するのか
ホンダは、2026年5月14日に発表した「2026 ビジネスアップデート」のなかで、2028年以降に新型「ヴェゼル」を投入する方針を明らかにしました。
この発表では、EV市場の成長が当初の想定より鈍化しているとして、需要の強いハイブリッド車へ開発・生産資源を再配分する方針も示しています。
2027年からは、ハイブリッドシステムとプラットフォームを刷新した次世代モデルを順次投入し、燃費に加えて走行性能や運転感覚も高める方針です。
さらに、2028年の市場投入に向けて次世代ADASを開発し、高速道路だけでなく一般道も含め、目的地までの加減速や操舵を幅広く支援することも目指すとしています。
日本では2028年以降、新型ヴェゼルを皮切りに、こうした次世代ハイブリッドと次世代ADASを搭載したモデルを展開する計画です。
![ホンダ新型「小さなSUV」まもなく登場![予想CG:とっきー_現役カーデザイナー&副業YouTuber@トキデザ/DAMD/元日産(@tokki_cardesign)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/07/d4a31b8e1bad8501c5ae9300ce107c4f.jpg?v=1785397423)
2代目となる現行ヴェゼルは、2021年4月に登場しました。
発売から5年が経過し、モデルライフ後半に入りつつありますが、販売は今なお堅調。自販連の統計によると、2026年1~8月の登録台数は4万7559台で、月平均では約5945台。ホンダの登録車ではフリードに次ぐ2番手で、SUVに限ればトップです。
同期間の「ZR-V」は1万4511台、「WR-V」は8617台でした。ヴェゼルはZR-Vの約3.3倍、WR-Vの約5.5倍を販売しており、ホンダの国内SUVを支える重要なモデルであることがわかります。
これだけ売れているヴェゼルだけに、次期型でどこまで変えるのかは悩ましいところでしょう。
現行型のよさを残しながら、新型らしい進化も求められ、大きく変えすぎれば、「前のほうがよかった」という評価を受けてしまう可能性もあります。
ヴェゼルの強みは、扱いやすいボディサイズでありながら、広い室内を確保していることです。センタータンクレイアウトを生かして後席や荷室の使い勝手を高めるとともに、SUVらしい着座位置の高さと良好な視界を備えています。
街中や狭い駐車場でも取り回しやすく、軽快な走りや快適な乗り心地も魅力です。
そう考えると、次期型でも全長や全幅をむやみに拡大する必要はないでしょう。クーペ風の外観と広い室内という特徴を守りながら、軽量化や走行安定性を高める「正統進化」が理想です。
エクステリアも全面的に変えるのではなく、現行型の水平基調とすっきりしたシルエットを継承してほしいところです。そのうえで、ヘッドライトやフロントマスクに新世代のホンダらしさを盛り込めば、新鮮さとヴェゼルらしさを両立できるでしょう。
インテリアには、もうひと押し欲しいと感じます。
現行型はシフトノブやダイヤルスイッチなどの操作系が扱いやすいものの、上質感や先進性には伸び代があるように思います。
単に素材を豪華にするだけでなく、ディスプレイの大型化や間接照明の採用、スイッチ類の形状や触感の見直しなどによって、乗り込んだ瞬間に「新しくなった」と感じられる演出が欲しいところです。
そして走りで楽しみなのが、次世代ハイブリッドによってヴェゼルがどう変わるのか、という点です。
ホンダは、刷新したハイブリッドシステムに軽量な次世代プラットフォームなどを組み合わせ、燃費を高めるとともに、五感に響く上質で爽快な走りを目指すとしています。
具体的にどのような技術が採用されるのかは現時点では定かではありませんが、燃費を高めながら、ヴェゼルらしい軽快な走りをどこまで磨いてくるのか、非常に楽しみなところ。
専用サスペンションや専用内外装パーツによって走りを磨いた「e:HEV RS」も、次期型へ引き継いでほしいところです。実用的なSUVでありながら運転も楽しめる、ホンダらしい選択肢になるでしょう。
そして、次世代ADASがどこまで進化するのかも楽しみです。
現状を見ると、高速道路でのハンズオフ運転支援では、日産の「プロパイロット2.0」やトヨタの「Advanced Drive」に一歩先を行かれている印象があります。
ただ、ホンダも2021年にレジェンドへ搭載した「Honda SENSING Elite」で、自動運転レベル3に対応するシステムの型式指定を取得し、市販化しています。
100台限定のリース販売だったため、その先進性が広く認知されたとはいえませんでしたが、高度な運転支援技術を市販化した実績はあります。
こうした先進技術が量販車へどこまで展開されるのかも、次期ヴェゼルで気になるポイントです。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は現行ヴェゼルに何度か試乗していますが、Honda SENSINGの加減速や車線維持支援は自然で、扱いやすく快適だと感じました。
高速道路でのハンズオフや車線変更支援に加えて、一般道を含めて目的地までの運転を幅広く支援できれば、新型ヴェゼルの商品力を高める要素になるでしょう。
さらに悩ましいのが、先進技術の搭載によって価格がZR-Vへ近づけば、ヴェゼルの立ち位置が曖昧になりかねないことです。
広さと扱いやすさ、手の届きやすさを守りながら、どこまで新技術を盛り込めるか。ここが次期型を考えるうえで重要なポイントとなりそうです。
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人気モデルだけに期待が高まる新型ヴェゼルですが、広さや扱いやすさ、軽快な走りといった現行型の魅力は、次期型にもぜひ残してほしいところ。
そのうえで、内装や運転支援など、もう少し欲しい部分をしっかり磨く……。次期ヴェゼルには、そんな「変えない勇気」を期待したいと思います。














































































