原付が「アンダーパスを通れない」のはなぜ? 「うっかり進入」で捕まるケースも 「見えづらい標識」「ルール不統一」にライダーから困惑と不満の声
都市部を中心に設置されている「アンダーパス」は、クルマにとって渋滞緩和に役立つ一方で、原付には通行禁止となる場所が少なくありません。実際には標識を見落としてうっかり進入してしまうケースも多いです。
アンダーパスと原付通行禁止の背景
道路には、「アンダーパス」と呼ばれる場所が設置されています。
アンダーパスは、主要道路や鉄道の下をくぐり抜けるように設計された道路を指します。
前後の地形と比べて局部的に道路が掘り下げられ、立体的に交差する構造となっており、信号や踏切を設けずに交通の流れを維持できるため、混雑解消の効果が期待されています。
一方で、大雨の際には冠水しやすい場所としても知られています。
そして、一般的にアンダーパスの多くは、原付一種の進入を禁じています。
その理由として挙げられるのが速度規制の問題です。
原付一種は法律で最高時速30kmと定められており、アンダーパスのように下りで速度がつきやすく、出口にかけて上り坂となる区間では加速が必要となります。
その結果、他のバイクやクルマとの速度差が大きくなり、追突などの事故リスクが高まるというわけです。
また、原付一種は原則として一番左側の第一通行帯を走る義務があります。
そのため、アンダーパス内部のカーブや出口直後の右折車線と交差する場面では危険性がさらに増すとされています。
こうした事情から、多くのアンダーパスで原付だけが通行禁止とされているようです。

アンダーパスの規制は全国一律ではありません。
たとえば、ある道路では原付一種のみ通行禁止、別の場所では125cc以下の二輪車が対象、さらにはすべての二輪車を締め出すケースなど、場所によってルールが異なります。
規制内容のばらつきはライダーを混乱させやすく、交通の流れに沿って走っているうちに「うっかり進入」してしまう事例も後を絶ちません。
実際、東京都新橋にあるアンダーパスでは、通行禁止にもかかわらずバイクが進入してしまう状況が続いていると指摘されています。
実際に一時間ほどの観測で、複数台が誤って進入したという報告もあるといいます。
なお、原付などへの規制があるアンダーパスでは、その旨を表示する標識が掲示されています。
しかし、幹線道路の交通量に流されてしまうと、気づいた時には進路を変えられないことも多いようです。
こうした背景を受けて、SNSにはアンダーパス規制に対するさまざまな意見が投稿されています。
ある投稿者は「都内だと原付アンダーパス禁止が至る所に仕掛けられているから注意。自分も捕まったことある」と実体験を語っています。
また、「アンダーパス、原付は走行できないので不便」との声もあり、通行制限による迂回の不便さを指摘する意見も少なくありません。
さらに、「標識が入口に掲示されているので見えたときにはもう急な進路変更になるので回避できないパターンが多い」と、現実的な走行環境での難しさを訴える声も聞かれます。
そして、「アンダーパスを原付が走っているのを何度か見かけたことがある」と、規制を無視する利用者を目撃したという投稿もあります。
中には、「アンダーパスに進入して捕まった原付をこの前見かけた」と違反を取り締まられている場面を目撃した例も寄せられていました。
このように、SNSの声からは、利用者が規制を十分に理解できていない実態や、ルールそのものに対する不満が混在していることが伺えます。
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アンダーパスは都市の交通を円滑にするための重要な道路構造ですが、原付にとっては通行禁止の対象となることが多くあります。
速度差による事故リスクや交通の流れへの影響が理由とされており、違反すれば反則金や点数が科されることになります。
一方で、規制内容のばらつきや標識の見落としによる「うっかり違反」も多く、SNSでは戸惑いや不満の声が後を絶ちません。
ライダーにとっては不便さを感じる場面もありますが、標識を確認し安全を最優先に行動することが求められます。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。









