20年経っても「目白通り」未開通なぜ? 「完全分断」状態で残る「中途半端な道路」の謎とは 将来は「東京~所沢」つなぐ大動脈
東京都内にある都市計画道路「放射第7号線」は、途中のわずかな区間だけ未開通で、ブツ切れになったままになっています。なぜこのような状態になっているのでしょうか。
未開通となっている理由とは
このように先行開通も最近活発な「放射第7号線」ですが、都心側からは練馬区内で途切れたままで、本来のポテンシャルを発揮できていません。では、なぜ未開通区間はいつまでも完成しないのでしょうか。
実はこの場所には寺院敷地があり、道路を建設するには墓地を移設する必要があります。墓地内には全部で約200基のお墓が安置されていますが、そのうち約130基が移設対象となりました。
ところが、この対象範囲はあくまで道路敷地にかかる部分だけなので、道路が完成すると墓地が分断される形になります。そのため、寺院は墓地移転の条件について、都の提示内容に難色を示しており、交渉がまとまっていません。
この状況は2026年時点でも続いていて、事業主体である東京都は「今も交渉を続けており、早期に進めていきたい」との構え。つまり、具体的な進展は表に出てきていません。

地元である練馬区も、区議会で「個人施行の区画整理で代替地となるような用地を用意するのに区もいろいろと関わらせていただいて、速やかに用地買収ができるような段取りをしたり、この間、東京都と地権者が話し合う内容について、区としてもできることは何かということで、地権者との間に入って交渉してきたところ」と発言。
さらに土地をめぐる背景として「生産緑地である用地をこの先どのように扱っていくか、地権者の要望についても生産緑地の取扱いを調整できないか」といった形で、都と地権者のあいだで相談に乗るなどの動きもあるといいます。
果たして今後、用地交渉のゆくえはどうなっていくのでしょうか。23区内の「全線開通」に向けて、最後の1ピースの段階が続いています。
















