新車89万円で買えた「じゃじゃ馬」!? 「曲がらない・止まらない」でも愛されるヤマハのド迫力マシン「VMAX」はどんなバイク?
ヤマハが1985年に発売した大排気量モデルである「VMAX」は、発売から約40年が経過した2026年9月現在も、SNS上で多くの反響を集めています。
独自のドラッグレーサースタイルと力強い走りの性能が魅力
ヤマハは北米向けの輸出モデルとして、大排気量モデルである「VMAX(V-MAX12)」を1985年に発売しました。
アメリカンモデルの快適なライディングポジションとスポーツモデルの運動性能を掛け合わあせたVMAXは、直線での加速力を重視したドラッグレーサースタイルを採用しており、その爆発的な馬力からヤマハ屈指の名車として人気を集めたモデルです。
エンジンには排気量1197ccの水冷4ストロークDOHC4バルブV型4気筒エンジンが搭載され、最高出力97PS/7000rpm、最大トルク110.8Nm/6000rpmを発揮します。
北米仕様などの一部モデルには、エンジンの回転数が6000rpm付近に達した際にインテークマニホールド間のバルブが開き、混合気を強制的に送り込むVブーストシステムが装備されており、高回転域での力強い走りをサポートします。
車体はエンジンを抱え込むような構造のスチール製ダブルクレードルフレームを採用し、シート高は765mm、車両重量は264kgとされており、走行時の剛性とともに乗車時の足つき性にも配慮されています。
また、直進時における安定した走行性能の確保と車体の低重心化のために、一般的なバイクで燃料タンクが配置される場所にはダミータンクとエアクリーナーボックスが配置されており、実際の燃料タンクはシート下部に設置されています。
フロントにテレスコピックフォーク、リアにツインショックが装備されているほか、シャフトドライブの採用によってメンテナンスの手間を軽減しています。

1990年には当時の日本の道路環境や規制に合わせた国内仕様モデルが発売され、1998年には足回りを中心としたマイナーチェンジが施されたことでフロントフォークのインナーチューブ径が従来の40mmから43mmへ大径化されたほか、異径4ポットキャリパーがフロントブレーキに採用されたことで、すぐれた制動力とコントロール性が確保されました。
当時の販売価格は89万円に設定されていました。
同モデルに対し、SNS上では発売から約40年以上経過した現在も、「あの怒涛のパワー感は現代の電子制御マシンにはないロマン!」「カナダ仕様やUS仕様のVブーストステッカーを見るとテンションが上がる」「1980年代に生まれたとは思えない洗練されたマッスルスタイルが魅力だよね」など、所有しているファンを中心にVブーストシステムが生み出す加速感や色褪せないデザインが高く評価されています。
また、「維持費やパーツ確保は大変だけど、乗れる限りはずっと手元に置いておきたいモデルのひとつ!」「いいモデルなんだけど、ガソリンタンクが小さくて燃費も悪いから常にスタンドを探しながら走ってる」「『曲がらない・止まらない』と言われるけど、そのじゃじゃ馬感を抑え込むのが最高におもしろい」など、燃費の悪さや維持管理の手間、独特の操作感に対し苦労を明かす声も多数寄せられていました。
VMAXは力強いV型4気筒エンジンと個性的なスタイリングによって高く評価されていたり、直線での速さに特化しているがゆえの扱いづらさも含めて操る楽しさとして捉えられていたりと、現代においてもファンが熱い視線を向けていることがうかがえます。
Writer: くるまのニュース編集部
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