カワサキが「“新”Z」発売! 200馬力の「4気筒スーパーチャージャーエンジン」×最新装備“てんこ盛り”で超速い! メタリックマットボディもカッコイイ最上級モデル「Z H2 SE」とは
カワサキモータースジャパンは、スーパーチャージャーを搭載するハイパースポーツモデル「Z H2 SE」の2027年モデルを、2026年9月5日に発売しました。カワサキが誇るハイパーネイキッドの最高峰「Z H2 SE」の最新モデルはどのようなバイクなのでしょうか。
スーパーチャージャー搭載で電子制御も充実
カワサキモータースジャパンは、スーパーチャージャーを搭載したハイパーネイキッド「Z H2 SE」の2027年モデルを2026年9月5日に発売しました。
カワサキの「Z」シリーズにおけるフラッグシップモデルに位置付けられるZ H2 SEは、ネイキッドバイクらしい扱いやすさと、リッタースーパースポーツにも迫る圧倒的な動力性能を兼ね備えたバイクです。
Z H2 SE最大の特徴は、998ccの水冷4ストローク並列4気筒エンジンに、カワサキ独自のスーパーチャージャーを組み合わせていることです。
スーパーチャージャーとは、エンジンが吸い込む空気を機械的に圧縮して送り込む過給器のことで、一般的な自然吸気エンジンよりも多くの空気を燃焼室へ送り込めるため、大排気量エンジンのような強力な加速を実現できます。
Z H2 SEでは、このエンジンから最高出力200PS(147kW)/1万1000rpm、最大トルク137Nm(14.0kgf・m)/8500rpmを発揮します。
非常に高いスペックを誇り、アクセルを開けた瞬間から力強い加速を楽しめるモデルです。

車両重量241kg、シート高は830mmと決してコンパクトな車体ではありませんが、さまざまな電子制御によって安定した走りを実現しています。
ライディングポジションはスーパースポーツのような強い前傾ではなく、比較的上体を起こしたアップライトなポジション。
街中での走行からロングツーリングまで幅広い場面に対応しやすく、長時間走行時のライダーの負担にも配慮されています。
さらに上位グレードにあたる「SE」には、走りの質を高める専用装備も用意されています。その代表ともいえる装備が「KECS(カワサキ電子制御サスペンション)」です。
路面状況や走行状態などに応じてサスペンションの減衰力を電子制御で調整するシステムで、さまざまな路面で車体姿勢を安定させます。
KECSには「スカイフックテクノロジー」も採用されています。車体が仮想的に空中から吊り下げられているような状態を目指してサスペンションを制御する技術で、路面から受ける衝撃を抑えながら車体の安定性を高め、快適な乗り心地と優れた路面追従性を両立しています。
Z H2 SEではブレーキにも高性能なパーツが採用されています。フロントにはブレンボ製の「Stylema」モノブロックキャリパーと専用マスターシリンダーを装備。
強力な制動力を発揮するだけでなく、ブレーキレバーを操作した際のコントロール性にも配慮されています。
もちろんライダーを支援する電子制御では、クラッチレバーを操作せずにシフトチェンジできる「カワサキクイックシフター(KQS)」や、トラクションコントロールシステムなどを標準装備。
強力なエンジン性能を安全かつスムーズに引き出すための技術が数多く盛り込まれています。
ABSやETC2.0も標準装備されているため、ツーリング用途にも適した仕様です。
また、カワサキのデザイン思想である「Sugomi」を取り入れたスタイリングは、低く構えたようなフロントまわりや力強いボディラインが特徴的です。
大型エンジンやスーパーチャージャーを搭載しながら、それらを覆い隠すのではなく、メカニカルな存在感を感じさせるデザインに仕上げられています。
2027年モデルは、主要諸元やデザインを従来モデルから踏襲しています。ボディカラーも「メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックマットカーボングレー」を継続。
落ち着いたグレー系のボディにグリーンのホイールが組み合わされ、シックな雰囲気のなかにもカワサキらしいスポーティさを感じさせます。
車体にはシュラウド部分にシルバーの車名エンブレムを配置。
細かな部分まで質感を高めることで、単なるハイパワーモデルではなく、Zシリーズの最高峰にふさわしいプレミアム感を演出しています。
また、スマートフォンとの連携機能も用意されており、専用アプリ「RIDEOLOGY THE APP」にも対応。
スマートフォンを利用した各種機能を活用でき、音声コマンドやナビゲーション機能にも対応しているのでツーリングでも重宝するでしょう。
燃料消費率(WMTCモード)は17.4km/L。998ccのスーパーチャージャーエンジンを搭載し、200PSという大出力を発揮するモデルであることを考えると、性能と実用性のバランスにも配慮されています。
Z H2 SEは、2021年の登場以降、Z H2シリーズの上位モデルとしてラインアップされてきました。
スーパーチャージャーによる強烈な加速性能に加え、電子制御サスペンションや高性能ブレーキなどを備えることで、パワーを持て余すことなく楽しめるのが魅力です。
今回の2027年モデルでは大幅な仕様変更こそありませんが、裏を返せばこれまで積み重ねてきた完成度が高い水準に達しているということでもあります。
販売はカワサキプラザ限定で行われ、2026年8月時点では全国96店舗が展開されています。
販売価格は247万5000円(税込)。決して安価なモデルではありませんが、200PSを発揮するスーパーチャージャー付きエンジンに加え、電子制御サスペンションやブレンボ製ブレーキ標準装備などを考えれば納得の価格設定ではないでしょうか。
Writer: TARA
トヨタ自動車のある愛知県在住。学生時代にクルマやバイクに魅了される。大手オイルメーカーに就職し、自らもモータースポーツに参戦開始。その後は鈴鹿サーキットで勤務しつつ、カートレースやバイクレースを経験。エンジンやサスペンション、タイヤや空力などの本格的な知識を得る。現在はプライベートでさまざまなクルマやバイクに触れながら、兼業ライターとして執筆活動に勤しむ。現在の愛車はトヨタ ヴォクシー/ホンダ N-BOX。


































