12年ぶりに復活した日産「ムラーノ」がスゴい! ランクル並みの巨体×画期的2Lターボ搭載! 正規ディーラーで買える“逆輸入SUV”の魅力と注意点とは
一度は日本市場から姿を消した日産「ムラーノ」ですが、米国生産車として12年ぶりに国内で復活しました。どのような特徴があるのでしょうか。
日産「ムラーノ」が国内復活!
12年ぶりに日本復活を果たした日産「ムラーノ」。左ハンドルかつ海外仕様のまま正規販売される異色の“逆輸入SUV”です。
ランクル並みの巨体に2リッター可変圧縮ターボを積んだ注目の1台を試乗レポートします。
それにしてもアメリカのトランプ大統領って凄いですよね。
「アメリカには日本車がたくさん走っているが、日本にはアメリカ車が走っていない」といえば、本来は日本の車両基準を満たしていないクルマが特例として日本の公道を正規に走れるようになってしまうのですから。
そんな特例制度に基づいて、トヨタは「タンドラ」や「ハイランダー」、ホンダは「アキュラ・インテグラ」に「パスポート」、そしてスバルは「アセント」など日本メーカーが北米生産車の日本への“逆輸入”を表明。
今回試乗した日産「ムラーノ」も同じく、トランプ氏の“鶴の一声”からはじまった一連の流れにおいて日本導入が決まりました。

国内で販売されるムラーノですが、基本的には米国で生産する海外仕様のまま。だからハンドルは左だし、車載ナビは日本では使用不可、またラジオの周波数帯も日本とは違っていたりします。いわゆる並行輸入車と同じ状態です。
ただ、全面液晶メーターの恩恵もあって、速度表示はマイルではなくキロだし、エアコンの温度表示は華氏(F)ではなく摂氏(C)。また車載カーナビが使えなくても、スマホを接続してナビアプリを活用すれば、ディスプレイにGoogleマップが映し出されて日本語で道案内を受けられるので、実際に試乗してみるとかつての並行輸入車に比べると受け入れやすくなっていることに気が付きました。
アメリカでハンバーガーを食べるとその大きさに驚いたりしますが、ムラーノも当然ながら大きく、車体は全長4900mm×全幅1980mmとなかなかボリューミーです。おかげで室内のゆったり感はなかなかのもの。後席が広いのはもちろん、運転席に座ると助手席に座る人との距離感が普通の日本車とはやっぱり違う。なのですが、そんなムラーノもアメリカでは“ミドルサイズ”というから、ところ変われば……ですね。
そんなサイズもトヨタ「ランドクルーザー300」(全長4950-4985mm×全幅1980-1990mm)より小さいと聞けば、なんとなく安心。だってランドクルーザー300であれば日本の道でもそう珍しくない存在で、乗っている人はたくさんいます。つまり気合いと運転技術さえあれば、なんとかなるってことですから。
というわけでさっそく試乗へ。さすがに車体は大きいですが、駐車場でも意外に手こずらないのはカメラシステムの恩恵に他なりません。前後左右の状況をカメラで確認しながらギリギリまで寄せられるのは、以前の勘に頼っていた大型車の運転感覚とはずいぶん違うもの。おかげで駐車もサイズの割には楽にできます。「大変だけど大変じゃない」という感覚です。
ただ、正直なところ狭い道を走る際に車両感覚をつかむのは、少し慣れが必要かもしれません。筆者(工藤貴宏)はふだん、全幅1890mmのSUVを乗っていますが「そこからプラス90mm」はやっぱり気を遣います。でも、よくよく考えたらランドクルーザー300を運転していても、そういう気持ちにはならなかったことも思い出しました。もっとイージーに運転できた覚えがあります。
何がいいたいかというと、「全幅のある左ハンドル車はやっぱり慣れが必要」ということ。筆者は過去に左ハンドル車を所有したことがあるので左ハンドル車には“免疫”ができているつもりでしたが、ここまで車体が大きい左ハンドルはやっぱり神経を使うというわけです。とはいえ、時間が解決してくれるでしょう。
一方で、幹線道路や高速道路に入ってしまえばそんな感覚とは無縁。ロングクルーズは大得意です。



























































