レクサス“新”フラッグシップセダン「LS」登場! 10年目の“熟成”で「V6ツインターボ」廃止… 巨大「パノラマルーフ」設定も“改良モデル”何が変わった? 次期モデルはまだ先か
レクサスはフラッグシップセダン「LS」の一部改良を行いました。どのような進化を遂げたのでしょうか。
10年目の節目で大幅整理 「6輪仕様」はまだまだ先か?
レクサスのフラッグシップセダンとして君臨する「LS」が、2026年9月10日に一部改良を実施し、商品力の強化とともにラインナップの大幅な整理が行われました。
現在は2017年10月に登場した2代目(グローバルでは5代目)となるモデルが販売中のLSですが、今回の一部改良ではここへ来て走行性能の向上を図る改良がなされているのがポイントです。その詳細をみていきましょう。
一部改良の内容としては、従来のフロント、リアエンドに加えて新たにセンタートンネル部に補強をプラスしました。
リアサスペンションブレースとラゲッジブレースには、熱硬化樹脂を塗布し焼き付けることによるレスポンス向上減衰構造「REDS(Response-Enhancing Damping Structure)」を採用し、高周波振動を低減するなど、操縦安定性と乗り心地を向上。
さらにAVS(電子制御サスペンション)とEPS(電動パワーステアリング)を再チューニングし、ステアリング操作に対するリニアな応答性を高め、より自然でコントロールしやすい操舵フィーリングや、ロールやピッチの揺れが少なくフラットで安心感の高い車両姿勢を追求しています。
内外装においては、今回の一部改良で見た目を大きく変化させる改良はなされてはいません。
しかし、リアに備わる「L」エンブレムを廃止し、最新のレクサス車と共通するバラ文字の「LEXUS」が与えられ、ムーンルーフ、デジタルキー、寒冷地仕様といった人気のメーカーオプションを標準化しています。
さらに、前方にメッシュディフレクターを採用することで、ルーフ開放時の風切り音を抑えながら、広いガラス開口面積により後席へも解放感を提供する「パノラマルーフ」を全グレードにメーカーオプション設定しています。
最上級グレードの「EXECUTIVE」には、「切子調カットガラス」のオーナメントパネルを選択できる内装色のバリエーションが追加されました。

その一方、ラインナップには大きな変化が生じたもの事実です。
3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載する「LS500」が廃止となり、3.5リッターV6自然吸気エンジンのハイブリッドシステムを搭載する「LS500h」に一本化されています。
またグレード体系も、エントリーグレードとして設定されていた「I package」が廃止され、「F SPORT」、「version L」、EXECUTIVEの3グレードとなっています。
そのため車両価格(消費税込)は1414万円から1805万円と、スタート価格が300万円ほどアップしてしまったのは悩ましいところと言えるかもしれません。
LSといえば、2025年10月に開催の「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」で、「LS」の名称を冠した6輪仕様の「LSコンセプト」が初披露されたもの記憶に新しいところ。
こちらの続報も気になるところですが、今回の一部改良がより多くのユーザーを獲得するための商品力アップが主なのか、それともグレード整理が主なのかで、次期モデルの登場タイミングも大きく変わってくると言えそうです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

















































