トヨタ「“新型”ハリアー」2027年に登場か? 販売店には「期待の声」多数で発売後は“即・受注停止”の可能性も? 8年ぶり全面刷新で大進化も期待の「5代目ハリアー」が話題に
トヨタ「ハリアー」は2026年8月3日に一部改良を行ったばかりですが、その一方で次期モデルについても期待が高まっています。実際どうなのか、販売店に最新情報を聞いてみました。
新型「ハリアー」は2027年に登場か?
トヨタの人気SUV「ハリアー」は2026年8月3日に一部改良が行われました。その一方で、5代目となるニューモデルの存在が噂されています。
ユーザーからの問い合わせの状況など、首都圏のトヨタディーラーに問い合わせてみました。
ハリアーがデビューしたのは1997年12月のことです。タキシード姿のライオン顔の紳士が登場するCMが印象的な初代ハリアーは、キャンプ場にもホテルのエントランスにも自然に乗り付けられるクルマを目指し、「WILD but FORMAL」という思想を掲げて開発されました。
高級サルーンの快適性、SUVならではの見晴らしの良さ、オフロードもこなせる機動性、そしてステーションワゴンの実用性を1台に凝縮させたモデルです。北米でも「レクサスRX」として販売され大ヒットしています。
その後、他メーカーも追随したことで、今日まで続く「高級クロスオーバーSUV」という新しいジャンルが確立されたのです。
初代ハリアーは、30年近いこのモデルの系譜の原点にあたる1台であり、エポックメイキングなモデルであったことがうかがえます。
2003年2月には2代目がデビュー。初代が築いた「高級・先進・洗練」を軸とする「ハリアーネス」により磨きをかけたモデルです。
世界初の「プリクラッシュセーフティシステム」や「インテリジェントAFS」など、当時の最新技術を数多く搭載し、後年広く普及していく安全技術の先駆けとなっています。
そして2005年には、当時のSUVとしては珍しかったハイブリッドモデルも発表され、新世代SUVとしての存在感を示しました。
2013年12月には3代目がデビューします。日本の道路環境に特化した快適さと取り回しの良さを実現することを目指して開発されます。
このとき、日本市場にハリアーの系譜から独立した別モデルとして「レクサスRX」が投入されたことをきっかけに、ハリアーは国内専用モデルとしての独自路線を歩みはじめます。
日本の道路事情を意識してダウンサイズされたボディにより取り回しやすさが向上するいっぽうで、人間工学に基づき見直された室内空間は先代を上回る広さを確保し、快適性も高められました。
レクサスRXとは異なる方向性を示した結果、デザイン面でもハリアーならではの世界観がより一層追求されるようになります。

2020年6月には、現行型の4代目がデビューしています。このモデルが目指したのは、SUVという枠組み、あるいはクルマという概念そのものを超えた価値の創造でした。
乗用車的な乗り味を追求し続けたハリアーがたどり着いたのは、「モノとしての価値」を超え、所有者の人生や在り方そのものを前進させる「体験」という視点でした。
この「体験」を形にするため、数値化できる性能基準を満たしたうえで、機械では測れない「感覚」を頼りに試行錯誤が重ねられていきます。
その結果、性能やデザインの細部にまで「ハリアーネス(高級・先進・洗練)」が織り込まれています。
2022年に登場したPHEV(プラグインハイブリッド・現在は販売終了)は、パワフルさと環境性能を両立したドライビングを可能にしました。
4代目は、数値では表せない「感覚」を追い求めることで、「体験価値」の向上を突き詰めたモデルなのです。
これまでに数度の改良が行われ、直近の2026年8月の改良では、装備の変更や特別仕様車のデザイン変更に加え、PHEV車とガソリン車が消滅。ラインナップが絞られ、いよいよモデル末期といった様子になってきました。
それとともに、5代目となる次期ハリアーが2027年頃にデビューするのではないかという噂が広がっています。
正式な発表は出ていないものの、近年のトヨタ車に共通する「ハンマーヘッドデザイン」をベースに、ハリアーらしいシルエットをまとう可能性が指摘されています。
最新のハイブリッドシステムや、より機能を向上させた予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の搭載も見込まれ、歴代ハリアーオーナーはもちろん、同クラスの他メーカー製SUVを検討しているユーザーの関心を引くモデルになりそうです。
ハリアーに寄せられている反響や最新の納期状況について、8月下旬に首都圏のトヨタディーラーに話を聞いてみました。
「点検などでご来店したお客様との雑談のなかで『新型ハリアーが出るってSNSで見たよ』といった話題になりましたが、お電話等のお問い合わせは当店ではまだありません。
またハリアーがフルモデルチェンジするといったオフィシャルな情報もまだ入ってきていません。
しかし、次期ハリアーに期待していらっしゃるお客様も多いと思うので、何らかの情報が入り次第、ご連絡いたします」
他のトヨタディーラーにも問い合わせてみました。
「お問い合わせをいただくことはまだありませんが、ご商談のなかで『新型ハリアーっていつ出るの』といった会話をお客様とする機会が増えてきました。
ハリアーに乗っていらっしゃるお客様はニューモデルやマイナーチェンジといった情報に敏感で、常にアンテナを張っていらっしゃる方も少なくありません。
フルモデルチェンジのタイミングが明確になってきて、先行予約がはじまるとあっという間に初期ロットの枠が埋まってしまう可能性が高いです。
当方としても確定情報は店舗のホームページやSNSなどで都度発信していきたいと思っております」
ここで、歴代ハリアーのモデルサイクルを振り返ってみましょう。初代は約6年、2代目は約10年、3代目は約7年というサイクルでフルモデルチェンジを重ねてきました。
現行モデルは今年で6年目を迎えており、近年はモデルイヤーが長くなってきている傾向にあるとはいえ、2027年にフルモデルチェンジが行われるとしても不思議ではありません。
加えて、2027年は2年に一度のショーイヤーとなる「ジャパンモビリティショー」が開催される年でもあります。
多くのユーザーが注目するであろう新型ハリアーの登場を、期待しながら待ちたいところです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。







































