「全員検挙しました!」 伊勢湾の“ふ頭”に集結した「大迷惑“改造車”」11台を排除! 爆音・フルスモの“不正改造”で「整備命令書」を交付 三重
自動車技術総合機構は、三重県四日市市で三重県警などとともに実施した特別街頭検査の内容を公表しました。11台の不正改造車に対し、整備命令書が交付されています。
伊勢湾に面したふ頭で「不正改造車」全車を検挙
自動車技術総合機構は2026年7月1日、三重県四日市市で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。11台の不正改造車に対し、整備命令書が交付されています。
どのような不正改造が確認されたのでしょうか。
公道を走行するすべてのクルマは、安全・環境基準である「保安基準(道路運送車両の保安基準)」に適合していなければなりません。
不正改造車とは、装置の取り外しや交換、改造などによって、この保安基準を満たさなくなったクルマを指します。
もっとも、すべての改造が違反に該当するわけではなく、保安基準に適合した部品を正しく使用すれば問題はありませんが、基準を逸脱した不正改造は周囲への騒音被害や危険を生むだけでなく、立ち往生や交通事故を引き起こすおそれもあり、固く禁じられています。
不正改造の代表的な例としては、消音器(マフラー)を外して爆音を発生させる「直管」や競技用マフラーの装着、サスペンションを改造して最低地上高を下回った「シャコタン」や「バネカット」、タイヤがフェンダーから突出した「ハミタイ」、車体幅を超えるウイングやスポイラーの取り付け、視界を遮る「フルスモ」「ハチマキ」などが挙げられます。
厳しい取り締まりが行われていながらも、依然として不正改造車は減っておらず、またなかには不正改造車を愛好するグループを作り、集団で群れて行動する連中もいます。
これらの連中は、週末の深夜を中心に高速道路のSAやPA、道の駅に集結しては騒ぎを起こし、一般利用者に多大な迷惑をかけている現状もあります。

今回、自動車技術総合機構の三重事務所は、国土交通省 三重運輸支局、軽自動車検査協会、三重県警察と連携し、不正改造車に対する特別街頭検査(検問)を実施。
検問は2026年6月27日の21時から24時まで、伊勢湾に面した四日市市霞のふ頭で実施しました。このエリアも、車体を横滑りさせる「ドリフト族」などの不正改造車グループが度々出現するスポットです。
検査では四輪車6台、二輪車5台の計11台をチェックし、不正改造がないか調べました。結果、11台すべてで、消音器の取り外し(直管)、近接排気騒音超過(爆音マフラー)、着色フィルム(フルスモ)、後写鏡取り外しなどが認められ、その場で検挙されています。
資料には検問時に検査を受けた車両の写真が添付されており、「暴走族」のような派手な改造が施されたバイクや、シャコタンでテールランプが白に加工されたセダンなどが写っており、これらのクルマが検挙されたものとみられます。
11台の使用者には、道路運送車両法に基づき、「15日以内に保安基準へ適合するようクルマを修理せよ」という通告を文書で示した「整備命令書」が交付されています。
なお、国土交通省は毎年6月を「不正改造車を排除する運動」の強化月間に定めており、全国各地でこうした特別街頭検査が集中的に行われており、今回の検査もその一環として実施されています。
Writer: くるまのニュース編集部
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