迷惑な「爆音マフラー」「ハミタイ」の改造車4台に“命令書”交付 「日本平パークウェイ」に集結した不正改造車を一斉取締り 静岡
自動車技術総合機構は、静岡県内で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。4台の車両に整備命令書が交付されています。
ハミタイや爆音マフラー車4台を検挙
自動車技術総合機構は2026年6月9日、静岡県内で実施した不正改造車に対する特別街頭検査(検問)の内容を公表しました。
8台中4台に整備命令書が交付されています。
国土交通省では6月を「不正改造車を排除する運動」の強化月間と定め、各地で不正改造車に対する特別街頭検査が実施されています。
不正改造車とは、装置の取り外しや取り付け、改造などを行い、公道を走行するクルマで守らなければならない一定の安全・環境基準「保安基準(道路運送車両の保安基準)」に適合しなくなったものを指します。
主な不正改造の例としては、爆音を発生させる「直管(消音器の取り外し)」や競技用マフラーの取り付け、保安基準の最低地上高に満たない「シャコタン」や「バネカット」、タイヤがフェンダーなどからはみ出た「ハミタイ(回転部分の突出)」、車体幅を超える大きなウイングやスポイラーなどの取り付け、視界を妨げる「フルスモ」「ハチマキ」などがあります。
すべての改造が保安基準に適合しないわけでなく、基準に適合する部品を正しく使えば問題はありませんが、不正改造にあたるものは爆音で迷惑をかけたり、周囲に危険を与えるほか、立ち往生や交通事故を引き起こす可能性もあるため、固く禁じられています。

しかし、依然として一部の輩が不正改造を行って公道を走行しており、中にはグループをなして公道で迷惑をかける連中もいます。
これらの連中は、危険な走行と騒音をたてるだけではなく、高速道路のSA/PAや道の駅などに集結して騒ぎを起こし、一般利用者が利用できない事態に発展しています。
これはクルマだけにとどまらず、バイクも同様で、「暴走族(珍走団)」や「旧車會」と呼ばれる連中が、国道や県道などで空ぶかしや蛇行運転をしながら走行し、沿線住民に騒音と恐怖を与え、多大な迷惑を及ぼしています。
静岡県内では、東部の「箱根ターンパイク」や中部の「日本平パークウェイ」、西部の「道の駅 潮見坂」「奥浜名オレンジロード」などで、週末の深夜を中心に改造車やバイクの集団暴走・騒音行為がたびたび報告され、一般利用者や周辺住民に迷惑をかけている実態があります。
今回、自動車技術総合機構の中部検査部は、中部運輸局や軽自動車検査協会、静岡県警と連携し、静岡市清水区の「日本平パークウェイ」で検問を行いました。
検問は2026年6月5日の21時から24時にかけ、バイク1台を含めた合計8台を検査したといいます。結果、4台で不正改造が見つかりました。
不正改造の内容は、近接排気騒音超過(爆音マフラー)、車体への突起物取り付け、車体からのタイヤの突出(ハミタイ)でした。
これら4台の使用者には、その場で道路運送車両法に基づき、整備命令書が交付されています。
整備命令書とは、「15日以内に保安基準に適合するよう車両を修理せよ」という通告で、使用者はクルマを修理したうえで、最寄りの陸運局などに持っていき、直接の確認を受ける必要があります。
なお、6月はこのほか全国各地で検問が実施されるほか、国土交通省では運輸支局に「不正改造車・迷惑黒煙情報提供窓口」を設置。通報があった情報をもとに、不正改造車ユーザーへ改善・報告を求める情報収集も行うなど、不正改造車撲滅を目指しています。
Writer: くるまのニュース編集部
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