40年以上全面刷新なし!? トヨタ「ランドクルーザー70」なぜ人気? 設計は古くて不便でも操る楽しさ&悪路走破力はサイコー! レトロな「本格四駆」唯一無二の魅力とは!
1984年の誕生から40年以上もフルモデルチェンジせず、愛され続けるトヨタ「ランドクルーザー70」。設計の古さを「味」に変え、今なお受注停止が続くほど人々を魅了するのはなぜなのでしょうか。
「ランドクルーザー70」をはじめとする悪路向けSUVが注目されている!
ランドクルーザー70には、このようなほかのクルマにはない独自の個性があるために人気も高いです。販売店では「生産が売れ行きに追い付かず、長らく受注を停止しています」といいます。
ちなみにランドクルーザー250/300も受注が止まっていますが、250なら定額制カーリースのKINTOに申し込むと乗ることができる一方で、ランドクルーザー70はKINTOの対象ではありません。
2025年におけるランドクルーザー70の1か月平均登録台数は600台ですが、受注を止めていても、この台数が登録されています。仮に順調に受注と生産が行えたら、毎月2000台程度、つまりマツダ「CX-5」などと同等の売れ行きになっても不思議はないでしょう。

ランドクルーザー70は、前述の通り1984年に発売されたので「新車で買えるクラシックカー」ともいえます。スペアタイヤを装着した観音開きのリアゲート、バンパーに内蔵されたテールランプなど、古典的で無骨な印象も強いです。
最近はSUVの人気が高く、新車として販売される小型/普通乗用車の30~40%を占めますが、その多くがトヨタ「ハリアー」などのシティ派SUVですから、一種の反動として、ランドクルーザー70のような純粋な悪路向けのSUVが注目されている事情もあります。
ほかの悪路向けSUVに目を向けても、スズキ「ジムニー」シリーズの人気は衰えを知りません。新たに追加された5ドアモデルの「ジムニーノマド」はもちろん、軽自動車のジムニーや、普通車仕様でショートボディの「ジムニーシエラ」も極めて高い人気を維持。
発売から8年近くが経過した今なお、販売店によれば「納期は依然として半年から1年を要する」という異例の状態が続いています。
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今のSUVでは、野性的な悪路向けが注目され、その代表が1984年に発売されたランドクルーザー70です。
長年にわたって使われてきたSUVとあって、普遍的な魅力を備えています。造り続けた40年以上の歳月が、ほかのSUVでは得られない高い価値を生み出しているのです。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。







































