トヨタの新サービス「KINTO(キント)」とは? メリット・デメリットから料金まで徹底解説

最新の技術が駆使されている新車を購入しようと思っても、高価で諦めていませんか? そんな人は、安く手軽に新車に乗れるトヨタのサブスクリプションサービスの「KINTO(キント)」がおすすめです。今回この記事では、KINTOのサービス内容からメリット・デメリットまでお伝えしていきます。

トヨタの新サービス「KINTO(キント)」とは? どんなサービス?

「KINTO(キント)」とは、トヨタグループが2019年から開始した、毎月決まった金額でトヨタ・レクサスの新車に乗ることができるサブスクリプション型サービス(サブスク)です。

「新車購入はなかなかハードルが高い」「数年おきに新車に乗りかえたい」と考えている人はKINTOのサブスクを利用すれば、より安価で金額でトヨタの新車を楽しめます。

「KINTO(キント)」の仕組み・サービス内容

 KINTOの仕組みは、車両の借用契約を交わし、トヨタ・レクサスの提携店より納車・サービスが提供される形になっています。

 KINTOのサービス内容は、一律定額の月額料金の中に、車両代金だけでなく車検や任意の保険料、メンテナンス料金などすべてが含まれており、毎月決められた額を払うだけで諸経費がかからない魅力的なサービスです。

「KINTO(キント)」の基本情報

リース期間 3年、5年、7年※1
月額に含まれる費用 車両代金、オプション(装備品)代金、登録諸費用、
各種税金、自賠責保険料、任意保険料、メンテナンス費用、車検費用
月額に含まれない費用 ガソリン代、駐車費用
ボーナス併用支払い 利用可能※2
サービスプラン 初期費用フリープラン、解約金フリープラン
契約満了時の選択 新車への乗りかえ、車の返却、契約した車を再契約※3
取り扱い車種 トヨタ車(ライズ、アクアなど)、レクサス車

※1 レクサス車、モリゾウセレクションは3年のみ、解約金フリープランは3年のみ
※2 一部車種を除く、解約金フリープランは利用できない
※3 契約した車を再契約は解約金フリープランのみ対象

カーリースとは違う?「KINTO(キント)」のサービスの特徴は

 車のサブスクとカーリースは、毎月定額料金を払うことで車が利用できるサービスという点では同じになりますが、リース期間や取り扱い車種、メンテナンス費用の負担の有無、走行距離制限など、サービスによって内容は様々です。

 そんな数あるサービスの中で、KINTOの特徴は「任意保険が初めから含まれている」点と「トヨタの子会社が運営している」点です。

 まず、大半のサービスでは、任意保険は月額料金に含まれていません。なので他カーリースでは別途年間で約3万円~10万円以上かかってきてしまい、せっかく定額制サービス利用していても、別に支払わなければならない費用が発生してしまいます。

 また、KINTOはトヨタの子会社「株式会社KINTO」が運営しているので、正規の販売店でのメンテンナンスを受けることができるため、他のサービスより安心感を得られます。

KINTO公式サイト

「KINTO(キント)」のメリット・デメリット

 メリットも多い「KINTO(キント)」ですが、残念ながらデメリットもあります。

 以下では、KINTOのメリット・デメリットを紹介しているので、どちらも知ったうえで自分のカーライフに合うかどうか、判断してみましょう。

「KINTO(キント)」のメリット

「KINTO(キント)」の最初のメリットとしては、頭金が不要かつ車にかかる諸経費がすべてコミコミな定額料金制という点です。

 クルマは、購入した後も車検費用やメンテナンスなどの不定期な支払いが発生します。「継続的にコツコツ支払っていきたい」という方にとって、KINTOの定額料金制はピッタリなサービスになっています。
また貯蓄や急な出費などが重なり、購入時のまとまった頭金が用意できないという方にも最適といえます。

 次のメリットとしては、Webで簡単に申し込みできる点です。審査通過後には、登録の書類など書面での手続きが必要ですが、申し込みまでならWebで簡単にできるので、忙しくて店舗や受付窓口までいけないという人にはおすすめです。

 また他のカーリースサービスではなかなか得られないメリットとしては、自由に途中で解約することができるプランがある点です。急な転職や引っ越しなどで車がいらなくなった場合、解約金なしで途中でやめられるのは安心できます。

・頭金が不要で、すべてコミコミで月々の定額料金が変わらない

・Webで簡単申し込み

・解約金フリープランなら、自由に途中でやめられる

「KINTO(キント)」のデメリット

 KINTOのデメリットとしてまず挙げられるのは、「最低3年契約が必要で、期間設定が少ない」点です。「Honda Monthly Owner」や「ニコリース」などのサブスク・カーリースでは、最短1か月ごとに契約が可能で、3年未満のプランがないKINTOは短期間の用途には向かないのが実状です。リース期間設定も2年おきの最大7年までしかなく、選べる幅も他社と比べて多くありません。

 また、KINTO最大の特徴である「任意保険の付帯」もデメリットになってしまう場合があります。任意保険の等級はKINTO契約時には引き継げないので、すでに契約済みの任意保険で計算すると結果、他サービスの方が安上がりになったり、契約終了後に新車を購入したけど等級が一番下からになったりと、損をする場合があるので注意しましょう。

 ほかにも、他サブスク・カーリースと同様に「走行距離制限」があるので注意しましょう。KINTOでは、月間走行距離1,500km×利用月数で定められており、契約終了後に超過していた分は1kmあたり11円(税込)かかるので、仕事とプライベートで毎日50~100km以上走行する人には、おすすめできません。

・最低3年契約が必要で、期間設定が少ない

・任意保険が必ずついてきて、等級が引き継げない

・走行距離に制限があり、毎日長距離乗るユーザーには不向き

「KINTO(キント)」の月額料金は?高すぎるって本当?

 KINTOは一見安いように見えて、実は高いと聞いたことがある方もいるかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。

 今回は車種をコンパクトハイブリッドカーのトヨタ アクアに設定。年齢を21歳以上、利用期間3年という条件で比べてみました。

 KINTOを利用した場合、毎月の料金の中に車両代や税金、任意保険料などすべてが含まれてトータルの金額が1,722,600円、1ヶ月あたり47,850円になります。

 一方、現金一括で購入した場合は、アクアの車体が2,173,820円で、ほかに税金が127,820円、任意保険が620,985円かかってきてしまいます。それらの費用に3年後の下取りの価格が978,219円を引いたとしても総額1,944,406円、月額に直してみると、54,011円となります。

 さらに一括払いが厳しい時には、自動車ローンを組む必要があるので、この場合は先ほどの金額にプラスで分割払いの金利手数料が含まれてしまいます。

 実際に同じ車種などの条件で比べてみるとわかるように、車を3年間所有するという条件では、KINTOで契約をしたほうが月々に直した時の金額が安くなります。
 
 任意保険の等級や所有する年数によっては上記とは別条件にはなるので、必ずしもKINTOが安くなるというわけではありませんが、噂だけで判断するのではなく、しっかりと自分のカーライフに合わせて一度見積もりしてみるのが良いのではないでしょうか。

「KINTO(キント)」の2つの異なるプランとは?

 KINTOではよりユーザーのカーライフに合わせられるよう「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2つのプランが用意されています。

 初期費用フリープランは、「初めて車を所有する人」向けに、解約金フリープランは「より自由に乗りかえたい人」向けにサービスプランがそれぞれ設定されています。初期費用フリープランでは初期費用がない代わりに中途解約の場合に解約金が発生したり、解約金フリープランでは、中途解約がかからない代わりに申込金として、初期費用がかかったりとサービス内容がガラッと変わるので、しっかりと比較検討しましょう。

「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」比較

項目 初期費用フリープラン 解約金フリープラン
初期費用 なし 月額5ヶ月分相当※1
契約期間 3年/5年/7年※2 3年
ボーナス併用払い あり なし
中途解約金 あり なし
契約満了時の選択 ・新車への乗りかえ
・車の返却
・新車への乗りかえ
・契約した車を再契約
・車の返却
対象車種 ・トヨタ車
・レクサス車
・トヨタ車※3
・再契約
・車の返却

※1 申込金はクレジットカード払いのみ対応
※2 レクサス車、モリゾウセレクションは3年のみ
※3 一部車両は除く

KINTO公式でプランを見る

「KINTO(キント)」の取り扱い車種


 KINTOでは、トヨタ・レクサスの人気車種を中心に、全19車種の中からボディカラー・オプション装備を含めて選ぶことができます。

タイプ 車種名
コンパクトカー ルーミー、ヤリス、パッソ、アクア
SUV RAIZE、ヤリスクロス、カローラクロス、C-HR、ハリアー、RAV4、RX(レクサス)
ミニバン ノア、ヴォクシー、シエンタ
セダン・ワゴン・クーペ プリウス、GR86、カローラツーリング、カローラ、RC(レクサス)

※一部車種には、モデリスタ仕様、GRパーツ仕様、乗降サポート機能(シート回転タイプ)グレードが用意されています。
※2021年3月時点

「KINTO(キント)」の申込に必要なものから手順や納車までの流れ


 ここからはKINTOのWeb申し込みから納車までの流れと申し込みに必要なものを解説していきます。

 申し込みはWebから簡単にでき、納車に必要なものや当日納車までの流れなどは販売店からしっかりと説明があるので事前準備は必要ありません。

 ただし、駐車場については、探す手間や契約まで時間がかかる場合があるので、心配な方は販売店から連絡後すぐに準備しておくことをおすすめします。

「KINTO(キント)」のWeb申し込みから納車までの流れ

1.KINTOの公式ホームページにアクセスをする

2.画面上で必要なものを入力・選択(車種、オプション選択、販売店選択)

3.必要事項の説明や規約同意を確認し、審査を申し込む

4.審査通貨の連絡がメールにて到着

5.「My KINTO」へログイン、支払い条件や契約の手続きをする

6.選択した販売店から納車の目途と今後ご説明

7.選択した販売店から送られてくる委任状、印鑑証明書、車庫証明書などの登録書類の準備・返送

8.選択した販売店から納車の連絡・日程調整

9.選択した販売店にて納車

「KINTO(キント)」の申し込みに必要なもの

 申し込みに必要なものは、運転免許証のみです。ほかは必要ありません。

 無事に審査を通過した際には、選択した販売店から登録に必要な書類が届きますので、準備をしましょう。

「KINTO(キント)」の審査基準


 現在、KINTOの審査基準は公表されていませんので、お答えできませんが、一般的なカーリースに照らし合わせると年間支払額が年収から債務(借金)を引いた金額の3分の1以下になるのが目安となります。

 ただし、年収以外にも事故歴、安定した収入が見込めるか、職種、勤続年数、支払いの滞納状況も加味されるので、上記の条件をクリアしているから必ず通るというものではないようです。

「KINTO(キント)」利用の注意点

 便利で使いやすいサービスのKINTOでも、利用の仕方によっては損をしてしまう場合もあるため、注意が必要です。

 ここからは注意点について説明していきますので、利用の際は頭に入れておきましょう。

車両返却の際は原状回復が必須

 KINTOは借用契約ですので、返却の際は原状回復が必要です。また、返却の際には状態を査定され、キズやへこみの状態によっては別途原状回復費用がかかってきてしまいます。

 また、カスタム・改造した場合も、元に戻すための原状回復費が必要になります。ただし、トヨタ正規販売店にて取り付けられた部品が装着されている場合に限りOKな場合もあるので、カスタムしたい場合は必ず販売店やインフォメーションに事前の確認をしましょう。

喫煙・ペットの乗車NG

 契約事項の中には、「喫煙禁止」、「ペットの乗車禁止」があり、もし禁止事項に抵触していた場合には原状回復費用が必要になりますので、注意しましょう。

中途解約が発生する場合があるので注意

 初期費用フリープランの場合は、事前に解約する可能性を考慮したプランではないため、中途解約する場合は、残利用料と追加清算金を合わせた解約金がかかってしまいます。
 
 ただ、初期費用フリープランでも本人が死亡した場合や突然の海外転勤を命じられるなど、どうしようもない理由があれば請求はありませんので、安心してください。
 
 ※5年や7年契約の場合は、突然の海外転勤でも中途解約金は免除されないなど、細かい決まりはあるためしっかりと事前に確認しましょう。
 

トヨタの「KINTO(キント)」に関するよくある質問

Q:「KINTO(キント)」とは、どんなサービスですか?

A:「KINTO(キント)」とは、トヨタグループが2019年から開始した、毎月決まった金額でトヨタ・レクサスの新車に乗ることができるサブスクリプション型サービス(サブスク)です。

Q:「KINTO(キント)」に軽自動車はありますか?

A:「KINTO(キント)」では、トヨタ車・レクサス車を取り扱っていますが、トヨタ軽自動車である「ピクシスシリーズ」の取り扱いはありません。※2022年3月時点

Q:「KINTO(キント)」に頭金は必要?

A:「KINTO(キント)」を利用するのに、頭金は必要ありません。

Q:「KINTO(キント)」の走行距離制限は?

A:「KINTO(キント)」には、走行距離制限があります。走行距離制限はプランによって違い、3年プランの場合は、5.4万km、5年プランの場合は9万km、7年プランは12.6万kmが上限となります。

「KINTO(キント)」でカーライフを楽しもう

 本記事では、トヨタグループのサービス「KINTO(キント)」について詳しく解説してきました。

 一見、クルマが自分の所有でない分、損をしているように見えますが、そんなことはありません。

 実際の新車購入は諸経費も多く、いざ乗りかえようと思っても、下取りや名義変更、各種を行ったりと非常に時間とお金を大量に使います。

 そんな中、KINTOは簡単に最新の車が乗れる・乗りかえれるおすすめのサービスです。

 ぜひ、KINTOを利用してみるのはいかがでしょうか。

今すぐKINTOに申し込む

クルマのサブスクの関連情報