初めてのメルセデスに最適!メルセデス・ベンツ「A250 4MATIC Sedan」の試乗で見た驚きの2面性とは【PR】

2012年に登場した先代モデルの「Aクラス」は「質実剛健」から「デザイン重視」へと大胆な変貌が話題となり、メルセデス・ベンツのイメージを大きく変えました。今回は、そんな「Aクラス」のファミリーとして、2018年に追加設定された「Aクラスセダン」に注目してみたいと思います。

自動車を発明したメルセデス・ベンツが世に贈る 至高のコンパクトセダン

 メルセデス・ベンツは自動車を“発明”し、130年以上という長い歴史を持つブランドです。いつの時代も企業スローガンである「最善か、無か」を具体化させたクルマづくりは、日本でも高い評価を受けています。

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan

 しかし、その一方で“老舗”ならではの悩みも抱えていました。その一つが若年層やこれまで輸入車に興味が無かった層へのアプローチ方法です。

 メルセデス・ベンツは世間一般的に「ハイブランド」の輸入車として認識されているため、そのような層からは「自分には手が届かない」「自分にはまだ早い」などと思われてしまいがちです。

 

 そんな状況を打破すべく、メルセデス・ベンツは新しいユーザー層へのアプローチ方法として新世代のモデルを投入しました。それが、メルセデス・ベンツへのエントリーを担う「Aクラスファミリー」なのです。

 2012年に登場したモデルは「質実剛健」だった先代から「デザイン重視」へと変わった大胆な変貌が話題となり、メルセデス・ベンツのイメージを大きく変えた張本人といえるでしょう。

 その後、ユーザーの嗜好やライフスタイルに合わせて様々なモデルバリエーションを展開してきましたが、今回は2018年登場の2代目に追加設定された「Aクラスセダン」のA250 4MATIC Sedanに注目してみたいと思います。

クルマ本来のカッコよさと低重心でスポーティな走りが持ち味のセダン

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan

 セダンといえば、かつてはファミリーカーの代名詞と呼ばれ、今でも各メーカーの“顔”といわれるモデルが多くラインナップされていますが、現在はミニバン/クロスオーバーSUVが全盛という事もあり、いまひとつパッとしていないのも実情です。

 しかし、決してセダンの魅力が無くなってしまったわけではありません。ミニバンやクロスオーバーSUVにはない、直感的に感じる「カッコ良さ」や、低全高/低重心の基本素性を活かした「運動性能の高さ」などはセダンならではの特徴であり、他のボディタイプでは手に入らない魅力があります。

 そのような“長所”をとことん突きつめながら、新世代のメルセデス・ベンツとしてふさわしい数々のテクノロジーを投入したクルマこそが、今回試乗するA250 4MATIC Sedanなのです。

コンパクトなボディにセダン本来の流麗なプロポーションを実現させた

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan

 A250 4MATIC Sedanには、メルセデス・ベンツの新世代FFプラットフォームである「MFA2(モジュラー・フロントドライブ・アーキテクチャ2)」が採用されています。

 エクステリアは、横置きFFレイアウト採用のハッチバックであるAクラスをベースに3BOX化され、ハッチバックと同じくスポーティでクリーンなイメージながらも、どこか落ち着きがある雰囲気を持っています。

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan

 一般的にハッチバックがベースとなるセダンはリア周りの造形に不自然さが残るモデルが多いのですが、A250 4MATIC Sedanは非常に自然なフォルムに仕上がっています。

 インテリアはハッチバックと共通で、水平基調のシンプルな造形ながら2枚の横長のディスプレイ、タービン形状の空調口などを採用し、スポーティさと次世代感を上手にバランスさせています。

 メーター表示は4種類から変更可能で、更に64色からセレクト可能なアンビエントライト(オプション)を組み合わせれば、好みや気分に合わせてカジュアル~スポーティ~シック~エキゾチックなインテリアムードに変更可能です。

「ながら運転」防止にも役立つ「MBUX」は自然な会話で操作できる

試乗車のインテリアにはAMGレザーエクスクルーシブパッケージが装着されている

 ちなみに試乗車にはオプションのAMGライン、AMGレザーエクスクルーシブパッケージ(クラシックレッド/ブラック)が装着されていますが、これらを選ぶことにより「スポーティbutフォーマル」な意匠に仕上がるので、是非とも選んでほしいアイテムです。

「MBUX」も搭載された2枚の横長センターディスプレイ

 もちろん、Aクラスセダンにも「ハイ、メルセデス」でおなじみの「MBUX」も採用されています。

 ナビゲーションの目的地設定や、オーディオ、電話の操作はもちろん、エアコンの温度調整やシートヒーターのON/OFFなどを音声認識で可能にしますが、定型文だけでなく会話的な呼びかけにも反応してくれるのは嬉しいポイントです。

 昨今、スマホの「ながら運転」が問題視され法改正がおこなわれましたが、この「MBUX」を使えば「ながら運転」の防止効果は非常に大きいでしょう。さらに「MBUX」は学習機能も備えており、使えば使うほど自然なコミュニケーションになっていくそうです。
 
 A250 4MATIC Sedanのボディサイズは、全長4560×全幅1800×全高1430mmと兄貴分のCクラスと比べると全長は-126mm、全幅は-10mmとコンパクトですが、室内空間(特にリアの居住性)やラゲッジルームはほぼ同等のスペースが確保されています。
 
 この辺りはFFレイアウトの「MFA2」ならではのメリットが活きています。

滑らかな加速と静粛性の高さが際立つが、スポーティな面も備えている

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan

 では、実際に乗るとどうでしょうか? 今回試乗した「A250 4MATIC Sedan」はAMGを除けばラインアップの中で最上級グレードになります。

224馬力/350Nmを発揮する直列4気筒ターボエンジン

 エンジンは224馬力/350Nmを発揮する直列4気筒ターボ+7速デュアルクラッチトランスミッションの組み合わせ。駆動方式は可変トルク配分型のフルタイムAWD「4MATIC」となっています。

 アクセルを踏んだ瞬間からターボラグを感じさせないフラットなトルク特性と余裕のパフォーマンスが印象的で、個人的にはドライブモード「Eco」でも十分だと感じるくらいです。

 一般道を普通に走る際はトルクバンドの広さ(最大トルクを1800~4000rpmで発生)とATのように滑らかなDCTの制御、静粛性の高さと穏やかかつジェントルな特性を感じますが、ひとたびアクセルを踏み込むと背中を押される力強さとDCT本来の旨みである電光石火のシフトチェンジや小気味良さが光ります。

 そして心地よいサウンドも相まって、フォーマルなセダンが一転してスポーツセダンに変貌するという二面性を備えています。

広い室内と軽快な走りは、FF系プラットフォームの「MFA2」ならでは

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan

 A250 4MATIC Sedanのフットワーク系にも、メルセデス・ベンツの新世代FFプラットフォーム「MFA2」が採用されています。

 リア周りの剛性面が有利なセダンボディである事に加えて、A250 4MATIC SedanのリアサスにはハッチバックのAクラスには設定のないマルチリンク式の左右独立サスペンションが採用されるなど、Aクラスセダン専用のセットアップが施されています。

AMG 5ツインスポークアルミホイールに225/45R18+のタイヤを組み合わせている

 タイヤはノーマルでは205/55R17+17インチ 10スポークアルミホイールですが、AMGライン選択すると225/45R18+AMG5ツインスポークアルミホイールが装着されます。

 その走りはFR系の重厚で穏やかな特性とは少々異なり、軽快さとキビキビ感を重視したスポーティな味付けですが、センター付近には心地よい穏やかさを備えています。

 応答性の高いステアリング系、無駄がないコーナリング時の一連の素直な動き、そして鉄壁ともいえる安定性の高さなど、メルセデス・ベンツの伝統はA250 4MATIC Sedanにもシッカリと受け継がれています。

メルセデス・ベンツらしい矢のように走る直進安定性はAクラスでも健在

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan
メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan

 高速道路では、ステアリングに手を添えるだけでビシーッと矢のように走る直進安定性があり、A250 4MATIC Sedanがメルセデス・ベンツのクルマであることを感じさせてくれます。

 この直進安定性は、基本性能の高さや4MATICである事に加えて、クラス最高レベルとなるCd値(空気抵抗値)0.22の空力ボディも一役買っているはずです。

 乗り心地は全体的に硬めですが、カドが取れたスッキリとした乗り味です。

 バネ下もバネ上もしっかりと動かす絶妙なセットアップと、マルチリンク化の恩恵なのか大きめの入力でもリアがバタつかず、不快なツキ上げも抑えられておりセダンとしての本質も忘れていません。

 じつは試乗前は「何で電子制御ダンパーがないの?」と思っていたのですが、試乗後は「これなら電子制御ダンパーがなくても大丈夫!!」と思ったくらいです。

自然な制御が特徴の安全支援システムは Sクラス同等の性能を誇る

 また安全支援システムは、アクティブブレーキアシストやアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック、PRE-SAFEを含む「レーダーセーフティパッケージ」を装備。

 機能という意味では他メーカーにも似たシステムがありますが、メルセデス・ベンツの安全支援システムの特徴は「上手なドライバーならこうするよね」といったような人間の意思を感じさせる制御である事です。

 制御が自然でクルマを信頼できるメルセデス・ベンツの安全支援システムは、現状の運転支援システムの中ではトップクラスといって良いでしょう。

充実した“繋がる”機能が特徴の「Mercedes me Connect」も搭載

「Mercedes me Connect」は大型のセンターディスプレイを使って操作できる

 また、昨今話題となっている“繋がる”機能も充実しています。

「Mercedes me Connect」は緊急通報サービス/故障通報サービスなどの24時間コンシェルジュサービス、スマホ連動のリモートドアロック&アンロック/駐車位置検索/Send2Car(行きたい場所のデータをスマホからMBUXナビゲーションに送り目的地を設定)など、様々な機能が用意されています。

 さらに、3Dマップを備えたナビゲーション機能、12セグ・ワンセグ自動切り替えのテレビ機能、Apple CarPlayやAndroid Autoも使えるスマートフォン連携機能、Mercedes meアプリから車両のエンジンをかけることができるリモートエンジンスタート機能まで搭載されています。

 これらが搭載された「Mercedes me Connect」は当然ながら上級のSクラスにも採用されていますが、エントリーモデルのAクラスにも同等のものがしっかりと備わっているのですから、メルセデス・ベンツのAクラスに対する本気度が伝わってきます。

A250 4MATIC Sedanは「初めてのメルセデス」にオススメの一台だ!

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan

 そろそろ結論に行きましょう。Aクラスセダンは「日本ジャストサイズのボディ」とメルセデス・ベンツならではの「伝統(=変わらない良さ)」と「革新(=変わった良さ)」がバランス良く備わった、「新世代のコンパクトセダン」といって過言ではないクルマです。

 さらにA250 4MATIC Sedanは、普段使いから冠婚葬祭、はたまたワインディング走行までオールマイティに使える実用性と愉しさもあわせ持つ、現代版「羊の皮を被った狼」とも表現できる、いぶし銀のAWDスポーツセダンでもあります。

「ボディは小さくても質の高いセダンが欲しい」、「でも、ビジネスライクなセダンはイヤ!!」はたまた「そろそろ国産車は卒業かな?」などと薄々感じている人には「初めてのメルセデス」として積極的におススメしたい一台です。

[Text:山本シンヤ Photo:土屋勇人]

>>メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan オフィシャルサイトへ

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedan
ステアリング
トランスミッション 電子制御7速AT
駆動方式 4輪駆動(4WD)
エンジン DOHC直列4気筒 ターボチャージャー付き
最高出力/最大トルク 224馬力(5500rpm)/350Nm(1800〜4000rpm)
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
全長×全幅×全高(mm) 4460×1800×1430(AMGライン装着車)
ホイールベース(mm) 2730
車両重量(kg) 1530
乗車定員(名) 5
最小回転半径(m) 5
ブレーキ(前/後) ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤサイズ(前/後) 225/45R18/225/45R18(AMGライン装着車)
WLTCモード燃料消費率(km/L) 12.3
価格(消費税10%含む) 4,850,000円

メルセデス・ベンツ A250 4MATIC Sedanを詳しく見る【画像91枚】

画像ギャラリー

Writer: 山本シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

最新記事