「Honda・テックマチックシステム」がかなえる移動の自由──当事者試乗と開発者対談で見えた福祉車両の最前線【PR】
「移動の喜びを一人ひとりに」。Hondaは1976年から半世紀にわたり福祉車両の開発を続けてきました。今回はパラサイクリングの官野一彦選手による手動運転補助装置「Honda・テックマチックシステム」の試乗レビューに加え、開発者対談を通じて、日本唯一の足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」 をはじめとするHondaの福祉車両づくりと「移動の自由」への情熱に迫ります。

足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」とは?
現在、国内メーカーで両上肢が不自由な人への運転補助装置を提供できるのは、Hondaだけ。そのHonda・フランツシステムを搭載したフィット e:HEVを実際に見せてもらいました。
私(筆者:まるも亜希子)が運転席に乗り込もうとすると、左足の靴を脱いでくださいと言われ、なんとあらかじめ靴が用意されています。これが「足用ステアリングペダルユニット」のステアリングギアボックスです。

ペダルに装着された靴を履き、自転車のペダルをこぐように回すとハンドルが左に回り、逆に回すとハンドルが右に回るという仕組み。停車した状態で操作してみると、すんなりとハンドルが回ることを確認できました。

そして右足には「足用シフトペダル」があり、右にひねって上下に動かすという2つの動作を組み合わせてシフトレバー操作を行うことができます。最初は足首が思うように動かず、右にひねるという操作が少し重く感じられましたが、慣れてくると「なるほど!」と分かりやすい操作だと納得。ウインカーやライトなどの運転時に使うスイッチは、9パターンのレイアウトが用意されている「足用コンビネーションスイッチ」で操作できます。
試しにライトスイッチを足の指で押してみたところ、これも慣れればスムーズにできるようになりそうだと実感できました。

また、座ってドアを閉めるだけで自動的にシートベルトが着用できる「パッシブシートベルト(自動装着式シートベルト)」は、よく考えられているなぁと感心! 私も愛車にこのシートベルトが欲しいと思ったほどです。
でも、そもそもドアはどうやって開けるのか? 閉めるときはどうするのか? 私には分からないことだらけでしたが、さすがは清水さん。「こうやるんですよ」と、靴を脱いで右足をドアハンドルに引っ掛け、手を使わずとも器用にドアを開けて乗り込み、再び右足でドアを閉めて見せてくれました。
さらにホンダアクセスがこだわったところは、このシステムがクルマを購入する際に「納車の時からついている」ことだといいます。

「Honda・フランツシステムは特殊な装置だからこそ、従来の購入フローではお客さまに大きな負担をかけてしまっていました。そこで2021年にホンダアクセスで取り扱いを開始した際、少しでもお客さまの負担を減らそうと販売・納車プロセスの見直しを行ったのです。具体的には、わざわざ遠方までお越しいただかなくても済むよう、デモカーを最寄りのディーラーへ持ち込む運用を開始し、ご来店の回数を減らせるようにしました」(清水さん)
その心配りは、運転免許の取得前から始まっています。
「近隣に福祉教習車がない地域でもスムーズに免許を取得できるよう、教習車を貸し出す仕組みも整えています。クルマそのものの性能はもちろんですが、購入検討から納車までのプロセスにおいても、障がいのあるお客さまができるだけ不安や負担なく安心してご利用いただけるようにしたい──それが、私たちチーム全員の強い思いです」(清水さん)
移動の自由が日々を変える──Hondaの研究開発は止まらない
車いすラグビーと出会い、日本代表としてパラリンピックでメダルを獲得した後、2020年からパラサイクリングに挑戦している官野さん。アジア選手権での優勝をはじめ、次のロスパラリンピックに向けて再び日本代表として厳しいトレーニングを続ける官野さんにとって、クルマはなくてはならないものだといいます。

今回は官野さん、清水さんからお話を伺って、ふたりの思いは同じ方向を向いていることを実感しました。
毎日の暮らしを、夢を、もっともっと広げてほしいという願いが、ホンダアクセスの福祉車両開発の大きな原動力。「当たり前の世界」の実現のため、私たちもまずは知るところからスタートしたいですね。
[Text:まるも亜希子 Photo:土居凌祐]















































































