1980〜90年代のホンダ車をオマージュし、その角ばった“カクカク感”もデザインに落とし込んだというフロントグリル部をチェックします。

「シビック」や「アコードインスパイア」など、古いホンダ車をオマージュしたというバンパー部分と、マットブラックに塗り分けられた立体的な造形のルーバーがコントラストを生み出し、全体のデザインを引き締めます。

「シックなベージュを黒いフェンダーカバーが引き締めるフリード クロスターのワイルド感も最高だし、純白のフリード エアーのソリッドで上品なおしゃれ感もかなり刺さります！」と五味さん。

　純正ボンネットにかぶせて装着するアイソレーターのボンネットパーツは、左右にリブを設けることで、パーツ剛性を高めると同時に、縦方向の造形でレトロ感をアシストします。

　パーツは真空成形で製造されますが、立体感を増すほど薄い部分ができやすいというデメリットを、製造部門を含めた改善で克服しています。

　純正フェンダーにつながるフィッティングの精度も高いので、取ってつけたような違和感は皆無の造形美となっています。

　レトロさを引き出すキーポイントである丸目のライトは、やや後方に配置することで視線を奥へと誘導。アンバーのコーナーウインカーレンズ、クリアのポジションライトレンズももちろん、「アイソレーター」のためのオリジナル品というこだわりです。

「アイソレーター」のカラーバリエーションは、今回紹介したベージュとホワイトが塗装済み品として販売されるほか、それ以外の色も未塗装パーツを塗装することにより対応可能とのこと。

　純正色以外の塗装も可能ということで、より自分の理想に合わせた「フリード アイソレーター」を生み出せそうです。

「帰りは私が運転します！」と、フリード アイソレーターのステアリングを握る一ノ瀬さん。

　おしゃれなデザイン性と運転のしやすさを融合させたダムドのカスタムカーは、クルマのデザインに一家言（いっかげん）あるレースアンバサダーをも魅了しています。

［Model：一ノ瀬のこ　Text：くるまのニュース編集部　Photo：土屋勇人］
［LOCATION：REMIX BASE 袖ヶ浦キャンプ場］