週末行ってみる? 家族みんなで楽しめる「森」の秘密… 都心から1時間の「富士モータースポーツフォレスト」とは【PR】
富士山の雄大な麓に広がる「富士モータースポーツフォレスト」。ここは、「走る」「見る」「泊まる」「学ぶ」といった様々な角度からクルマ文化を楽しめる、テーマパークのような場所です。F1開催の実績を持つ国際サーキットをマイカーで走れたり、ミニチュア版のコースでカート体験ができたり、貴重なレーシングカーの歴史にミュージアムで触れたり、富士山の見えるカフェでゆったりとした時間を過ごしたり…。今回は、そんなモータースポーツの魅力を発見できるこの場所の全貌を、豊田章男会長の熱い想いと共に深掘りします。
都心から約1時間の森…「富士モータースポーツフォレスト」とは
「サーキット」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか。
轟音を立てて走り抜けるレーシングカー、専門的な知識を持ったファンが集う場所、少しハードルが高い特別な空間…。
そんな風に感じている人も少なくないかもしれません。
でも、もし、そのイメージがガラリと変わる場所があるとしたら、どうでしょう。

クルマが好きな人はもちろん、これまで全く興味がなかった人でも。
大人も、そして子どもたちも。誰もが心から楽しめて、忘れられない体験ができる。
そんな夢のような場所が、実は日本の、それも都心からすぐの場所にあるのです。
それが富士山の雄大な麓に広がる「富士モータースポーツフォレスト」(静岡県小山町)。
今回は、トヨタの豊田章男会長の熱い想いが込められたこの場所が、なぜこれほどまでに多くの人を惹きつけるのか、その魅力を余すところなく、一緒に探る旅に出かけたいと思います。
そもそも「富士モータースポーツフォレスト」ってどんな場所?
まず驚くのが、そのアクセスの良さです。東京からクルマを走らせて、約1時間。
雄大な富士山がぐんぐん近づいてくるドライブは、それだけでもう最高の体験です。
人気の「御殿場プレミアム・アウトレット」からはクルマで約20分、避暑地として知られる山中湖からも約20分という、まさにゴールデンな立地。
ショッピングや観光と合わせて、気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。では、この「富士モータースポーツフォレスト」とは、一体どんな場所なのでしょうか。
ここは、ひとつの巨大な「森」のようなエリアです。その中心には、世界的に有名な国際サーキット「富士スピードウェイ」がどっしりと構えています。
そして、その周りには、まるで森の木々のように、多彩で魅力的な施設が点在しています。例えば、サーキットの興奮とラグジュアリーな滞在が融合した「富士スピードウェイホテル」。

モータースポーツ約130年の歴史を物語る、貴重なレーシングカーが並ぶ「富士モータースポーツミュージアム」。
さらには、国内トップクラスのレーシングチームのガレージまで。モータースポーツという文化を、走る、見る、泊まる、学ぶ、あらゆる角度から心ゆくまで楽しめる。それが、富士モータースポーツフォレストです。
この森の中心にある富士スピードウェイは、日本のモータースポーツの歴史そのものと言っても過言ではありません。
1966年の開業以来、幾多の名勝負の舞台となり、数えきれないほどのスター選手を育んできました。1976年には、日本で初めてとなるF1世界選手権を開催し、翌77年も連続開催。その名を世界に轟かせたサーキットです。
そして2005年、富士スピードウェイは大きな進化を遂げます。FIA(国際自動車連盟)が定める最高格式の「グレード1」サーキットとして生まれ変わったのです。
これは、再びF1グランプリが開催できる、世界水準のコースであることを意味します。設計を手掛けたのは、世界の主要サーキットを知り尽くすドイツのティルケ社。
スリル満点のハイスピードコースでありながら、安全性にも最大限配慮された、まさに日本が世界に誇るインターナショナル・レーシングコース。
美しい自然と調和した最新の観客席やイベント広場、レストランなどの施設も充実していて、訪れるすべての人を快適にもてなしてくれます。
まずは玄関口へ。「ウェルカムセンター」で未来のモータースポーツに触れる
さて、この広大な森に足を踏み入れたら、まずどこへ向かえばいいのでしょうか。おすすめは、フォレストの玄関口にあたる「ウェルカムセンター」です。
ここから、あなたの冒険は始まります。一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、レースシーンを彩った車両たち。
この1階展示スペースでは、トヨタの「もっといいクルマづくり」の取り組みを象徴する車両や、モータースポーツへの挑戦、カーボンニュートラルに向けた未来への取り組み、富士モータースポーツフォレストが目指すビジョンなどを分かりやすく知ることができます。
ちょっと休憩したくなったら、2階のカフェへどうぞ。主に週末やレース時に営業しているこのカフェでは自家焙煎のスペシャルティコーヒーの豊かな香りが、あなたを優しく包み込みます。(詳細な営業日は記事末URLよりご確認ください)
こだわりの国産小麦を使い、輻射窯ガスオーブンで丁寧に焼き上げられたパンは、どこか懐かしく、優しい味わい。子どもからお年寄りまで、誰もが笑顔になれる美味しさです。

このウェルカムセンターについて、同センター副責任者の佐藤千尋氏は次のように語ります。
「今後のモータースポーツは、ただ戦うだけではありません。私たちが日常で乗っている『いいクルマ』を作っていくための、いわば実験場としての役割も担っています。その重要性を伝え、活動を支えていただくファン層をもっと広げていく必要があると考えました。熱心なファンだけでなく、これまで接点のなかった新しい層の方々、そして未来を担う子どもたちにモータースポーツに興味を持ってもらい、将来の職業選択肢の一つにしてもらえたら、という想いが富士モータースポーツフォレストにはあります。
その富士モータースポーツフォレストの玄関口となるのが『ウェルカムセンター』です。通常、富士スピードウェイはレースがない日でも入場料が必要ですが、中で何が行われているか分からないお客様にとっては、それが大きな壁になっていました。まずはこのウェルカムセンターに気軽に立ち寄っていただき、富士スピードウェイで何ができるのかを知っていただくための総合案内所としてオープンしました。
ここでは、体験走行や食事、カートなど、富士モータースポーツフォレストで楽しめる様々なアクティビティの情報を得ることができます。また富士スピードウェイに入場しなくても、モータースポーツ関係者と交流するなど、多様な使い方ができる場所を目指しています」
ウェルカムセンターに隣接する「ルーキーレーシングガレージ」とは
そして、このウェルカムセンターで絶対に見逃せないのが、ある特別な場所との「つながり」です。
実はここ、豊田章男会長がオーナーを務めるレーシングチーム「ルーキーレーシング」のガレージと連結しています。
このガレージについて、ルーキーレーシングの担当者は次のように話しています。
「ルーキーレーシングはオーナーである豊田章男が設立したチームで、現在は主にスーパーGT・スーパーフォーミュラ・スーパー耐久・ニュルブルクリンク24時間レースに参戦しており、チーム運営やマシンのメンテナンス業務などを行っています。現在は、エンジニアやメカニック、そしてレースクイーンなどを含めて約50名在籍しており、ここを拠点に全国各地のサーキットに出向いています。
この施設はレーシングチームの拠点となるのはもちろんですが、豊田章男オーナーの想いは、プロドライバーだけでなく裏方のメンバーの人材育成や未来をになう子どもたちの憧れの職業となることも目的として運営しています。2階の見学エリアから作業エリアを見学することができ、子どもから大人までモータースポーツのリアルに触れ合うことができるのも特徴のひとつです」
実際のこの施設では、エンジニアやメカニックたちが真剣な眼差しでマシンを整備する姿をガラス越しに間近で見ることができ、普段では見ることのできない姿が体験できる場所といえます。
そんなレースの裏側、プロフェッショナルの仕事現場を垣間見る体験は、大人にとっては興奮もの、子どもたちにとっては、将来の夢につながるかもしれない、忘れられない原体験になるでしょう。
免許があればOK!憧れのサーキットをマイカーで走ってみよう
「サーキットを走るなんて、特別なライセンスや装備が必要なんでしょ?」
そう思っているあなたにこそ、体験してほしいコンテンツがあります。富士スピードウェイでは、驚くほど気軽に、そしてリーズナブルに、あの国際レーシングコースを走ることができます。
その名も「体験走行」。必要なものは、国内で有効な運転免許証、ただそれだけ。ヘルメットも、レーシンググローブも、一切不要です。いつものドライブの服装のまま愛車で、あの夢の舞台に立つことができるのです。
走行は、先導車について走る隊列走行なので、追い抜きの心配もありません。自分のペースで、コースの広さや路面の感触、コーナーの角度をじっくりと味わうことができます。
しかも、乗車定員まで同乗が可能。家族みんなで、あるいは大切な人と一緒に、この特別な体験を共有できるなんて、最高じゃないですか。

コースは、F1も開催される「レーシングコース体験走行」と、よりコンパクトでテクニカルな「ショートコース体験走行」から選べます。
「自分のクルマで走るのはちょっと…」という人には、さらに嬉しいサービスも。なんと、「GR ヤリス」や「GR カローラ」、「GR スープラ」といったトヨタが誇るスポーツカーをレンタルして走ることも。
さらには究極のチューニングが施された「TOM’S スープラ」まで用意されているというから驚きです。憧れのクルマで、憧れのサーキットを駆け抜ける。そんな夢が、ここでいとも簡単に叶ってしまいます。
取材した日は、トヨタの「クラウン(セダン)」で「レーシングコース体験走行」に参加。他の参加者はスポーツカーからミニバン、セダン、ステーションワゴン、さらにはバイクまで様々な人が楽しんでいました。
子どもも大人も夢中になる!ミニチュア版サーキットでカート体験
「子どもが遊べるところはないかな?」。そんなファミリーにも、富士スピードウェイは最高の遊び場を提供してくれます。
それが、カート体験です。ここのカートコースは、ただのコースではありません。
全長4.5kmの国際レーシングコースを、ぎゅっと凝縮して作られた“ミニチュア版”富士スピードウェイ。全長520mの「レーシングコース」は、レンタルカートで本格的な走りが楽しめるメイントラック。
そして、全長200mの「ショートコース」は、初めてカートに乗る人やお子様のトレーニングにぴったりの、低速ミニトラックです。
何より嬉しいのが、その安全性の高さ。コースは全面舗装で、砂利道(グラベル)や芝生(グリーン)がないため、万が一の時も安全に進路をとることができます。
本格的な「レーシングコース」には、サーキット専用の特殊な舗装が施され、まるで本物のレーサーになったかのような気分を味わえます。
さらに、自分のラップタイムやコース上の映像がリアルタイムで表示されます。走っている本人だけでなく、応援している家族や仲間も一緒に盛り上がれる仕掛けが満載です。
風を切って走る爽快感、ハンドルを通して伝わる地面の振動。子どもも大人も、性別も関係なく、誰もが夢中になってしまう。
カートは、モータースポーツの楽しさの原点が詰まったアクティビティです。
遊ぶだけじゃない!トヨタが本気で教える「安全運転」の世界
富士スピードウェイの魅力は、モータースポーツだけにとどまりません。
敷地内には、「トヨタ交通安全センター モビリタ」という施設があります。ここは、トヨタが設立した、交通社会を構成するすべての人々の安全意識を高めるための場所です。
国内最大級、10万平方メートルもの広大なフラットコース。スリリングな35度のバンク(傾斜)を持つ周回路。そして、雪道を再現した滑りやすい路面(低ミュー路)。
ここでは、日常の運転では決して体験できないような極限状況を安全にシミュレーションし、多様な安全運転実技講習を受けることができます。
屋内施設には、運転時の動体視力を測定する機械や、クルマの死角にコーンを置いた「運転時の死角」などを学ぶコーナも。
そして、いざクルマに乗り込めば急ブレーキの踏み方、滑りやすい道での対処法など、プロの指導のもとで学ぶ知識と技術は、明日からのあなたの運転を、そしてあなたの大切な人の命を、きっと守ってくれるはずです。
楽しむだけでなく、社会に貢献する。そんな懐の深さも、この森の大きな魅力のひとつです。
取材した日には「トヨタ 86」と「マークX GRMN」で濡れた路面を運転。アクセルを踏みすぎるとすぐにリアが滑り出してスピンしてしまうという状況を体感。
最初はアクセルの加減がわからず、すぐにスピンとなっていましたが、慣れてくると「どのくらいクルマが動くとスピンしてしまうのか」などのクルマの挙動を確かめる良い機会となりました。

本格派も大満足!世界が認めたレーシングコースの全貌
もちろん、モータースポーツを本格的に楽しみたい人にとっても、ここは最高の環境です。
FIA「グレード1」を取得したメインの「レーシングコース」は、世界でも有数の長さを誇る1.5kmのホームストレートが名物。度胸が試される高速コーナーから、緻密なテクニックが要求される低速コーナーまで、多彩なレイアウトがドライバーを待ち受けます。
「ショートコース」も侮れません。日本人として初めてル・マン24時間耐久レースを制したレジェンド、関谷正徳氏が監修したこのコースは、なんと18通りものレイアウトに変更可能。
街乗りのクルマから本格的なレーシングカーまで、あらゆるクルマがそのポテンシャルを試せる本格的なサーキットです。
さらに、「ドリフトキング」こと土屋圭市氏が設計・監修した「マルチパーパスドライビングコース」もあります。
高速コーナーとタイトコーナーが巧みに組み合わされ、ドリフト走行の練習に最適。各種の試乗会などにも利用されています。
モータースポーツの入門編とされる「ジムカーナ」専用のコースも完備。普段使っているマイカーで気軽に参加できるのがジムカーナの魅力です。
約1万2000平方メートルというJAF公認の広大なスペースで、クルマを操る楽しさの第一歩を、誰もが体感することができます。

泊まり方で選ぶ、ふたつのスタイル。「静」のホテルと「動」のキャンプ
これだけ魅力的な施設が揃っていると、「1日だけじゃもったいない!」と感じるはず。
安心してください。富士モータースポーツフォレストは、宿泊の選択肢もユニークで、最高に贅沢です。
ひとつは、「静」のラグジュアリー体験。
日本初上陸のブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」として開業した「富士スピードウェイホテル」です。
コンセプトは、モータースポーツとホスピタリティーの融合。国際サーキットに隣接し、息をのむようなサーキットビュー、あるいは雄大な富士山の景色を客室から楽しめるという、世界でも類を見ないロケーション。
まさに「静と動が共存」する唯一無二の空間で、極上の滞在を約束してくれます。
全120室(半分は富士山展望。半分はサーキット展望)の中には、21室のスイートと、なんと専用ガレージ付きのヴィラが5室も用意されています。
ホテルの離れにあるヴィラでは、よりプライベートな時間を過ごせるだけでなく、大切な愛犬と一緒に滞在することも可能です。

そんな富士スピードウェイホテルについて、同施設を担当する正木剛志朗氏は次のように説明しています。
「まずアンバウンド コレクション by Hyattとは、他のハイアットとは立ち位置が違っており、すごく個性を突き詰めているブランドとなってます。
この富士スピードウェイホテルでは、モータースポーツとホスピタリティーの融合というのをコンセプトとしてやっています。
そのため、館内や部屋の中の至る所にモータースポーツにインスパイアされたアートワークがあります。
またスイートルームなどに宿泊されるお客様には『GRMNヤリス』や『GRスープラ』に試乗できるコンテンツを用意しているのも当ホテルの特徴で、それを目当てに宿泊される訪日客もおられます」
もうひとつは、「動」のアクティブ体験。
レーシングコースに隣接するキャンプ施設「RECAMP富士スピードウェイ」です。
全36サイトで構成され、映画に出てくるような「ビンテージトレーラーコテージ」や、まるで高級リゾートのような「トレーラーヴィラ」、さらには愛車を眺めながら寛げる「キャンピングガレージハウス」まであり、ここでの宿泊は、忘れられない思い出になること間違いなし。
もちろん、電源付きのオートキャンプサイトで、自分のテントを張るスタンダードなキャンプスタイルも楽しめます。さらに、ドッグランが併設されたサイトもあり、こちらも愛犬家にはたまりません。
初心者からベテランキャンパーまで、誰もが自分のスタイルで、自然とモータースポーツを満喫できる場所です。
今回は、「ビンテージトレーラーコテージ」と「トレーラーヴィラ」に宿泊。ビンテージトレーラーではアメリカから輸入したエアストリーム「sovereign(1970年製)」に展望テラス付きのサイトがついた場所で、快適な寝心地を実現するダブルベッド、オーバーヘッドシャワー、トイレ、エアコン、キッチンなど最新設備を完備した古き良き面影を随所に残したトレーラーです。
もうひとつの「トレーラーヴィラ」は、スタイリッシュな外観に加え、雨をしのげオープンキッチンがあるバルコニーのような空間も完備。室内はダブルベッドが2台設置されたホテルライクな空間に加え、トイレ・シャワーも備えているため、長期滞在でも快適に過ごせます。さらに目が覚めて横を見るとそこにはレーシングコースがあり、一気に非日常的な朝を迎えられるなど、特別な1日を始めることができます。
黎明期の自動車からファンならたまらない名車まである富士モータースポーツミュージアム
そして、滞在中にぜひ訪れてほしいのが、「富士モータースポーツミュージアム」です。
トヨタ博物館が監修し、国内外自動車メーカー10社の連携による常設展示はモータースポーツミュージアムとしては世界的にも珍しい場所。ここでは時代を象徴する数々のレーシングカーがその歴史と共に約40台が展示されています。
約130年にもわたるモータースポーツの歴史。それは、クルマが進化してきた歴史そのもの。1階には動力の転換期から始まったモータースポーツ黎明期を象徴するクルマが展示されるほか、トヨタやホンダ、ポルシェ、フォードなどの創業者の想いが詰まったクルマなども見ることができます。
また2階にはF1やWEC、WRCを始めとした世界的なレースやラリー、さらには日本を代表するスーパーGTや富士スピードウェイでレースを盛り上げたクルマが展示されており、昔を知るレースファンであれば懐かしさが込み上げてくるでしょう。
そんなモータースポーツの熱狂の裏側には、常に「もっと速く、もっと安全に、もっと良いクルマを作りたい」という、作り手たちの飽くなき挑戦がありました。
クルマを鍛え、技術を磨くための、最高の実験場だったのです。そんなモータースポーツを彩る各カテゴリに参戦したクルマも一同に展示されているのも見どころ。定期的にテーマが変わるので常にあなたが気になる1台が見つかるはず。
展示されているマシンたちの姿から、その時代の技術者の情熱やドライバーの魂を感じ取ることができるでしょう。
サーキットだけではない、様々な場所が繋がる「森」 富士モータースポーツフォレストの今後は?
これまで見てきたように、富士モータースポーツフォレストは、サーキットだけではありません。様々な施設が有機的につながり、訪れる人それぞれに、多様な楽しみ方を提供してくれる場所です。
なぜ、このような場所が生まれたのでしょうか。その答えは、冒頭でも紹介した豊田章男会長の言葉の中にあります。
「モータースポーツの現場で働く人が、もっとイキイキと働けるような場所にしていきたい…同じ想いをもったレーシングチームが、この地に集まれるようにしていきたい…フォレストに込めた想いを挙げればキリがありませんが、モータースポーツを楽しむ人も、モータースポーツで働く人も、大人も子どもも、この富士の地に来たい!と思ってもらえるような場所にしてまいります」
この言葉通り、ひとつ、またひとつと、様々な施設が加わってきました。そして、この森は、まだ成長の途中です。
「自動車産業の発展にモータースポーツは不可欠です。そのためにもモータースポーツの未来に向けた種を、たくさん、この地に撒いていきます。それぞれの成長スピードはバラバラですが、多くの人に楽しんでいただけるすてきな森になるよう大切に育てていければと思っております(豊田章男会長)」
この想いを胸に、今後は「おおみかテラス(仮称)」がオープン。2026年春に一部のレストランが、2027年春に温泉施設・ホテル等も含め全面開業の予定です。
近い将来、新東名高速道路の「小山スマートインターチェンジ(仮称)」が開通すれば、東京からのアクセスはさらに良くなります。

クルマ好きの原体験を、今の子どもたちへ。そして、モータースポーツに関わるすべての人々が輝ける場所へ。
富士モータースポーツフォレストは、そんな温かい想いによって大切に育てられている、未来への希望に満ちた森なのです。
クルマの免許を取ったばかりのあなたも、子育てに奮闘中のお父さんお母さんも、そして、毎日を頑張るすべての人へ。
次の休日は、富士山の麓に広がるこの特別な森へ、出かけてみませんか。きっと、あなたの日常を輝かせる、新しい発見と感動が待っているはずです。
[Photo:和田清志 Text:くるまのニュース編集部]
Writer: くるまのニュース編集部
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