将来に強い技術を身につける! 自動車整備士という選択【PR】
AI(人工知能)の発達は目覚ましく、内閣府が2024年7月に発表した報告書では、AIによる代替性の高い職業の就業者が、先進国でおよそ3分の1に及ぶという推計が紹介されています。「AIに仕事を奪われる」未来が現実味を帯び、進路に悩む子どもたちも多い現代において、確かな技術を習得し、長く活躍できる仕事として自動車整備士が注目されています。この記事では、自動車整備士の今後の展望についてまとめました。
【この記事のポイント】
- 進路について「決まっていない・わからない」中高生が多い
- AIに代替されてしまう業種の多さとAIが苦手とするもの
- 人だからこそできる仕事とは
- 自動車整備士は人しかできない業種
- 自動車整備士のお給料事情と求人について
- 自動車整備士の将来性について
AI時代に考える、将来の仕事選び…やりたいことが見つからないとき
お子さんの進路について悩む親御さんの話を筆者(香田真一)は聞く機会がありました。
「(高校に)入学したばかりと思ったら、もう進路の話。当の本人は危機感がないのか、尋ねても上の空の返事ばっかりで…」

親としては将来、安定した職業についてほしいと願いつつ、何よりも子どものやりたいことを応援してあげたいとも思うものです。
そんな気持ちを知ってか知らずか、当の本人から気のない返事ばかりが返ってくると、親の側が焦ってしまう気持ちもよくわかります。
ですが、当事者である子どもたちからすると「考えていない」のではなくて「わからない」のかもしれません。
LINEリサーチが2024年に実施した、中高生を対象にした「将来一番なりたい職業」についての調査では、2割前後の中高生が「決まっていない・わからない」と答えたそうです。
進路について考える時、自分の得意なものややりたいことがわからないという悩みは珍しくありません。
(引用:中学生・高校生のなりたい職業、「国家公務員・地方公務員」が人気。男子中学生では「スポーツ選手」が1位に)
AI時代に求められる仕事とは
やりたいものが見つからなくても、何らかの答えを出さなければならないのが進路というものです。
そんな時に「将来を考えて何か資格を」「就職に有利になるよう、何か技術を身につけたい」と考える人も少なからずいるでしょう。
近年、メディアなどでよく耳にするようになった「AI(人工知能)に奪われない仕事」という話題があります。

内閣府が2024年7月に発表した報告書「世界経済の潮流 2024年I」では、AIによる代替性の高い職業の就業者が、先進国で32%、およそ3分の1に及ぶという推計が紹介されています。
(引用:「世界経済の潮流 2024年I」AIによる職業・タスクの補完と代替(内閣府))
せっかく資格や技術を身につけるのなら、就職に有利で、長く生かせるものがいいと考えるもの。
それでは、AIやロボットに奪われない職業とはどんなものなのでしょうか?
AIの得意分野は、膨大なデータの分析や処理、厳格なルールに基づいた単純作業、数値やデータからの推測や予測などです。
逆に不得意なものは、創造性が必要なもの、曖昧な指示や表現、コミュニケーション、言語化や数値化が難しい感覚的なものと言われています。
人の力が求められる自動車整備の仕事
AIの得意・不得意を把握した上で、将来AIで代替することが難しい職業とは、どういうものなのか考えてみましょう。
具体的には医療や介護の分野、デザイナー、クリエーターなどのクリエーティブな職業、法律関係、ITエンジニア、営業職、教師などが挙げられています。これらは臨機応変な対応や、複雑な技術・知識、コミュニケーション力が求められる職業でもあります。

そういった観点から考えてみると、自動車整備士もAIに仕事を奪われにくい職業と言えるのではないでしょうか。
自動車整備士は顧客とのコミュニケーションが必須であり、自動車技術の高度化によって、必要とされる知識や技術も複雑化しているからです。
整備や点検、メンテナンスはロボットで代替できる単純作業ではないため、どうしても人の手が必要なのです。
自動車整備士ってどんな仕事? 資格とできることの違い
自動車整備士は自動車の点検、整備、修理などを行う仕事で、国家資格です。
整備資格は1級から3級までにわかれており、3級はエンジンの分解や足回りの整備などを単独で行うことはできず、上級資格者のもとで行う必要があります。

2級になると単独で分解整備が可能となり、整備作業全般ができるようになります。
2級までは取得している資格の車種(ガソリン・ジーゼル・シャシなど)しか整備できませんが、1級になるとすべての車種が整備可能です。
なお、車体の傷やへこみの修理、塗装などの板金塗装に関しては、自動車整備士の資格を有していなくても行うことができます。
また、女性も整備士として活躍しており、 日本自動車整備振興会連合会が2026年1月に発表した2025年度の「自動車特定整備業実態調査結果の概要について」によると、女性整備士数の割合は3.2%となっています。
※2027(令和9)年1月より制度改正が施行され、資格区分は「1級・2級・3級・特殊」の区分はそのままに、1~3級は級ごとに「総合」と「二輪」の2種類へ再編されます。特殊整備士は「自動車タイヤ整備士」「自動車電気・電子制御装置整備士」「自動車車体・電子制御装置整備士」となります。
自動車整備士の年収は? 平均と今後の動向
自動車整備士の平均年収(2025年度実施の調査結果)は、どこで働くかによって違いがありますが、全体の平均では443万円となっています。業態別ではディーラーが535万円で最も高く、民間の整備工場は平均で402万円となっています。

そして、特筆すべきなのは自動車整備士の年収が年々上昇している点です。これは社会問題にもなっている自動車整備士の人材不足が一因とみられます。
自動車整備士の人材不足は国を挙げて対策をしていますが、解消には程遠い状況です。
どの企業でも人材確保のために労働環境や給料、待遇を改善しており、今後も上がることが見込まれます。
(引用:自動車特定整備業実態調査結果の概要について(2024年度分))
自動車整備士の求人状況と有効求人倍率
前述の通り、自動車整備士は人手不足が問題となっています。自動車整備士の有効求人倍率は2024年度で5.45倍(※1)と、全国の平均有効求人倍率の1.25倍(※2)を大きく上回っています。

この数値からも自動車整備士の人材不足は深刻であることがうかがえます。有効求人倍率が高いということは求職者よりも企業の求人が多いということであり、売り手市場でもあります。
これは、希望の待遇や勤務時間、環境や地域など、自分にあった働きやすい条件を探すのに有利と言えます。ただし、自動車整備士の求人は2級資格が条件になっていることが多いため、注意が必要です。
(※1 引用:job tag 自動車整備士)
(※2 引用:一般職業紹介状況について(2024年分))
変化の時代に求められる自動車整備士の将来性
筆者は、自動車整備士の将来は明るいと考えています。
自動車整備士はAIやロボットなどが代替できない職業であり、自動車整備士がメンテナンスをする自動車は、現代社会に欠かせないものだからです。

自動車が走り続ける限り、自動車整備士の仕事である整備・点検・修理は欠かせません。
現在、自動車業界は整備士の人材不足や高齢化など多くの問題を抱えています。国は外国人整備士の受け入れや女性整備士の働きやすい環境整備、広報活動などの対策を打ち出し、企業は待遇や賃金を見直して就業環境の改善に取り組むなど、以前に比べて働きやすい職場が増えてきました。
また、近年は先進技術や新たな動力を用いた自動車の普及により、整備士に求められる知識や技術も変化しています。
こうした変化は整備士にとって新たなキャリアチャンスでもあります。先端技術に対応できる整備士は、今後ますます価値が高まり、高度なスキルを持つ人材として重宝されるでしょう。
自動車整備士は「力仕事」「汚れそう」といったイメージが先行し、先入観だけで進路の候補から外してしまうこともあるかもしれません。
しかし実際に知ってみると、想像とは違う魅力ややりがいに気付くこともあります。自動車整備士は、人とクルマの安全を支える専門職です。
一生ものの技術を身につけられる仕事でもあります。
将来に不安を感じやすい時代だからこそ、確かな技術を持つことは大きな強みになります。
少しでも興味を持ったなら、まずは情報を集め、可能性を広げてみてはいかがでしょうか。











