2025年1月に発表され、4月に発売されたばかりの「ジムニーノマド」は、待望の5ドアジムニーで、発表直後から注文が殺到し、発表からわずか4日で受注が一時停止されるなど、今大注目のクルマです。

　そんな話題の絶えないジムニーノマドですが、早速アルパインから車種専用製品が登場しました。

　アルパインから登場したジムニーノマド専用製品は、専用10型カーナビゲーション「BIG X」、パーフェクトフィットDA（ディスプレイオーディオ）、「MetioSound（メティオサウンド）」、ドライブレコーダー搭載デジタルミラー、バックビューカメラです。

　今回発表された新製品は、市場でも大好評のジムニー／ジムニーシエラ専用モデルにジムニーノマド専用のチューニングデータをインストールする製品です（車種専用チューニングデータに対応する製品のみ）。車種データは4月末よりアルパインホームページからダウンロード可能となっています。

　まず、アルパインの顔とも呼べるカーナビゲーションシステムBIG Xが、ジムニーノマド専用10型大画面カーナビ「EX10NX2-JI-64」になります。

　まずはその見た目からチェックしていきましょう。

　10型という大画面が、ジムニーノマドの車内に見事にフィットしています。違和感なく収まった姿は、まさに“純正然”な見た目ですが、10型の大画面が前方視界に影響しないよう、カーナビ下（エアコンルーバー上）の純正パネルを取り外し、空いたスペースに専用デザインの操作ボタン類が埋め込まれています。

　純正パネルを外して空いたスペースまで活用するとは、さすが車種専用品を得意とするアルパイン。本物のボルトを四隅にあしらったそのラギッド（武骨）な見た目は、まるで純正かのようにジムニーノマドの内装にフィットしています。

　ジムニーノマド専用設計のBIG Xは、5ドア化で延長されたホイールベースおよび、最小回転半径の変更に伴って加えられたステアリングの動きに対応するバックカメラのガイド線表示などが、ジムニーノマド専用に最適化されています。

　また車種専用オープニング画像は、ジムニー／ジムニーシエラとグリルデザインが異なるジムニーノマド専用に制作したオリジナル画像なので、その点もジムニーノマドオーナーのココロをくすぐるポイントです。アルファベットの「NOMADE Jimny」だけでなく、「ジムニーノマド」というカタカナフォントのデザインも、レトロでとてもマッチしていますよね。

　さらに「デジタルクリノメーター」にも、ジムニーノマド専用の5ドアのシルエットが反映されています。

　デジタルクリノメーターは、GPSの計測により、車両のピッチ角・傾斜、標高や速度、方位を表示する傾斜計です。警告角度を超えた際の警告アラート設定や地図表示との2画面表示も可能で、ジムニーノマドで走る楽しさがよりいっそう広がります。

　なおBIG XにはCD／DVD／地デジといったマルチメディアに対応している「フルメディアモデル」と、それらを省いたメカレスタイプの「シンプルモデル」の2モデルが用意されているので、使い方に合わせて選択ができるのもうれしいポイントです。

　その上、ワイヤレス接続のApple CarPlayと、USB接続のAndroid Autoにも対応しています。

　また、バックカメラもジムニーノマド専用データに対応。カメラ映像に入るガイド線は車両サイズが大きくなったジムニーノマド専用にチューニングされています。

　別売りとなるバックカメラと取付けキットはジムニー／ジムニーシエラ用を使用できるので安心です。

　アルパインにはカーナビのほかに、スマホ派の人におすすめのパーフェクトフィットDA（ディスプレイオーディオ）「PF9DA-JI-64」も用意されています。

　パーフェクトフィットDAも、BIG Xと同様にジムニーノマドの車内デザインにふさわしいラギッドなデザインを採用。パネルからせり出すことなく9型の大画面が収まっており、その名の通り“パーフェクトフィット”を実現しています。

　また高解像度の9型WXGA液晶を搭載することにより、大画面でスマホの地図アプリや映像を鮮明に楽しむことができます。

　パーフェクトフィットDAもBIG Xと同様、Apple CarPlay（ワイヤレス接続）／Android Auto（USB接続）に対応している点と、ジムニーノマド専用に収録したオープニング画面を採用している点が魅力です。