Gクラスは、今なお不動の人気を誇る W463型 AMG G63。40年以上も基本的な姿カタチを踏襲するクラシカルな雰囲気を秘めながら、これもまたV8ツインターボエンジンというドーピングによって、500psオーバーという出力性能を誇ります。

　ブランド固有の伝統を踏襲しながらも未来を見据えたディフェンダー110 V8カルパチアンエディション、クラシックなスタイリングを保ちながら巧みに現代へと生き続けるW463型AMG G63、いずれもブラッドレーフォージド匠の20インチホイールが見事にマッチしているのが印象的です。なお、Gクラスは 現行型（W465）やW463Aにも装着可能です。

　ブラッドレーシリーズの象徴である骨太な5スポークデザインを踏襲しつつ、過度な装飾を排し、機能美を追求した必然のフォルムへ。

　シャープなスポークエッジと、奥行きを感じさせるディープリム形状は、国籍や時代を超えて“ホンモノ”にこそふさわしいデザインであることを証明しています。

　ホイールだけでなく、ルーフに搭載されたアウトドアギアも見逃せません。フロントランナーのルーフラックにダーチのテントを組み合わせた、いわゆる「オーバーランドスタイル」です。

「オーバーランド」とは、もともと長距離の陸上移動を指す言葉でしたが、アメリカやオーストラリアでは次第に、アウトドア志向のカーカルチャーを表すようになりました。砂漠や森林、岩場を走りながらキャンプをし、時にはアクティビティーを楽しみながら移動する。そんな旅のスタイルを意味します。

　フロントランナーやダーチ、そして何より「ブラッドレーフォージド匠」は、オーバーランドスタイルを実現するための最高のプロツールです。実際、これらのブランドは世界中から熱い視線を集めており、もちろん強靭（きょうじん）な体格にちゃんと調和しています。

　そのうえでランクル250は、4×4 エンジニアリングサービスの真骨頂といえるでしょう。

「都会でも映えるオーバーランドスタイルを」というコンセプトのもと製作されたこの1台。チューナーサイズの「ブラッドレーフォージド匠」20インチ9.0Jインセット+18（6H139.7）を装着するため、片側35mmワイドのオーバーフェンダーキットや2インチリフトアップスプリングを開発しました。

　なおランクル250用として、オーバーフェンダーキットを装着せずとも履ける、ノーマルフェンダーに最適な20インチ9.0Jインセット+52もラインナップされています。

　ホイールだけでなく、あらゆるアプローチでクロカン四駆の魅力を引き立てるのが4×4 エンジニアリングサービスの神髄。その姿勢が、このランクル250にも見事に表現されています。

　もちろん、この車両にもフロントランナーのルーフラックとダーチのテントがマストアイテムとして搭載されていました。

　キーを握った瞬間からストレスフルな日常から解放され、一気に非日常の世界へ。まるで世界中のへき地をどこまでも駆け抜けたくなるような、本場のオーバーランドスタイルへと生まれ変わったこの3台は「人生の幅」を広げてくれる相棒として、ともに旅をしたくなる存在です。

　実際、優れた走行性能と高いユーティリティーがあれば、ドライブやアウトドア・アクティビティーの楽しみは無限に広がるはず。

　何の不安も不満も感じることなく、思い出に鮮やかな彩りを添えてくれる。それが「都会でも映えるオーバーランドスタイル」であり、そのスタイルを完成させるキーアイテムこそが「ブラッドレーフォージド匠」なのです。

［Text：中三川大地　Photo：土屋勇人］