南房総で味わうe-POWER 日産 新型「ノート オーテック クロスオーバー +アクティブ」試乗【PR】

「ノート オーテック クロスオーバー」は、SUV的な機能とスタイルを与えられたコンパクトクロスオーバーモデルです。その新グレード「ノート オーテック クロスオーバー +アクティブ」にモータージャーナリストの河西啓介が試乗しました。

日産「ノート」をベースにしたコンパクトクロスオーバー

 僕(河西啓介)は房総半島の南、千葉県南房総市で暮らしています。2年ほど前、東京から移り住んできました。理由は、海や山の近くでの暮らしに憧れていたからです。南房総は、アクアラインや高速道路を使えば都心から1時間ちょっとという交通アクセスのよさも魅力で、実際、週に数回は仕事で都内と行き来しています。

2023年1月発売の「ノート オーテック クロスオーバー +アクティブ」

 日産「ノート」をベースに、SUV的スタイルに仕立てられた「ノート オーテック クロスオーバー」のことを知ったとき、ふと、自分のような生活スタイルにぴったりのクルマなのではないか、と思いました。

筆者(河西啓介)と「ノート オーテック クロスオーバー +アクティブ」
リアゲートに施された「AUTECH CROSSOVER」エンブレム

 僕の暮らす“田舎”は、基本的には交通量が少なく、一般道を常に快適なペースで走ることができます。ところが山道や農道、海岸沿いなどでは、舗装のゆき届かない荒れた路面も多く見られます。ゆえに、オン/オフロードを問わず走れるSUVやクロスオーバーという車系は、とても適しているのです。

道のオン/オフを問わない走りを実現するオーテック チューニング

「e-POWER」システムはエンジンで発電し、モーターで駆動。電気自動車のようなリニアな走りを楽しめる

 ノートが搭載するパワーユニット、電気モーターとエンジンを組み合わせた「e-POWER」は、その走りのよさや低燃費については定評があります。

そしてオーテック クロスオーバーは、その美点はそのままに、地上高を上げ悪路などでの走破性を高めたといいます。具体的には専用サスペンションや大径タイヤの採用などにより、今回試乗の4WDモデルはベースとなるノートより車高を25mm高め、150mmの最低地上高(2WDモデルでは145mm)を確保しています。

ベースとなる「ノート」より車高が25mm高いほかオーテックモデルには専用16インチホイールや専用のサイドシルプロテクターや、ディーラーオプションのボディサイドデカールも配される。ボディサイドデカールとホイールアーチデカールはAUTECH CROSSOVER専用で、 新たに設定されたオプション品

 一方、独自のサスペンションセッティングやパワーステアリングのチューニングなどで、車高を上げながらもオンロード走行時の乗り心地や安定性は犠牲になっていないと謳います。つまり悪路から舗装路まで、あらゆる路面状況に順応する“いいとこ取り”をしているということです。日産直系のファクトリーブランド「オーテック」ならではの、知見と技術が注がれているのだと期待できます。

専用フロントグリル / グリルフィニッシャー(ダーククローム) / AUTECH CROSSOVERエンブレム

 そこで僕は、自分の生活の場である南房総でこのノート オーテック クロスオーバーを試乗してみることにしました。借りられたのはその最新型、2023年1月発売の「+アクティブ」です。

いろいろなところに見出す「程よさ」

 いざノート オーテック クロスオーバー +アクティブに相対すると、きれいなブルーのボディカラーが印象的です。ブルーはオーテック発祥の地である湘南の空と海にちなんだ色、ということで、僕はさっそく家の近くの海岸へと向かいました。

オーテックの鮮やかなブルー色は発祥の地である湘南の「空と海」をイメージしたもの

 海辺にクルマを止めてみると、なるほど鮮やかなブルーのボディは南房総の海にもよく似合います。加えてこの「+アクティブ」は、シルバーのルーフモールとフロントプロテクターがアクセントとなり、カジュアルに寄り過ぎないプレミアム感を感じさせるのもいい。きっと都会の街並みにも映えそうです。

引き締まったリアデザイン。新グレード専用装備のシルバールーフモールは+Activeのみに設定される
新グレード専用装備のシルバーフロントプロテクター(+Activeのみに設定)
2月上旬から開花しはじめる早咲きの河津桜をバックに快走する「ノート オーテック クロスオーバー +アクティブ」

 ドライブしながら最初に感じたのは、高めの着座位置と視点による見晴らしのよさでした。とはいえ大型SUVやクロカン4WDのような見下ろす感じではなく、標準的なハッチバック車から乗り換えても違和感のない、程よい高さです。

筆者(河西啓介)は高めの着座位置と視点による見晴らしのよさを感じた

 “程よい”といえば、ノート オーテック クロスオーバー +アクティブの車高は1545mmと、ほとんどの立体駐車場に収まるよう抑えられています。これも、田舎と都会を行き来する僕のようなスタイルには大事なポイントです。

走りはスポーティでしなやか 「ワンペダル」で加減速が楽しい

 1.2リッター3気筒エンジンで発電し、116ps/280Nmを発生するフロントモーターおよび68ps/100Nmを発生するリアモーターで駆動するe-POWER 4WDの走りは、スムーズで力強いものでした。山道ではなんの不満もないどころか、アクセルのオン/オフで加減速をコントロールでき、ワンペダル感覚で走るのはまるでスポーツカーのような楽しさです。

フロントモーターとリアモーターで力強く駆動する「ノート オーテック クロスオーバー +アクティブ」
スプリングやショックアブソーバー、パワーステアリングの専用チューニングにより、スポーティさと余裕や安定感のある走りを実現している

 湖に至る道は、高低さまざまなスピードで走り抜けるカーブが連なり、ときに荒れた路面が顔を出すこともあります。しかし、ショックアブソーバーの減衰力を見直し、フロント側にリバウンドスプリングを追加することでコーナリング中の安定感を高めたという専用の足まわりのおかげで、車高の高さゆえの“ロール感”を意識することもなく、クイクイと気持ちよく曲がっていきます。さらに、路面の継ぎ目や段差を乗り越えた際のいなし方も柔らかく、乗り心地はとても上質です。

 河津桜はまだ七分咲きといったところで、おそらく2週間ほど後には見頃の時期となるでしょう。こうして四季折々の南房総の自然を感じつつ、仕事や所要のため頻繁に都心と行き来する生活。プレミアムでスポーティ、コンパクトでタフという多面的な魅力をもつ「ノート オーテック クロスオーバー +アクティブ」は、きっとこういうライフスタイルには最適な1台でしょう。桜の下にクルマをとめて、僕はそんなことを考えました。

車体色は特別塗装色の「オーロラフレアブルーパール」

[Text:河西啓介 Photo:郡大二郎]

 ノート AUTECH CROSSOVERの詳細はこちら!

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