リアデュアルカメラで死角無し! ユピテルの新型ドライブレコーダーは驚異の全方面3カメラシステム! 実走テストでその実力を徹底検証する【PR】
「こういう事か!」 実走テストでわかった衝撃の実力
実走テストは「Y-3000」をホンダ「ステップワゴン」に装着して行いました。昨今では取り付け自体をDIYで行う人も多いのですが、筆者としてはプロ、つまりカー用品店などで行うことを勧めています。
理由はドラレコは装着の際、道路運送車両法において保安基準に定めた取り付けが求められるからです。実際「Y-3000」に関してはアクセサリーソケットなどから電源を取る方式は採用していません。取り付け自体はそれほど時間のかかるものではありませんが、やはりしっかりとした取り付けこそが「Y-3000」の能力を完全に引き出すことができるわけです。
テスト当日はあいにくの雨模様。都内をグルグルと回りながら、トンネル通過時や夜間走行を織り交ぜてその映像のクオリティをチェックしました。
どうしてもリアデュアルカメラをクローズアップしたくなる「Y-3000」ですが、フロントカメラも非常にコンパクトな設計になっていることに気がつきます。サイズとしては幅65mm×縦53mm×奥行28mm。他社の2カメラ方式のドラレコではフロント側に機能を集中させることでボディ筐体が大きくなったものも存在します。
しかしユピテルは他のドライブレコーダーよりもコンパクトでいかに視界を妨げないかにこだわっており、この「Y-3000」の場合でもコンパクトな設計になっています。実際にフロントウインドウに設置し運転しても視界を妨げることはほとんどありませんでした。
またディスプレイの表示サイズは2インチと小さめですが、そもそもドラレコで記録している時にディスプレイを見る機会は少ないですし、必要な際に十分な情報が得られるという点ではこのサイズは実に理にかなっています。
そして注目の車内カメラの実力は?
前述したように「Y-3000」の3つのカメラは基本スペックが等しくなっています。レンズの画角に関してはフロントとリア車内が対角162°(水平138°、垂直78°)、リア後方が対角155°(水平128°、垂直63°)と異なりますが、リア後方が少し狭いのは、後方からの車両のナンバーをよりしっかり記録できるよう解像度を優先しているため。いずれにせよ非常に広範囲を録画することが可能です。
また補足ですが、全てのカメラはスモークガラスに対応しており、ガラスの暗さを考慮して感度をチューニングしてくれる点も魅力のひとつと言えるでしょう。
リアカメラは2つのカメラを搭載するスマートなブランケット一体式で、レンズ自体をそれぞれ約90°回転させることができます。
実は今回テストに使ったステップワゴンには純正オプションのプラズマクラスター付きLEDルーフ照明が装着されていました。サイズ的にも結構大型ということもあり、これがリアデュアルカメラの目の前に位置するレイアウトになっていました。
正直、これでは室内側の録画に影響が出るのではないか、と心配したのですが、実際記録された映像を視ると、確かに照明は手前に映ってはいますが、左右や室内の状況記録には何も影響なく、昼夜を問わずしっかりと記録されていました。
これは水平方向だけでなく、垂直方向にも広範囲で記録できるカメラの基本性能の高さはもちろん、それぞれが独立して可動することで室内高の高いミニバンでも最適なアングルに調整出来るなど、車種を選ばない汎用性の高さも含め、このリアデュアルカメラの優秀さを証明する結果となりました。
そしてリア車内カメラで撮影された動画を見ると、車両左右の状況もサイドガラス越しに良く見えることが分かります。加えて後方からの撮影のために、運転している筆者の顔も直接映さずに済んでいます。このように全方面撮影ならではの安心感とプライバシーの保護を両立できるところが「Y-3000」の大きなメリットでしょう。
さらに「Y-3000」では無料のPCビュアーソフト「PCViewer TypeP(Windows対応)」がダウンロードでき、これを使用することで日時やGoogleマップ上に自車位置や走行軌跡を表示したり、またGセンサーグラフや走行速度などの情報を確認することが可能です。
これ自体はビューアーソフトとしては必要十分な性能なのですが、凄いのは3カメラの映像をビューアー上に同時に表示、また切り替えて確認することができる点です。
そしてこのソフトを使ってわかったことがあります。それは実際、後方から来た車両に追い抜かれた際に、リアカメラ→車内カメラ(側面)→フロントカメラが連続して記録した映像に「切れ目が無い!」という点です。
これが意味することは「Y-3000」はまさに死角無しで映像が記録できている、言い換えればシームレスに記録されることで安心感が非常に高くなるという証明なのです。
また使用していて好印象だったのが、各種機能を切り替える際のスイッチ類がディスプレイの脇に「ハードボタン」として配置されていた点です。最近はタッチパネルで操作するモデルも増えていますが、やはりタッチミスを考えると物理的に押せるボタンの方が直感的かつ確実性があります。
さらにボディ側面に配置されたボタンを押すとワンタッチ録画、つまり手動での録画が可能になるのですが、実は側面に配置することで非常に操作がしやすく(押しやすく)なっています。
こういう点でもユピテルがこれまでドラレコに対して多くの知見を得ており、そこから商品作りにフィードバックされていることがわかります。
圧倒的な「夜間の鮮明さ」に脱帽!
どの時間帯でも鮮明に映像を記録できるのが「Y-3000」の大きな魅力ですが、よく言われるトンネルなどの走行時に発生する明暗差に関しても「HDR(ハイダイナミックレンジ)」を搭載することで、白飛びや黒つぶれも大きく軽減されています。
ただHDRなどを使った場合、映像処理によって周辺の明るさなどに違和感が出るケースもあるのですが、前述した庄司さんによれば「その点でもユピテルは過剰な処理ではなく、あくまでも忠実に記録できるようチューニングを施しています」とのことです。この点でもユピテルのこれまでのノウハウが生かされていると感じました。
最後に夜間走行時ですが、これは圧倒的と言える鮮明さです。とにかく周辺の明るさに合わせて常に見やすい映像が記録されている点に驚かされました。ちょうどテスト中に自転車が車両を追い抜いたのですが、その際の記録も鮮明であったこと、そして何よりも対向車や後続車のナンバープレートがきちんと読み取れた点から、「Y-3000」は十二分に満足できる性能を有していると言えるでしょう。
データを保護する機能も万全! 信頼性の高さを飛躍的に向上!
ドラレコを使っている際のトラブルのひとつとして挙げられるのが「いざという時、映像が記録されていなかった」という事態です。そもそもドラレコはSDカード(microSDメモリーカード)などに映像を記録しますが、カード内にデータを上書きしているうちにエラーが発生するケースが多くなります。これを防止するためには定期的なカードのフォーマット(初期化)、または書き込み回数自体を減らすために大容量化を行うことが一般的でした。
その点において「Y-3000」の場合は独自のファイル記録システムの採用により、いわゆる記録データの断片化が起こりにくい設計になっています。定期的なフォーマットが不要となるため、より確実性の高い記録性能を備えた安心感のあるモデルだと言えるでしょう。
また同時に、SDカードのチェック機能や事故等で電源が断たれた際にも記録データの保護を行うファイル保護機能なども搭載し、信頼性の高さを飛躍的に向上させています。
加えて、同梱される32GBのSDカードも元々上書きに強いMLC方式を採用しています。筆者的にはこれでも十分なのですが、「Y-3000」は最大128GBまで対応していますので、3カメラの映像を記録することを考えるとリーズナブルな価格で手に入る64GBのMLC方式のカードをオススメします。
ADAS(先進運転支援システム)や駐車監視機能もバッチリ!
今回の「Y-3000」は、やはり3カメラが特長であることは言うまでもありません。ただ同時にドラレコのトレンドのひとつでもある「安全運転サポート」に関しても抜かりなく万全に備えています。フロントカメラ側には「前方車接近警告」「車線逸脱警告」「前方車発進警告」、そしてリアカメラ側には後方からあおり運転を受けた際に自動で専用フォルダに記録する「後方異常接近 記録・警告」機能が搭載されています。
また駐車監視機能も搭載していますが、この機能を使用するには本体のバッテリーへの負荷を軽減するために他のユピテルのドラレコ同様、オプションの専用マルチバッテリー「OP-MB4000」や電圧監視機能付電源ユニット「OP-VMU01」が必要となります。
この辺はユーザーの用途によりますが、これらを活用することでより「Y-3000」の機能をフルに生かせます。例えば前後だけでなく側面の記録ができる点から駐車場でのドアパンチなども記録できるというメリットもあるわけです。
これは間違いなく次のトレンドだ
今回「Y-3000」をガッツリテストして、3カメラ、特にリア車内カメラの実用性の高さに驚きました。
基本性能をさらにブラッシュアップしつつ、全方面を撮影することで死角を無くしドライバーの安全性を向上させる3カメラ方式を採用した「Y-3000」と「Z-300」。これはありとあらゆる”もしもの事態”に対策できる、確実な記録性能を持ったドライブレコーダーを求めるユーザーへの利益や利便性に寄与するはずです。
「Y-3000」と「Z-300」は間違いなく次のドライブレコーダーのトレンドを先取りしている商品と言えるでしょう。