前哨戦モロッコラリーで好印象! 市販車ランクルとともにダカールを戦うトーヨータイヤのポテンシャルとは【PR】
世界一過酷なモータースポーツがダカールラリーです。強豪「チーム・ランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」とタッグを組み、1月に開催されるダカールラリー2022にトーヨータイヤは初挑戦します。10月、前哨戦ともいえるモロッコラリーに挑戦したTLCですが、その結果はどうだったのでしょうか。
砂丘や岩場セクションのあるモロッコラリーはダカールに近い環境
トヨタ車体「チーム・ランドクルーザー・トヨタオートボデー(以下TLC)」が、10月にアフリカ大陸北西部でおこなわれたモロッコラリー2021のオープンクラスで、改造車に分け入る2位と4位でフィニッシュ。来年1月に開催される「ダカールラリー2022」への確かな手応えを掴みました。
モロッコラリーは毎年10月に開催されるFIA世界クロスカントリーラリー選手権の最終として開催されるラリーで、ダカールラリーの前哨線に位置づけられています。
2020年はコロナ禍の影響で開催されなかったため、2年ぶりの開催となりました。
ラリーは10月7日から13日までの7日間でおこなわれ、出場車両は総走行距離約2300kmを走破。砂丘ステージや厳しいロックセクションなど変化に富んだコースは、ダカールラリーを想定した各チームにとって、テストを行うには十分なものです。
TLCのドライバーを務めるトヨタ車体社員の三浦昂選手は、モロッコラリーはダカールラリー出場チームにとって非常に重要な意味を持つと語ります。
「ダカールラリーに参戦する主要チームのほとんどが最終仕様のマシンを走らせるラリーです。いわば、ダカールラリーをギュッと凝縮したような大会ですね」
開催期間や走行距離はダカールラリーに及びませんが、短い分だけアベレージスピードが上がり、クロスカントリーラリーとしてはかなり厳しいものになると三浦選手は話します。
TLCにとってのトピックは、何といってもトーヨータイヤとの初コラボレーション。ダカールラリーに参戦するため新たに開発したタイヤ「オープンカントリーM/T-R」とのマッチングを図るための、初の実戦の場となったのが今回のラリーです。
トーヨータイヤは、TLCのさまざまな要望を踏まえてタイヤ開発をおこないましたが、コロナ禍の影響によって国内での開発が主体に。
しかし、日本にはダカールラリーにあるような路面環境がないため、リアルでどのような性能を発揮するかや、どんな問題が発生するかは未知のものでした。そのため、今回のモロッコラリーは非常に大切なテストになったわけですが、三浦選手によれば、オープンカントリーM/T-Rは想定していた以上の性能を発揮したようです。
「気持ち良かったですね(笑)。データ上では砂でのトラクション向上を目指して開発していただいたわけですが、グラベルで走った時には縦方向のトラクションを十分に感じましたし、砂の上を走ってみたら、その縦方向のトラクションが砂丘の走破性を著しく高めているものであることを感じました。従来のダカールラリーでは、市販車部門のクルマが一度もスタックすることなくすべての砂丘を越えてくることは難しいのですが、このタイヤであればスタックゼロも狙えるかもしれないという感覚を持ちながら走れました」