雪だけじゃなくウエットにも強い! トーヨータイヤのSUV/CCV専用スタッドレス「オブザーブGSi−6」の実力とは【PR】
目まぐるしく変わる北海道の天候にも意識せずに運転できる安心さ
北海道に上陸した日は、ときおり晴れ間ものぞくおだやかな天候でした。宿泊地までのルートの大半がドライの舗装路だったのですが、本当にサマータイヤと同じような感覚で走れるというのが第一印象です。
しっかりとした剛性感があり、操舵に対する応答性遅れも小さく、路面の突起や段差を乗り越えた際に生じる音(インパクトノイズ)も、スタッドレスタイヤっぽくない引き締まった感じの音がします。
ところが翌朝は冬場の北海道としては珍しく、なんと季節外れの大雨。くしくもGSi-6のウェット性能を試せるチャンスに恵まれてしまいました。
路面はシャーベットというよりも、シャバシャバな水の中に雪が浮いているような状況で、いわば究極的に厳しいウエット路面です。
そんななかだからこそ、GSi-6のウエットグリップの高さがホンモノであることをつぶさに確認することができました。水膜が接地面に残らずサッと抜けていく感覚があり、アクセルやブレーキをあえてちょっと大げさに操作しても滑りが小さく、コーナリング中、水が溜まっているところにステアリングを切った状態で突入しても、外側に膨らむ感覚が小さいのです。こんななかでも安定したグリップを得ることができます。
やがて雨足が弱まり、雪に変わっていくと、路面はアイス寄りのシャーベット路となっていきましたが、よい印象は変わらず。トーヨータイヤの担当者によると、こうした路面は再現性が難しく、開発時にどれくらい性能向上したのかを定量的に把握するのが難しいとのことでしたが、排水性を引き上げたことで排雪性も同様に向上していることが伺い知れました。
せっかくのウエットグリップがウリのGSi-6ながら、冬場の北海道ではそう簡単にそれを試せるシチュエーションには巡り合うことができないんじゃないかと思っていたのに、はからずも我々は超幸運なことに、いきなりテストドライブにもってこいの願ってもない環境に恵まれた次第です。
そして昼前ごろからは一転、吹雪になりました。やはり冬の北海道は侮れません。
降りしきる雪に加えて、ときおり強く吹く風に水分の少ない雪が舞い上がり、視界を遮るほどの状態です。北海道に住んでいるみなさまは、この時期は毎年のようにこんな状況でも走らなければならないのかと思わずにいられません。
昼過ぎになるころにはかなり積もって、それが踏み固められて、支笏湖の周辺は圧雪のワインディングロードと化していました。そんななかでもGSi−6はよく曲がり、よく止まり、トラクションも十分に確保されていることが確認できました。
これには前述のサイプをはじめ諸々の新テクノロジーが効いているに違いありません。スノー性能も十分に確保されています。ハンドリングも微舵からしっかり応答し、前後のグリップバランスもよく、操縦安定性は上々です。接地性を高めたおかげで、すべてが向上したというニュアンスです。
さらには、重心が高く荷重移動の大きいSUV/CCV専用に特化したスタッドレスタイヤらしく、しなやかななかにも粘りがあり、滑りやすい路面にも密着する柔らかさと、しっかり支える強さを兼ね備えていることが、どこを走っても体感できました。
アクティブなライフスタイルを送る人の多いSUV/CCVユーザーは、冬場にはウインタースポーツを楽しむ人が大勢いることでしょうから、冬場の数ヶ月間お世話になるスタッドレスタイヤが、これまでどおり高い氷雪性能を維持しながらも、実は圧倒的に走る頻度の高い舗装路におけるウエット性能が向上したのは大いに歓迎すべきこと。
しかも摩耗性能も向上しているので、おサイフにもやさしい。SUV/CCVユーザーにとって、まさに願ったりかなったりのスタッドレスタイヤといえそうです。