古今東西、ドレスアップはクルマ好きに共通する「贅沢」となっています。もちろんフリーハンドに手を加えるのも楽しいけれど、少しばかり”覚悟”が必要。

　というのもフリーハンドでドレスアップすると（巨大なエアロなどですね）、手放す際、そのままだと大減点の激安査定になってしまう可能性もあります。ノーマルの状態に戻す場合はお金掛かります。

　さらに後付けパーツの中には十分な耐久テストが行われていない品物もあり、雪道を走ったら外れたとか、経年劣化で曲がってきたり、色合いが変わり質感落ちたりという課題を抱えることも。

　そういったニーズに答えるため、メルセデス・ベンツにしてもBMWにしても純正のドレスアップパーツが存在します。古今東西、クルマ好きの考えることは同じ？

　派手さという点じゃ街中のドレスアップ屋さんに勝てないものの、メーカーデザインのためセンス良くて飽きないし、何よりそのクルマの持ち味を引き出してくれる。

　そして手放す時の減点にならず（キズとかあるとマイナスになる事もあるけど、カッコ良ければプラス査定になる）、悪状況下で使ったって壊れない（もちろん使い方によっては壊れることもあるけどね）。といったドレスアップをかんがえるなら、トヨタ車だとモデリスタです。

　自分のクルマをドレスアップしようと考えた場合、まずモデリスタのWebサイトに行けば、装着時と装着しない状態の写真がチェック可能。

　これ、なかなか解りやすい。先日、納車された新型「MIRAI」は当然のことながらドレアスップしようと思っているため（従来型MIRAIはドレスアップし過ぎてしまいました。大笑）、気になります。

　新型MIRAIは、2020年12月に2代目となって登場した。新型ミライを街中で見ると大きい！

　全長4975mm×全幅1885mm、ホイールベース2920mmというボディサイズは、メルセデス・ベンツでいえば「Eクラス」と「Sクラス」の中間サイズ。

　日本車でもトヨタ「クラウン」とレクサス「LS」の中間くらいの大きさになる。新型MIRAIとクラウンと並べたら、誰だって「ミライが格上！」に見えるだろう。従来型MIRAIより2車格くらい上がった雰囲気です。

　新型MIRAIのデザイン、アストンマーティンを思わせる低くてワイドなクーペルックのシルエットは、だれが見ても「いいね！」と思うでしょう。

　その新型MIRAIをモデリスタでドレスアップするとどうなるか。なるほど、フロントスポイラーとサイドスカート、リヤスパッツ&バンパーガーニッシュの3点セットを加えてやると、ずいぶんイメージ変わってきますね！

　新型MIRAI、標準仕様でもスタイリッシュなボディシルエットながら、エアロパーツを加えてやることでシャープさが出てくる。悪い癖で、これにGTウイングとか付けたら相当な満足度であります。

　しかし、ここまでは今までのドレスアップの選び方と同じ。

　今回、モデリスタはバーチャルで開催中の東京オートサロン2021に合わせ、ARで新型MIRAIのドレアップを楽しめるようにしたという。

　ARとは何か？　ポケモンを自分の部屋や屋外で見られるようにする「ポケモンGO」のように目の前の空間に存在するように見させるのと同じ。つまり新型MIRAIのドレスアップカーを、どこにでも置いて見られるそうな。

　う～ん！　何となくイメージ出来るけれど、使い方が想像出来ない。

　新しい技術、若い世代の人が理解出来るでしょう。ということで新型MIRAIの初回点検に合わせ、レベル40のポケモンマイスターでもあるユーチューバーの華音ちゃん（国沢氏の弟子）と「トヨタモビリティ東京 井荻店」に行ってみた。

　ARの上手な使い方を動画にしてくれたら私のような世代でも解るようになる？

　ということで事前にこの件を伝えておいたら、当日、すっかり華音ちゃんは使い方をマスターしていました。次ページでは、その様子を。