なぜ「GT-R」を名乗れなかった? 日産「高性能スカイライン」とは

「GT-R」は、初代「GT-R(PGC10/KPGC10)」から現行モデルの「GT-R(R35)」まで6世代あります。しかし、1973年から1989年の間には「GT-R」と名乗れなかった2台の高性能スカイラインがあったのです。

「GT-R」の復活はすぐそこだと確信した「GTS-R」

 2台目のクルマは、1985年に登場した7代目「スカイライン(R31)」モデル末期の1988年に限定車で登場した「スカイライン GTS-R」です。

スカイライン GTS-R

 車種名の「S」がなければ「GT-R」になったスカイラインですが、レース参戦用として参戦基準を満たすために800台限定で販売されたクルマです。

 1988年に登場ということで、翌1989年に登場の3代目「スカイラインGT-R(BNR32)」の開発も完成一歩手前という時期と思われます。

 6気筒エンジンを搭載し、「GT-R」になる資格はあったのかもしれませんが、エンジンのパワーだけでなく駆動方式がすべて一新されて最先端を行った3代目「スカイラインGT-R(BNR32)」に比べると、GT-Rを名乗るには実力不足だったのかもしれません。

 なお、7代目「スカイライン」のGTS-Rは、社内クラブ「日産名車再生クラブ」で2017年にレストア対象となったクルマです。GT-Rを名乗れなかったものの、再生すべき価値のある名車ということが認められ、多くの人の印象に残っているクルマといえます。

【了】

「GT-Rになれなかったスカイライン」に関する画像を見る(8枚)

【買取査定】日産車が高く売れる!?(外部リンク)

画像ギャラリー

1 2

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

【月々8千円!?】新車ハスラーに乗れちゃう!(外部リンク)

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー