シエラも登場した2代目「ジムニー」、歴代モデルの中で最も老若男女に愛された名車

歴代ジムニーの中でも、もっとも人々の心に強く残っているモデルと言えば、2代目なのではないでしょうか。1981年に登場したSJ30は、基本的なメカニズムは先代から受け継ぎながらも、どこかジープの模倣でしかなかったジムニーに、デザインでも性能面でも確固たるオリジナリティを与えていきました。

80年代中盤からの”ヨンクブーム”に影響された2代目ジムニー

 歴代ジムニーの中でも、もっとも人々の心に強く残っているモデルと言えば、2代目なのではないでしょうか。1981年に登場したSJ30は、基本的なメカニズムは先代から受け継ぎながらも、どこかジープの模倣でしかなかったジムニーに、デザインでも性能面でも確固たるオリジナリティを与えていきました。登場時のキャッチコピー「Tough&Neat(頑丈でこぎれいな、の意)」の通り、ただの実用車ではないという印象を体現していたのです。

1986年 ジムニー (JA71)

 その最たるものが、ボディバリエーションです。先代から受け継いだソフトトップ(幌)に加えて、ソフトトップ/ハーフメタルドア、ソフトトップ/フルメタルドア、ハードトップという4つのボディを順次ラインナップ(1990年にはパノラミックルーフを追加)。レジャーなど多様なニーズに応えていました。

 2代目をひと言で表現すると「進化」。80年代中盤からおこった“ヨンクブーム”に影響されて、四駆マニア以外の人にも受け入れられる製品企画がされていました。

 まず登場時のエンジンは、直列3気筒2サイクルエンジンでしたが、1984年に登場したビッグマイナーチェンジ版のJA71では、直列4気筒電子制御インタークーラーターボエンジンに換装。さらに1990年登場のJA11型は660ccに排気量アップ、1995年にはJA22にDOHC4バルブ化されたエンジンが搭載されるなど、時代に合わせた改良が行われています。

 JA12/22型では、長年使い続けてきたリーフスプリング式のリアサスペンションを、コイルスプリング式に変更。走行性能や乗り心地を大幅に改善しました。

4タイプ用意された2代目ジムニーを写真で見る(4枚)

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