苦手な人が多い「前向き駐車」コンビニで“お願い”されるのはナゼ? 「バック駐車」が推奨されない理由があった! 守らなかったら一体どうなる?
コンビニの駐車場では「前向き駐車でお願いします」という掲示をよく見かけることがあります。「バック駐車」がメインの日本において、なぜ「前向き駐車」が推奨されるのでしょうか。
コンビニで見かける「前向き駐車」のお願いの理由とは?
24時間オープンしていて、品ぞろえが豊富な「コンビニエンスストア(以下、コンビニ)」は便利な存在です。
都心部はともかく、たいていのコンビニは駐車場も完備されており、安全に駐車して利用できる店舗として、今やなくてはならないものとなっています。

そんなコンビニの駐車場では、「前向き駐車でお願いします」という看板を目にすることがあります。
日本では、商業施設の駐車場など「バック駐車」が主流なのに対し、コンビニでは「前向き駐車」が推奨されている理由にはどのようなことがあるのでしょうか。
店舗の方に頭を向けて駐車する前向き駐車について、コンビニ店長に聞いてみました。
「バック駐車の場合、排気音が店舗に跳ね返って反響し、近隣に騒音として迷惑をおかけしてしまうことを避けるためだと聞いております。
また、アイドリング状態だと排ガスが店舗に向けられ、来店したお客様に不快な思いをさせてしまう恐れがあることも関係しています」
近隣住民や来店客への配慮から前向き駐車をお願いしているということですが、店舗と駐車スペースが離れている場合は、前向き駐車でなくても問題ないとも言います。
なお、コンビニで推奨している前向き駐車は法的には拘束力がなく、バック駐車しても交通違反などにはならないのですが、駐車スペースと店舗との距離が近いなどの事情があってのお願いですから、素直に従った方がいいかもしれません。
一方で、ほかの駐車場ではバック駐車がメインとなっている日本では、コンビニでの前向き駐車に抵抗を感じる人も多いようです。
海外では前向き駐車がメインとなっており、これは、出庫時に後退するのに十分なスペースを確保できるから。そもそも駐車場が狭い日本では、バック駐車して前進して出庫するほうがやりやすいという違いがあります。
教習所の元指導員に聞いてみると、「日本の教習所ではバック駐車を基本とした駐車方法を学びます。前向き駐車は難しいテクニックはいらないのですが、場所によっては出庫でバックする時に後方が確認しにくいため、前向き駐車が苦手なという人も多いのでしょう」と言います。
苦手意識を持っている人が多い前向き駐車ですが、上手に駐車するコツはあるのでしょうか。
「前向き駐車する時のコツは、少し大回りして駐車枠に収めることです。一回でスパッと駐車できなくても大丈夫ですが、隣の駐車枠のクルマに迷惑にならないよう、何度か切り返しするなどして駐車枠内になるべくまっすぐ停めましょう。
また、バックで出庫する際は慌てずに、目視はもちろん、バックカメラの映像なども確認しながら後退するといいです」(教習所の元指導員)
車種によっては、前向き駐車した時に車輪止めにフロントバンパーぶつけてしまう可能性があります。
車輪止めの高さは150mm前後となっていますので、スポーツカーなど車高の低いクルマは慎重に前向き駐車するようにしましょう。
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交通量が多い街道沿いのコンビニでは、敷地の関係で駐車場が狭いところも多く存在します。
駐車場と道路が近接していると切り返すスペースを十分に確保できず、店舗前の道路で渋滞を発生させないということから、駐車時間を短縮できる前向き駐車が増えてしまうという事情もあるようです。
ただし、前向き駐車は内輪差の関係でバック駐車よりも小回りが利くにくく、まっすぐ停められないといことがあります。
バックして出庫する場合も後続車や歩行者の有無を十分確認して、安全運転に努めましょう。
商店や住宅隣接の駐車場では頭から駐車するのが社会人マナーなのに、日本人にはそもそも社会人マナー全般に乏しく、かつ、駐車場の左右後方(頭から駐車した場合)車間が少なすぎますね。
それなのに乗用車は年々サイズが大きくなり、今や普通車では3ナンバーが主流。
日本は何をしてもボタンの掛け違いをし、そのまま何十年も放置。
だいたい。コンビニ等にエンジンをかけっぱなしで入店すること自体マナーの欠如でしょう。
コンビニの駐車先を斜めに書けばいいだけの話だと思う(左折入場用)。
マナー云々より、頭から入れやすいし、バッグで出しやすいと思うけど。
ちなみに、コンビニの広い駐車場ならバックで簡単に出せると思う。
狭い駐車場ならバックで入れるのも場所(空間)を使うから同じ労力だと思う。
人が邪魔とか危ないとかって考える人もいるだろうけど、そのための運転技術を学んで免許取ったハズだと思うんだけど。