新車230万円! ホンダ「小さな高級車」に注目! 全長4m級“ちょうどいい”サイズ×クラス超え「豪華レザーインテリア」採用! 特別感ある「フィットLUXE」どんな人が買ってる?

ホンダの主力コンパクトカー「フィット」には、上級モデルのような豪華な内外装を持つ「LUXE(リュクス)」がラインナップされています。どのようなモデルで、どういった人に支持されているのでしょうか。

上級モデルからの乗り換えも多い? フィット“最上級”「LUXE」

 ホンダのコンパクトカー「フィット」は2001年の登場以来、広い室内空間や、使い勝手のよさが評価されています。現行型は2020年デビューの4代目で、独自の2モーターハイブリッド「e:HEV」の設定や先進機能「ホンダセンシング」を備えました。
 
 また、ユーザーのライフスタイルやライフステージに合わせて選択できる5つのモデルバリエーションを設定し、豪華な内外装の最上級モデル「LUXE(リュクス)」というグレードも設定しています。
 
 このLUXEを選ぶのはどのような人なのでしょうか。販売店に聞いてみました。

「フィット」の最上級「フィット LUXE(リュクス)」(一部改良前モデル)
「フィット」の最上級「フィット LUXE(リュクス)」(一部改良前モデル)

 現在販売中のフィットは、2022年10月に実施されたマイナーチェンジモデル。ガソリンエンジンは1.3リッターから1.5リッターへと排気量をアップし、パワーの向上を図りました。e:HEV車も出力アップしています。

 その後、2024年9月にも改良を受け、各グレードでも装備の充実化を図りました。

 ボディサイズは、ボディサイズは全長3995-4095mm×全幅1695-1725mm×全高1515-1570mm、ホイールベースは2530mm。今や貴重な5ナンバー枠の普通乗用車でもあります。

 ラインナップは5つあり、シンプルなモデルから、クロスオーバースタイルのモデル、スポーティな装いのモデルなどがあるなか、ひときわ洗練と上質を兼ね備えたスタイリッシュなモデルがLUXE。

 プラチナ調クロームメッキなど、高級感を演出するLUXE専用エクステリア、専用デザインとなる16インチアルミホイール、本革シート、本革巻きステアリングホイール(ヒーター付き)、本革巻きシフトレバー、運転席&助手席シートヒーター、ワイヤレス充電機能といった数々の専用装備が備わります。

 そしてLUXEを選ぶうえで注目の装備といえば「ライトブラウン内装(キルティングパーフォレーション本革シート)」です。

 インテリア全体がベージュ系統のシックで明るい色になり、ワンクラス以上の高級車のような上質な雰囲気を味わえ、まさに「小さな高級コンパクトカー」といえるでしょう。

 なおライトブラウン内装はメーカーオプション(工場生産時に装着されるオプション)のため、契約時に注文する必要があります。

 フィット LUXEの車両本体価格(消費税込)は、230万円から284万6000円。注目のライトブラウン内装のオプション価格は、e:HEVで4万4000円、ガソリン車が4万5100円であることを考えると、ぜひとも押さえておきたい装備といえます。

 では、このLUXEを選ぶのはどのような人なのでしょうか。首都圏のホンダディーラーのスタッフは以下のように答えてくれました。

「子育てが一段落し、ご夫婦2人でお乗りになる60代以降の方がお選びになる印象がありますね。

 ご主人様としてはもっと大きなモデルに乗りたいけれど、奥様も運転されるということで、取り回しが楽なフィットがちょうどいいサイズだと評価していただいております。

 なかでもLUXEをお選びになるお客様は、愛車に対してこだわりをお持ちで『長く乗りたいし、せっかくだから良いグレードを』ということで装備が充実しているこのモデルを選ばれていらっしゃいます。

 ただ、ライトブラウン内装を選ばれる方は意外と少ない印象です。車内の雰囲気が激変する装備の割には価格も抑えられていますし、おすすめの装備だと思いますね」

 また、別のホンダディーラーではこのようなコメントもありました。

「当店で一番人気のグレードはHOMEです。5ナンバーで室内が広いクルマが欲しいという、60代以降の方に好まれているイメージがあります。

 HOMEとLUXEと比較すると、ガソリン/e:HEVモデルともに30万円ほどの価格差があるため、『LUXEにも惹かれるけれど、そこまでは望んでいない』というケースが多いです。

 反対にLUXEをお選びになるお客様のなかには、ライトブラウン内装仕様が気に入ったので指名買い、というケースがあります。

 それまではコンパクトなドイツ車に好んで乗っていたけれど、ハイオクガソリンで維持費が高く、国産車に乗り換えるタイミングでこのクルマの存在を知り、乗り換えを決めたお客様がいらっしゃいましたね」

 5ナンバー枠の普通乗用車でありながら、高級車のような雰囲気が味わえるLUXE。欧州モデルからの乗り換えや、審美眼のある高年齢層などの心をつかんでいるようです。

 まさに通好みなチョイスとして、こだわり派の次期愛車候補のひとつとして気に留めておく価値はありそうです。

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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2件のコメント

  1. VWゴルフやポロからの乗り換えという感じかな。
    トヨタみたいな「高級感」じゃなくて実用の印象があるから、レザーシートもいい選択かも。価格帯も確かに魅力的。半額で乗れると言っても過言じゃないしね。

  2. 変速シフト操作はコラムにして欲しかったですフロワーはなれまで時間かかる

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