トヨタが新型「アーバンクルーザー」発表! ヤリスクロスより“ちょいデカ”&精悍“サメ顔”採用! 新たな「コンパクトSUV」25年後半に欧州で発売
トヨタのドイツ法人は新型「アーバンクルーザー」の詳細を発表しました。2025年後半に欧州で発売される予定の小型SUVですが、どのような特徴があるのでしょうか。
全長4.3m以下でも室内広い!
トヨタのドイツ法人は2025年3月12日、新型コンパクトSUV「アーバンクルーザー」の詳細を発表しました。
同車は、2023年11月に発表された「アーバンSUVコンセプト」の市販モデル。コンパクトながら広い室内空間と力強いデザインを実現したBEV(バッテリーEV)です。

新型アーバンクルーザーは、「アーバンテック」デザインを採用しており、フロントエンドは、トヨタの新世代モデルを象徴する「ハンマーヘッド」ルックとスリムなヘッドライトユニットが目を引きます。
また、筋肉質なフェンダーや横一文字デザインのテールライトにより、存在感のあるリアエンドを表現しました。
ボディサイズは全長4285mm×全幅1800mm×全高1640mm、ホイールベース2700mmと、トヨタのコンパクトSUV「ヤリスクロス」(全長4180-4200mm×全幅1765mm×全高1580-1590mm)より少し大きいのですが、それでもコンパクトなボディにより、都市部での使用に適しています。
一方、2700mmという長いホイールベースとスライド式リアシートのおかげで、驚くほど広い室内空間を実現。後部座席の足元スペースはより大きなボディを持つDセグメントレベルまで拡張することができます。
インテリアデザインは、水平基調で低く抑えたインパネを採用やシートを高めに設定することで、良好な視界を確保。12種類の色設定を備えたアンビエントライトにより、室内の雰囲気を変えることができます。
新型アーバンクルーザーは、BEV向けに新開発された軽量プラットフォームをベースとしました。この構造では床にクロスメンバーが不要なため、車内スペースを犠牲にすることなくバッテリー用のスペースを増やすことができます。
2つのバッテリーオプションが用意されており、前輪駆動では、49kWhバッテリーを搭載したモデルの目標航続距離は約300km、より大きな61kWhバッテリーを搭載したモデルの目標航続距離は400kmです。
全輪駆動の61kWhバッテリー搭載車では、フル充電で最大350kmの走行が可能。どちらのバッテリーも、長寿命でコスト効率に優れたリン酸鉄リチウム技術を採用しました。
全輪駆動モデルは後車軸に48kWのモーターを追加。滑りやすい路面でヒルディセントアシスト、トレイルおよびスノー走行モードも搭載されています。
新型アーバンクルーザーには、衝突前緊急ブレーキ、アダプティブ クルーズ コントロール、車線逸脱警報、車線維持支援などの高度なアクティブ セーフティおよび運転支援機能が標準装備されています。
10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと10.1インチのマルチメディア ディスプレイがひとつのユニットに統合され、デジタルユーザーエクスペリエンスを実現。Apple CarPlayとAndroid Autoにより、スマートフォンとの接続も可能です。
さらに高品質な機能として、360度カメラ、JBLサウンド システム、電動調整式運転席、ガラスルーフなどが搭載されました。
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新型アーバンクルーザーは、2025年後半に欧州で発売される予定です。
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