マツダの人気車種であるCX-5の残価率はどうでしょうか。首都圏のあるマツダ販売店の担当者は次のように話します。
　
「CX-5の残価率は月間走行距離1000kmで、3年で55%、5年で35%と設定しています。残価率は平均的で、マツダスカイプラン（残価設定ローン）で購入しても大きく損はしないような設定かと思われます」

　それでは、CX-5の人気グレードで残価設定ローンを使用する場合、月々はいくらになるのでしょうか。

　前出の担当者によると、人気のグレードは「25S Sports Appearance（2WD）」となっているようです。

　当モデルを例に計算してみます。本体価格は358万1600円にオプション・諸費用を加え54万円追加します。購入価格は合計で平均約412万円になります。

　頭金・下取りは無しで月1000kmプランの5年契約の均等払いで計算してみると、残価設定ローンでは61回払いで、金利は3.4％となります。月々のお支払い額はおおよそ5万4900円です。

一方で、前出のお店で通常ローンの計算をしてみると、5年借入、60回払いで設定した場合、金利は5.9％です。支払総額は車体価格に金利を加えた金額になるため、残価設定ローンよりも高く、月々約7万9500円になります。

　残価設定ローンは、通常のローンと比較すると5年契約で月々の支払額が約2万4600円安くなります。

　マツダの公式サイトによると、ライフスタイルに変化がある方や初めてのクルマ・セカンドカーを検討している人にはマツダスカイプランをおすすめしているようです。

※　※　※

　車両を返却して手元に残さない場合であれば、残価設定ローンを積極的に利用することで、月々の支払い額を抑えることができそうです。

　また、自身のライフスタイルを考えて、それにあわせて購入・乗り換えをすることも可能になります。