マジ最悪! 空いてるのになぜ「トナラー」現れる? どんな神経してるの!? あえて「隣に停める」のはワザなのか? 「ガラ空き駐車場」で起こる“隣人トラブル” 当事者はどう思ってる?
トナラー対策への備えは?
では、トナラー対策にはどのような方法があるのでしょうか。
主に考えられるのが、「駐車場の端っこに停める」「隣が駐車禁止区域に停める」「左右が壁の“特等席”に停める」「タワーパーキングの駐車場に停める」「趣味車、あるいはあきらかにクルマを大事にしている人の隣に停める」等が挙げられます。
![有効な手立てはあるのか[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/05/20240516_tonara_000.jpg?v=1715849650)
端っこや、隣が駐車禁止区域の場所に停めつつ、さらに駐車スペースをはみ出してトナラー対策をしているクルマを見掛けることがありますが、「絶対にトナラートラブルに巻き込まれたくない」という、オーナーの無言の主張がビシビシと伝わってきます。
それ以上に有効なのが、地下駐車場などで多い、左右が壁の特等席に停めるという方法。
ただし、理想的なトナラー対策ではありますが、考えていることは皆さん同じ。左右が壁の駐車スペースは特等席であることは言うまでもなく、日々、激しい争奪戦が繰り広げられています。
苦労のすえ、特等席に停められたときの安心感や達成感は、筆舌に尽くしがたいものがあります。
もう少し確実な方法を狙うとすれば、タワーパーキングの駐車場に停める方法があります。
ただ、これは設置されている場所が限られている点、そして駐車できる車種が限定される点(特に全高が高いSUVやミニバンは不利です)が挙げられます。
また、筆者が個人的によく使う手として「趣味車、あるいはあきらかにクルマを大事にしている人の隣に停める」が挙げられます。
年代や車種を問わず「このオーナーは大事に乗っているだろうな」というオーラは、雰囲気で察することができるはずです。
そして、こちらもそのように努めているならば、おそらく相手も察してくれて、きっと許してくれます。
もうひとつが、これは非常にトゲのある方法で、実践するには若干の覚悟が必要ですが「トナラー対策中(隣に停めないで)」とったサインを、フロントガラスの内側に堂々と掲示するといった手もあります。
ただ、それでもトナラーしてくる人は容赦なく停めてきますし、そのあたりの「空気が読めない」ことも事実。外の駐車場は自分の持ち物でもないですし、効果は限定的です。
やはりいずれにしても、最後は運任せになってしまうのが辛いところ。
せめてもの対策として、ドライブレコーダーの駐車監視モードをオンにして、不測の事態に備えておきたいものです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。
























